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いい会社だけど辞めたいと考える5つの理由とは!退職の3つの判断基準を解説

学びを結果に変えるアウトプット大全
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「いま働いている会社に不満は無いけど、辞めたいと思っている」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか?

次に行く会社が、いまよりもいい会社になるとは言えないため、転職すべきかどうか迷ってしまいますよね。

そこでこの記事では「いい会社だけど辞めたい」と考えている方に対して、辞めるメリットやデメリット、辞めるまえにやるべきことを解説します。

自分のキャリアを考えた際に、よりよい環境へ身を置きたいと考えている方は、ぜひ最後まで記事をご覧ください。

この記事は書籍『 学びを結果に変えるアウトプット大全 』の関連コラムです。

いい会社だけど辞めたいと感じてしまう5つの理由

こちらでは、いい会社だけど辞めたいと感じてしまう理由を5つ紹介します。

  1. 仕事に求める優先順位が変わった
  2. 新たにやりたいことが見つかった
  3. 成長を実感できない
  4. 人間関係でストレスがある
  5. 昇給・昇進が見込めない

それぞれ詳しく解説します。

1.仕事に求める優先順位が変わった

自分が仕事に求める内容の優先順位が変わったことにより、いい会社でも辞めたいと感じるケースがあります。「すべての条件に対していい会社」というのは少なく、視点を変えると「あまりよくないかも」と思うこともあるでしょう。

例えば「給料がいい」という条件に惹かれて入社したものの、数年後に家族ができて、給料よりも休みの取りやすさや残業の少なさの優先度を上げることは珍しくありません。

このように、自分が会社に求めるものが変わることで、辞めたいと感じてしまいます。

2.新たにやりたいことが見つかった

入社後に、自分が本当にやりたいことが見つかったというケースも、会社を辞めたいと思うきっかけのひとつです。自分がやりたいことがいまの会社では実現できない場合、夢を追うためには辞めざるを得ません。

ところがいまの会社も「いい会社」ではあるため、将来的な待遇や「本当にやりたいことが実現できるのか」という不安が発生し、退職するのをためらってしまいます。

その結果「やりたいことのためには辞めたいものの、本当に辞めていいかわからない…」という状況に陥るのです。

3.成長を実感できない

いまの会社では自分の成長が実感できないというのも、辞めたくなる理由のひとつです。

「仕事が楽」「プレッシャーが少ない」という面を見て、いい会社だと感じる方もいます。ところが単調な仕事を繰り返していると、徐々に「自分はスキルアップしているのか」「社会に出て通用する能力が身についているのか」と不安を覚え、より成長できる環境に身を置きたいと感じてしまいます。

特に現在では終身雇用制度が失われつつあるので、「このまま定年まで在籍できるのかな」と、同じ仕事を繰り返す毎日に焦りを覚えることは珍しくありません。そしてスキルアップを求めて、別の会社への転職を検討するのです。

4.人間関係でストレスがある

会社の待遇や仕事内容に不満はなくても、一緒に働く同僚や上司との人間関係に悩む方は多いです。

日本労働組合総連合会が実施した「コロナ禍における職業生活のストレスに関する調査2022」では、現在の仕事や職場生活に関してストレスとなっているものの1位が「人間関係(30.9%)」でした。

給料や仕事については入社前にある程度わかりますが、人間関係については実際に働いてみないとわかりません。やりがいを持って働いてはいるものの、人間関係の様々なトラブルに巻き込まれた結果「人間関係がよくないから辞めたい」と感じてしまいます。

5.昇給・昇進が見込めない

多くの人にとって「いい会社」は、離職率が低い傾向にあります。ところが離職率が低いせいで、課長や部長職などの重要なポストが空かず、昇進や昇給が見込めないことがあります。

仕事で結果を出しているにもかかわらず、年功序列で大幅な昇進・昇給ができない状態だと、辞めたいと感じてしまうでしょう。

いい会社を辞めるメリットとデメリット

こちらでは、いい会社を辞めるメリットとデメリットを解説します。

  • メリット:新たなスキルが身につく
  • メリット:いま抱えている悩みを解消できる
  • デメリット:待遇面がよくなるとは限らない
  • デメリット:環境が急激に変化する

メリット:新たなスキルが身につく

職場ん環境を変えることで、いままでは持っていなかった新たなスキルが身につく可能性が高いです。別業種に特化した専門的なスキルだけでなく、チームをまとめるマネジメントスキルなど、どの会社でも必要とされる能力を得られることもあるでしょう。

特に単調な仕事ばかりで「いまの会社にいても自分の能力が高まらない」と感じている人にとっては、スキルを磨ける場が与えられるのは大きなメリットです。

メリット:いま抱えている悩みを解消できる

新しい会社に転職することで、いま抱えている悩みを解消できる可能性が高まります。

  • より給料の高い会社へ転職する
  • 家族のために残業や転勤のない会社に就職する
  • 専門スキルを磨いて、自分が本当にやりたい仕事に就く

自分でしっかり転職先のリサーチを実施すれば、悩みを解消できる会社を見つけられるでしょう。特にいま多くの不満を抱えている人にとっては、会社を辞めることがメリットに働く可能性は高いです。

デメリット:待遇面がよくなるとは限らない

「いまよりもっと好待遇の会社へ転職したい」と考えている方は要注意です。転職先が必ずしも、いまより待遇がいい会社であるとは限りません。

もちろん転職サイトにある求人情報である程度の待遇を知ることは可能ですが、実情が大きく異なることは十分に考えられます。例えば「残業代フル支給」と書いていたのに、実際はある程度の時間で強制的にタイマーを切らされる、という職場である可能性も0ではありません。

いまいる会社を「いい会社」だと思っているということは、ある程度待遇や条件がいいと考えられます。それ以上の条件の会社を探すのは、少しハードルが高いと思っておきましょう。

デメリット:環境が急激に変化する

どんな会社に転職するにせよ、いまとは環境が大きく変わることは間違いありません。どんな場面でも、新しい環境に適応するまでには、それなりのストレスがかかるものです。

人によってはストレスに耐えきれず、体調を崩したり、精神的に不安定な状況になったりすることも考えられます。

もちろん転職を実現するには、環境の変化に適応する必要があります。ただしほぼ確実にストレスが発生してしまうため、仕事以外のプライベートな部分でストレスが多くかかっている状態のときは、転職を避けるとよいでしょう。

いい会社は辞めてもいい?3つの判断基準を紹介

「いまの会社も十分条件がいいけど、本当に辞めてもいいのかな?」と悩む方もいるのではないでしょうか。

そこでこちらでは、会社を辞めるべきかどうかを、3つの判断基準に分けて紹介します。

  1. やりたいことが明確にある
  2. いまの会社に将来性がない
  3. 待遇の変化に耐えられる

1.やりたいことが明確にある

いまの会社では実現できない、やりたいことが明確にある場合は、転職することをおすすめします。仕事に対して強い想いを持っている方は、環境や待遇の変化に耐えて努力できる可能性が高いからです。

人生において大切なのは「自分がどうあるべきか」なので、いまの職場ではやりたいことができないのであれば、辞めてしまうのはひとつの手段だと言えます。

2.いまの会社に将来性がない

いま働いている会社に将来性がない場合も、辞めることを検討しましょう。「給料が上がらない」「昇進が見込めない」といった自身の状況だけでなく、会社全体の業績にも注意を向けることが大切です。

仮に長年業績が悪い状態の場合、会社が倒産して路頭に迷うということも考えられます。その際に自分にスキルがない状態だと、転職活動がうまくいかず、条件の悪い会社しか選べないということになりかねません。

あまり将来性を感じられない場合は、新天地でキャリアアップを目指すことをおすすめします。

3.待遇の変化に耐えられる

いま在籍している会社が「いい会社」である以上、それ以上の待遇の会社を見つけるのは難しいかもしれません。

そのため、将来的なキャリアアップを見越したうえで、待遇が変化しても耐えられるような会社を選ぶようにしましょう。例えば「やりたいことができる」「風通しのよい社風」など、待遇以外に魅力がある会社を探してみてください。

いい会社を辞める前にやっておくべきこと3選

こちらでは、いい会社を辞める前にやっておくべきことを紹介します。

  1. 在籍中に次の職場探しを始める
  2. 第三者の意見を聞く
  3. 自身のスキルアップを心がける

それぞれ詳しく解説します。

1.在籍中に次の職場探しを始める

転職活動は、できればいまの会社に在籍している状態で開始しましょう。仕事を辞めてから就職活動を行ってしまうと、どんどん貯金が目減りしてしまいます。

減っていく資産に耐えられず、自分の理想ではない会社へ妥協して就職してしまい、苦労することが考えられるので、しっかり準備をしてから転職するのが無難です。

2.第三者の意見を聞く

転職活動は自分だけで決めるのではなく、他者の意見を聞くことも大切です。自分だけで進めてしまうと、方向性が誤っていても軌道修正がうまくできない恐れがあります。

家族がいる場合は意見を聞き、転職エージェントなどのサービスを利用するなど、第三者の意見も聞き入れたうえで、最適な選択ができるようになりましょう。

3.自身のスキルアップを心がける

転職先をいまよりよい環境にするためには、自分のスキルをアピールすることが大切です。特に年齢を重ねてからの転職活動は、即戦力的な働き方が求められます。

そのため「いまの会社でしか使えないスキル」だけを持っている状態だと、あまり活躍できないと判断されてしまうかもしれません。

そうならないために、マネジメントスキルの勉強や希望する業界での専門資格の取得など、スキルをアピールできる状態を作ってみてください。

まとめ

いい会社を辞めるというのは、勇気がいるものです。後悔しないためにも、自分なりにしっかりと準備して、さらにいい会社へ転職できるように準備を進めていきましょう。

もし自分のスキルアップを目指したいなら、樺沢紫苑氏の著書『学びを結果に変えるアウトプット大全』をご覧ください。アウトプット大全では、学んだことを結果に変えて自己成長に繋げるアウトプットの方法を紹介しています。

効率よくスキルアップしていくための情報が詰まっているので、ぜひ手に取ってみてください。

この記事は書籍『 学びを結果に変えるアウトプット大全 』の関連コラムです。