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行動力のある人の7つの特徴とは?行動力を高めるためのアクションを解説

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「行動力がある人ってどんな特徴があるんだろう?」
「自分も行動力を身につけて、現状を変えたい」

行動力は生まれつきの才能ではなく、後天的に高められるスキルです。行動力がある人の特徴を理解し、適切な方法を実践すれば、誰でも行動力を身につけられます。

この記事では行動力について、以下の内容を解説します。

  • 行動力がある人の特徴
  • 行動を阻害する心理的要因
  • 行動力を高めるアクションや考え方

この記事を読むことで、行動力の本質を理解し、具体的な改善方法を知ることができます。
今日から実践できる内容ばかりですので、ぜひ最後まで読んでみてください。

この記事は書籍『 ユニークな行動を取れる人がいつも考えていること 』の関連コラムです。

行動力がある人の7つの特徴を解説

行動力がある人には、共通した特徴があります。以下の7つの特徴を詳しく見ていきましょう。

1.向上心が高く好奇心が旺盛

行動力がある人は、向上心が高く好奇心が旺盛です。常に新しいことを学び、成長したいという気持ちを持っています。

向上心が高い人は、現状に満足せず、より良い状態を目指そうとします。例えば、営業職の人が売上目標を達成した後も、さらに高い目標を設定して挑戦を続けるような姿勢です。

また、好奇心が旺盛な人は、未知の分野に対しても積極的に学ぼうとします。新しい技術やトレンドが出てきたときに、「面白そうだから試してみよう」と考えるのです。

この特徴により、行動力がある人は常に新しいことにチャレンジし続けることができます。失敗を恐れずに挑戦する姿勢が、結果的に多くの経験と成長につながるのです。

2.目的意識・目標が明確

目的意識・目標が明確な人は、行動の方向性がはっきりしているため、迷いなく行動できます。

何をすべきかが分かっているため、行動に移すスピードが速くなります。例えば、「3年後に独立する」という目標があれば、そのために必要なスキルの習得や資金の準備など、具体的な行動計画を立てることができます。

逆に、目標が曖昧な人は「何となく現状を変えたい」と思っていても、具体的に何をすれば良いかが分からないため、行動に移せません。

目的意識が明確な人は、日々の行動が目標達成につながっているかを判断できるため、無駄な行動を避け、効率的に成果を出すことができます。

3.主体的に取り組める

行動力がある人は、主体的に取り組む姿勢を持っています。他人に指示されるのを待つのではなく、自分から積極的に動きます。

主体的な人は、問題が発生したときに「誰かが解決してくれるだろう」と考えるのではなく、「自分に何ができるか」を考えます。職場で新しいプロジェクトの話が出たときに、「やらせてください」と手を挙げるのも主体性の表れです。

受動的な姿勢では、チャンスが目の前にあっても気づかなかったり、気づいても行動に移せなかったりします。主体的な姿勢を持つことで、自分の人生をコントロールしている実感を得ることができます。

4.決断力がある

決断力がある人は、必要な情報を集めた後、素早く判断します。完璧な答えが出るまで待つのではなく、現時点での最善の選択をします。

決断力のある人は、80%の確信があれば行動に移します。例えば、転職を考えているときに、全ての条件が完璧に揃うまで待つのではなく、「この会社なら成長できそうだ」と判断したら応募に踏み切ります。

一方、決断力のない人は、情報収集ばかりを続けて行動に移せない傾向があります。完璧な答えを求めすぎると、結果的にチャンスを逃してしまうことになります。

決断力を持つことで、スピード感のある行動が可能になり、他の人よりも早く成果を出すことができます。

5.失敗やミスに怯えない

行動力がある人は、失敗やミスを恐れない姿勢を持っています。失敗を学習の機会と捉え、成長のための必要なプロセスだと理解しています。

失敗を恐れない人は、新しいことにチャレンジするときに「うまくいかなかったらどうしよう」ではなく、「失敗しても学ぶことがあるから大丈夫」と考えます。

例えば、新しいビジネスを始めるときに、「失敗したら恥ずかしい」と考える人は行動に移せませんが、「失敗しても経験になる」と考える人は積極的に挑戦します。

失敗への恐怖心を克服することで、より多くのチャレンジができるようになり、結果的に成功の可能性も高まります。

6.学ぶ姿勢を持ち続けている

学ぶ姿勢を持ち続けている人は、常に成長し続けることができるため、行動力を維持できます。

学習意欲の高い人は、成功しても失敗しても、そこから何かを学び取ろうとします。セミナーに参加したり、本を読んだり、経験者からアドバイスを求めたりと、積極的に学習機会を作ります。

また、学ぶ姿勢を持っている人は、自分の無知を認めることができるため、素直に他人の意見を聞くことができます。プライドが邪魔して学習を妨げることがありません。
継続的な学習により、新しい知識やスキルを身につけることで、より高度な挑戦ができるようになります。

7.完璧を求めすぎない

完璧を求めすぎない人は、「まずやってみる」という姿勢を持っています。100点を目指すのではなく、60点でも行動に移すことを優先します。

完璧主義の人は、全ての準備が整うまで行動に移せませんが、行動力がある人は「とりあえずやってみて、やりながら改善しよう」と考えます。

例えば、ブログを始めるときに、完璧な記事を書こうと思うといつまでも公開できませんが、「まずは書いて公開してみよう」と考える人は、実際に行動に移すことができます。

完璧を求めすぎないことで、行動のハードルが下がり、より多くのことに挑戦できるようになります。

行動を阻害する心理的要因を解説

行動力を身につけるためには、行動を阻害する心理的要因を理解することが必要です。主な要因を3つ解説します。

他人と比較してしまっている

他人と比較してしまう人は、自分の価値を他人との相対的な関係で判断するため、行動に移せなくなります。

他人と比較する習慣がある人は、SNSで友人の成功を見て「自分はダメだ」と落ち込んだり、同僚の昇進を知って焦ったりします。このような比較は、自己肯定感を下げ、行動への意欲を奪う結果になります。

また、他人と比較することで「自分はあの人より劣っているから、挑戦しても無駄だ」という思考に陥りがちです。例えば、副業を始めようと思っても、すでに成功している人を見て「自分には無理だ」と諦めてしまいます。

他人との比較をやめ、自分自身の成長に焦点を当てることで、行動力を高めることができます。

現状維持バイアスが発生している

現状維持バイアスとは、変化を避けて現状を維持しようとする心理的傾向です。このバイアスが強い人は、新しいことに挑戦することを避けがちです。

現状維持バイアスは、人間の本能的な防衛反応です。変化には不確実性が伴うため、脳は「今のままの方が安全だ」と判断します。例えば、転職を考えていても「今の会社も悪くない」「転職先でうまくいく保証はない」と考えて、結局現状を維持してしまうのです。

しかし、現状維持バイアスに支配されていると、成長の機会を逃してしまいます。変化を恐れず、小さな一歩から始めることで、このバイアスを克服できます。

人の目が気になりすぎている

人の目が気になりすぎる人は、失敗したときの周りの反応を恐れて、行動に移せません。

人の目を気にしすぎる人は、「失敗したら笑われるかもしれない」「周りからどう思われるだろう」という不安が先立ち、チャレンジを避けてしまいます。

例えば、新しいスキルを学ぼうと思っても、「初心者だとバレたら恥ずかしい」と考えて、学習を始めることができないのです。

また、人の目を気にしすぎることで、自分の本当にやりたいことよりも、周りに評価されそうなことを選んでしまう傾向もあります。

人の目を気にしすぎることなく、自分の価値観に基づいて行動することで、本当の意味での行動力を身につけることができます。

行動力を高める5つのアクションや考え方

行動力を高めるための具体的な方法を5つ紹介します。今日からでも実践できる内容ですので、ぜひ取り組んでみてください。

1.具体的な目標を設定する

具体的な目標を設定することで、行動の方向性が明確になり、迷いなく行動できるようになります。

目標設定の際は、以下の要素を含めることが大切です。

  1. 数値化できる内容
  2. 達成期限の設定
  3. 具体的な行動計画
  4. 進捗確認の方法

例えば、「英語を話せるようになりたい」という漠然とした目標ではなく、「3ヶ月後にTOEIC700点を取る」という具体的な目標を立てます。

具体的な目標があることで、日々の行動が目標達成につながっているかを判断でき、モチベーションを維持しやすくなります。

2.小さな行動から始める

小さな行動から始めることで、行動のハードルを下げ、継続しやすくなります。

例えば、副業を始めたいと思ったときに、いきなり大きなプロジェクトに取り組むのではなく、まずは1日30分の作業から始めます。

小さな成功体験を積み重ねることで、自信がつき、より大きな行動を取れるようになります。

3.失敗に寛容になる・失敗にとらわれない

失敗に寛容になることで、チャレンジへの心理的ハードルが下がり、行動力が高まります。

失敗を恐れる人は、「失敗=悪いこと」という思い込みを持っています。しかし、実際には失敗は学習の機会であり、成長のために必要なプロセスです。

例えば、プレゼンテーションで失敗したときに、「もうプレゼンはやりたくない」と考えるのではなく、「次回はもっと上手くできるようになる」と前向きに捉えることが大切です。

4.行動力がある人と過ごしてみる

行動力がある人と過ごすことで、行動的な思考や習慣を自然に身につけることができます。

人は周りの環境に大きく影響されます。行動力がある人の近くにいることで、その人の考え方や行動パターンを学ぶことが可能です。例えば、積極的に新しいことに挑戦する人と一緒にいると、自分も「やってみよう」という気持ちになりやすくなります。

行動的な人の思考パターンを学び、真似することで、自分の行動力も向上します。

5.環境を整備する

人の行動は環境に大きく左右されます。行動しやすい環境を作ることで、自然と行動力が高まります。例えば、読書習慣を身につけたいなら、いつでも本を読めるように、リビングに本を置いておくなどの工夫です。

また、行動の障害となる要素を取り除くことも重要です。例えば、スマートフォンの通知を切ることで、集中して作業できるようになります。

まとめ:行動力は後天的に高められる

行動力は生まれつきの才能ではなく、後天的に身につけることができるスキルです。
行動力がある人の特徴を理解し、行動を阻害する心理的要因を克服することで、誰でも行動力を高めることができます。

現状に満足できず、変わりたいと思っているなら、まずは小さな一歩から始めてみましょう。行動力を身につけることで、理想の自分に近づくことができます

もし行動力を身に着けたいと考えている方は、池田貴将さんの書籍『ユニークな行動を取れる人がいつも考えていること』をご覧ください。

本書は心理学・行動科学をもとに、“自分らしい行動”を生む仕組みを解き明かす1冊です。ぜひ手に取ってみててください。

この記事は書籍『 ユニークな行動を取れる人がいつも考えていること 』の関連コラムです。