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上司が嫌いな部下にとる態度8つ!嫌われる理由から対処法まで解説

学びを結果に変えるアウトプット大全
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上司に意見を聞いてもらえない、目を合わせてもらえないなどの理由から「もしかして上司に嫌われている?」と心配になっている人もいるでしょう。

この記事では、樺沢紫苑著書『学びを結果に変えるアウトプット大全』をもとに、上司が嫌いな部下に対してとる態度から、嫌われているときにすぐできる対処法まで紹介します。

上司に嫌われているのではないかと不安な人、上司に嫌われて辛い状況から抜け出したい人はぜひ参考にしてください。

この記事は書籍『 学びを結果に変えるアウトプット大全 』の関連コラムです。

上司が嫌いな部下にとる態度・サイン8つ

上司が嫌いな部下にとる態度・サインには、いくつか共通の特徴があります。ここでは、上司が嫌いな部下にとる態度やサインを紹介します。

1.無視したり会話を避けたりする

上司が嫌いな部下にとる態度としてよくあるのが、無視をしたり会話を避けたりするというもの。

他の部下や上司とは挨拶し合ったり仕事の合間や休憩中に雑談をしていたりするのに、自分とは一切話してくれないという場合、嫌われている可能性が高いです。

仕事上の報告や連絡、相談も難しいため、仕事の進行に問題が出る可能性があります。

2.目を合わせない

目を合わせようとしないのも、上司が嫌いな部下に対して取る態度のひとつです。

たとえば、自分は顔を見て話しているのに上司はパソコンから一切こちらに顔を向けず返事をしたり指示を出したりするケースが挙げられます。

業務上必要な会話はできるため無視をされるよりいいかもしれませんが、他の人とは笑いながら話しているのを見るのは精神的にかなりしんどいかもしれません。

3.常に睨んでくる

嫌いな部下に対し、常に睨むという行動を取る上司もいます。

睨まれていると行動のすべてを監視されているようで落ち着かない、仕事へのモチベーションが削がれてしまうなど業務に支障が出る可能性が高いです。

まれに成長を期待して注視されていることもありますが、強い不快感がある場合には上司に嫌われていると考えてよいといえます。

4.近づいたら急に笑顔が消える

自分が近づくと上司の顔から急に笑顔が消えるのも、嫌われているときによくあるサインです。

他の部下や同僚と話すときには笑顔があるのに、自分と話すときは常に真顔であるなど明らかに差別されているように感じる場合は嫌われていると考えて問題ありません。

5.意見をすべて否定してくる

上司に意見をすべて否定される、もしくは最後までしっかり聞いてくれないという場合も嫌われている可能性が高いです。

否定されるのは、誰でも多少傷つくものです。上司はそれを見越して、嫌いな部下に対しそのような態度を取っています。

このような上司には、いくら自分の意見を言っても意味がない可能性が高いです。そのため、他の上司を通じて意見を伝えるなど工夫して立ち回りましょう。

6.嫌いな部下にだけ怒鳴る

嫌いな部下には、すぐに怒鳴る上司も多いです。

他のメンバーがミスをしても穏やかに対応しているのにもかかわらず、自分が少しでもミスをしたり上司の思い通りに動かなかったりしたときにすぐ怒鳴るのであれば嫌われているかもしれません。

怒鳴りつけはしなくとも他のメンバーがいる前で厳しい言葉で批判されたり、責任を過度に追及されたりする場合には嫌われている可能性が高いといえます。

7.面倒な仕事ばかり渡してくる

嫌いな部下に対しては、与える仕事を選別していることも多いです。

自分が苦手な業務や他のメンバーも担当したくない厄介な業務ばかり振ってくる場合は、嫌われている可能性が高いといえます。

8.他の人と接しているときと比べて明らかに冷たい

上司が他の人と接するときと比べ、明らかに冷たい態度を取る場合は嫌われている可能性が高いです。

これは、自分が関わりたくない相手や嫌いな相手を前にして嫌な気持ちが表に出てしまっているためと考えられます。

このケースでは、自分には冷たいのに他の人と明るく楽しそうに話している上司を日常的に見ることになるためメンタルに悪影響を及ぼす可能性があります。

上司に嫌われるのはなぜ?部下を嫌いになる5つの理由

上司が嫌いな部下に対して取る態度については理解できたけれど、なぜ上司に嫌われてしまうのかわからない人も多いはず。

ここからは、上司が部下を嫌いになる主な理由を紹介します。

1.仕事ができない、仕事が遅い

仕事ができない人や仕事を効率よくこなせない人は、上司に嫌われやすいです。上司は、仕事上の責任を担っています。そのため、ミスが多くてトラブルを起こしやすかったり、仕事が遅くて業務の進行に支障をきたしたりする人は嫌われやすいのです。

仕事ができなかったり仕事が遅かったりするのは周囲の迷惑になるため、嫌われていなくても改善が必要です。

自分の仕事の出来に原因があると感じている場合は、いち早く一定ライン以上の仕事ができるように行動しましょう。

自分では仕事が遅い、仕事ができないとは思っていない場合でも、上司には仕事ができない人と映っている可能性があります。

仕事に問題があるのかわからない人は、上司に直接確認してみるとよいでしょう。

2.ミスを素直に認めない

自分がしたミスを素直に認めない人は、上司に嫌われやすいです。ミスを認めずに言い訳や他責にすることが多い人は、信頼されません。

さらに、自分のしたことに責任を持てない人とは一緒に働きたくないと思われてしまいます。

人は誰でもミスをするものですが、ミスは素直に認めて謝罪することが大切です。

3.指示をきかずに勝手な行動をとっている

仕事において、自分で考えて行動するのは大切なことです。しかし、上司に指示を仰がず自分で考えて行動してばかりいると、上司から自分勝手に行動していると捉えられてしまいます。

上司は全体を見て何をする必要があるのか考えているため、部下よりも今やらなければならないことを的確に理解しています。

自分で考えて行動する機会が多い人は、上司に相談したりやるべきことを確認したりする機会を増やしましょう。

4.態度が悪い

仕事ができる・できない以前に、基本的な態度やマナーの悪さで嫌われている可能性もあります。

仕事をするなかで、コミュニケーションは非常に重要な要素です。とくにコミュニケーションの大部分は態度や表情、振る舞いが占めるといわれています。そのため、態度が悪い部下は上司に嫌われやすいのです。

態度は、すぐにでも改められること。仕事中の態度に問題があると感じた場合には、改善に向けて取り組むとよいでしょう。

5.上司に対する文句を言っている

日頃、上司に対する文句を言っている人は上司に嫌われる傾向にあります。文句を言われているのが自分ではないとしても、文句を言っている人に良い印象は抱かないでしょう。

また陰では自分に対する文句も言っているのではないかと感じ、文句を言っている部下とは良好な関係を築こうと思えません。これにより、上司の文句を言っている部下は上司が嫌いになりやすいのです。

上司に嫌われた!今すぐできる6つの対処法

ここまで、上司が嫌いな部下に取る態度から上司が部下を嫌いになる理由まで解説しました。では、上司に嫌われてしまったらどうすればよいのでしょうか。

自分がなぜ嫌われているのかを考える

まず、自分がなぜ嫌われているのかを考えて嫌われる原因となっていそうな事柄を書き出してみましょう

その後、書き出された事柄に対して一つずつ対策を考えて行動を改めていきます。こうすることで上司の見方が変わり、上司の態度も徐々に良い方向へと変化していくことが期待できます。

ミスをしたときには素直に謝る

ミスをしたときには、素直に謝ることも大切です。上司はミスを責めたいのではなく、ミスを減らすための対策を立てたいと思っています。

ミスをしたときには素直に認めて謝罪をし、同じミスをしないためにはどうすればよいか上司とともに対策を考えるようにしましょう。

勘違いや誤解が起きている場合には説明する

上司との間に誤解や勘違いが生じていないか確認することも大切です。誤解や勘違いが解消するだけで、上司との関係がよくなるケースは多いといわれています。

勘違いや誤解が生まれている場合には、上司と話し合いの場を設けてしっかりと説明を行いましょう。その後も勘違いや誤解がうまれないよう、上司との丁寧なコミュニケーションを大切にするとよいです。

感謝を伝えるようにする

嫌われている上司に対し、感謝を伝えるのも効果的といわれています。

感謝を伝えられた側は幸福感・多幸感などに包まれるため、感謝の言葉を伝えてきた相手に対して悪い印象は抱きません。むしろ、相手に対して好意的な印象を持つケースが多いです。

上司の行動に対し少しでも助けられた、勉強になったと感じることがあった際には積極的に感謝の言葉をかけていきましょう。

嫌われているのは仕方ないと割り切って関わる

場合によっては、上司に嫌われていることを仕方ないと割り切ることも大切です。人間だれしも、分かり合えない人は存在します。

そのうえ、職場はみんなと仲良くすることが目的ではありません。職場の人間は、仕事を円滑に進めるために集められたメンバーです。そのため、フレンドリーな関係を築けなくても、仕事上必要なコミュニケーションが取れるのであれば問題ないのです。

さまざまな方法を実行しても上司との関係が改善しない場合には、上司とは仕事上の関係であると割り切り必要なコミュニケーションだけ取るようにするのがおすすめです。

辛いなら転職も検討する

上司に嫌われていることで精神的に辛い状況に陥っている場合、転職も視野に入れたほうがよいです。

いつか状況が変わるのではないかと無理して働き続けていると、精神的・身体的な病気を発症してしまう可能性があります。

とくに精神的な病気は、一生涯付き合わなければならないものも多いです。辛いときには、我慢せずに転職も考えましょう。

まとめ

上司が嫌いな部下に対してとる態度は、ある程度決まっています。今回紹介した内容から、上司に嫌われているかどうかチェックしてみましょう。

上司に嫌われている場合も、嫌われている理由を特定して改善に向けて行動していけば状況は変わる可能性が高いです。

樺沢紫苑著書『学びを結果に変えるアウトプット大全』では、本記事で紹介した内容のほかにも上司との関係改善に役立つヒントがたくさん詰めこまれています。

上司との関係で悩んでいる人は本書を読み、実践しやすいものから少しずつ取り入れてみてください。