ライフスタイル

日本史の覚え方がわからない方へ!効率的な方法やコツを徹底解説

#ライフスタイル

「日本史って覚えることが多すぎて、どこから手をつければいいかわからない…」
「友達と同じ勉強法をしているのに、なんで点数が違うんだろう?」

日本史は単に情報量が多いだけでなく、「なぜ覚えられないのか」という根本的な理由を知らないまま勉強しても、なかなか点数が伸びません。

そこでこの記事では、以下の内容を解説します。

  • 日本史の覚え方が難しい本当の理由
  • 効率的に覚えるための3ステップ
  • 今日から試せるコツ5選

記事を読み終えたあとには、「何をどの順番で覚えればいいか」が明確になります。暗記が苦手でも点数を上げられる方法があるので、最後まで読んでみてください。

.
Amazonで見る >
この記事は書籍『 日本史の詰んだ人図鑑 』の関連コラムです。

日本史の覚え方が難しい本当の理由

日本史が覚えられない原因は、「記憶力が低い」からではありません。勉強の方法が、日本史の性質に合っていないことが原因です。

情報量が多すぎて整理できない

情報量が多すぎて整理できていないことが、日本史の暗記をつまずかせる第一の原因です。日本史の教科書を開くと、人物・出来事・年号・地名が膨大に並んでいます。

問題は、それらの情報を「バラバラの単語」として記憶しようとするアプローチです。人間の脳は無関係な情報を大量に詰め込むことが得意ではありません。情報量の多さに圧倒されて「どこから覚えればいいかわからない」という状態に陥るのは、当然の反応です。

必要なのは、情報を「整理されたかたまり」として脳に入れていくことです。

単語だけ覚えても文脈がないのですぐ忘れる

「大化の改新=645年」「承久の乱=1221年」と丸暗記しても、テスト翌日には忘れてしまった経験はありませんか?

これは記憶力の問題ではなく、「文脈のない情報は定着しにくい」という脳の特性によるものです。人間の記憶は、ストーリーや感情・文脈と結びついているほど長期記憶に残ります。単語だけを孤立した状態で覚えようとしても、脳はその情報を「必要ない」と判断して忘れてしまいます。

出来事の「なぜ起きたのか」「その後どうなったのか」という前後の流れとセットで覚えることが、定着への近道です。

似た人物・出来事・年号が多く混乱しやすい

似た人物・出来事・年号が多く、記憶の中で混線が起きることも大きな原因です。日本史には、紛らわしい情報が数多く存在します。

例えば、

  • 藤原道長と藤原頼通(どちらも平安時代の権力者)
  • 壬申の乱(672年)と承久の乱(1221年)と応仁の乱(1467年)
  • 老中・若年寄・勘定奉行(江戸幕府の役職)

似た名前や似た時代の出来事が多いため、丸暗記を繰り返しても「あれ、どっちがどっちだっけ?」という混乱が生じます。それぞれの特徴や違いを意識しながら覚えることで、記憶の混線を防げます。

日本史の効率的な覚え方3ステップ

日本史を効率よく覚えるには、正しい順番があります。以下の3ステップで進めることで、記憶の定着率が上がります。

ステップ1:まず歴史の「大きな流れ」を時代ごとにつかむ

まず歴史の「大きな流れ」を時代ごとにつかむことから始めましょう。最初から細かい用語を覚えようとするのは、地図なしで知らない街を歩くようなものです。「どの時代に何があったのか」という骨格を先につかむことが先決です。

時代の流れは以下のように整理できます。

時代 ざっくりとした特徴
縄文・弥生・古墳 国のかたちができていく時代
飛鳥・奈良・平安 天皇・貴族が政治を握る時代
鎌倉・室町 武士が台頭・幕府ができる時代
安土桃山・江戸 統一政権〜長期安定の時代
明治〜昭和 近代化・戦争・復興の時代

教科書を最初から読むのではなく、まず資料集や参考書の「時代年表」を眺めて、流れの地図を頭に入れることが先決です。骨格がある状態で細部を覚えると、情報が「どこに位置する話なのか」がわかるため、格段に定着しやすくなります。

ステップ2:人物・出来事・年号をストーリーと関連付けて覚える

骨格ができたら、各時代の人物・出来事・年号を「物語」として覚えていきます。例えば、「徳川家光」という人物を覚える場合を考えてみましょう。

  • 「誰か?」→ 江戸幕府3代将軍
  • 「何をした?」→ 参勤交代の制度化・鎖国の完成
  • 「なぜ?」→ 大名の力を弱め、幕府の支配を安定させるため
  • 「結果は?」→ 徳川の支配が約260年続く基盤ができた

このように「人物→行動→背景→結果」の4点セットで覚えると、単体の丸暗記とは比べ物にならないほど記憶が定着します。年号も流れの中に置くことで、忘れにくくなります。「1635年に参勤交代が制度化された」という具合に、出来事と紐づけて覚えましょう。

ステップ3:アウトプットと復習を繰り返して記憶を定着させる

アウトプットと復習を繰り返すことで、初めて記憶が定着します。覚えたつもりでも、アウトプットをしなければ記憶は根づきません。

脳科学的には、「思い出す行為」が記憶を強化します。読むだけでは脳が受動的なままですが、問題を解く・誰かに説明する・白紙に書き出すといったアウトプットをすることで、記憶が長期記憶として定着します。具体的には以下の方法が効果的です。

  • 教科書を閉じて、時代の流れを紙に書き出す
  • 一問一答の問題集で答えを隠しながら解く
  • 友達に問題を出してみる

また、復習のタイミングも重要です。覚えた翌日・3日後・1週間後に復習すると、忘却のペースが落ちて長期記憶に定着しやすくなります。

日本史の覚え方のコツ5選

3ステップと並行して取り入れることで、暗記の効率がさらに上がるコツを5つ紹介します。

コツ①:語呂合わせで年号を一瞬で覚える

語呂合わせで年号を一瞬で覚えることは、日本史暗記の定番テクニックです。語呂合わせは「意味のある情報」として脳に入るため、無意味な数字の羅列よりもはるかに覚えやすくなります。

出来事 年号 語呂合わせ
大化の改新 645年 蒸し米(むしごめ)食べて祝おう、大化の改新
鎌倉幕府成立 1185年 いい箱(1185)作ろう鎌倉幕府
承久の乱 1221年 人に不意(1221)打ち承久の乱

自分で語呂合わせを考えるのも効果的です。自分が作った語呂合わせのほうが記憶に残りやすいので、テスト前に苦手な年号から試してみてください。

コツ②:付箋を冷蔵庫やトイレに貼って「目に入る回数」を増やす

付箋を生活空間に貼ることで、「目に入る回数」を増やせます。記憶は繰り返し目にすることで強化されます。1回1時間の勉強より、10回6分の勉強のほうが記憶定着率が高いという研究もあります。

付箋に「人物名・出来事・年号」をひとつずつ書いて、以下の場所に貼ってみましょう。

  • 冷蔵庫の扉
  • トイレのドア・壁
  • 洗面台の鏡
  • 勉強机の正面

毎日何気なく目に入るだけで、「また見た」という積み重ねが記憶になります。覚えたら剥がして新しい付箋に更新すると、常に新鮮な情報を刷り込めます。

コツ③:難しい漢字は「書いて」覚える

難しい漢字は「書いて」覚えることが、記述式問題での失点を防ぐ近道です。「征夷大将軍」「摂政・関白」「廃藩置県」など、日本史には難しい漢字の用語が多く登場します。読めても書けない状態では、記述式問題で失点します。

難しい漢字の用語は、以下の手順で覚えましょう。

  1. 正しい漢字を見ながら3回書く
  2. 隠して1回書いてみる
  3. 間違えたらもう3回書く

書くという行為は、視覚・触覚・運動感覚を同時に使うため、ただ眺めるより記憶が定着しやすいです。ノートの端に練習スペースを作って、テスト前にまとめて確認する習慣をつけると効果的です。

コツ④:YouTubeや歴史マンガで「ながら学習」を活用する

YouTubeや歴史マンガで「ながら学習」を活用することで、疲れているときでも無理なくインプットできます。「勉強しなければ」と思いながら、疲れていてなかなか教科書を開けない夜もあるはずです。

YouTubeでは、歴史を解説するチャンネルが多数あります。アニメーションや図解を使った解説動画は、視覚的に流れを理解するのに向いています。歴史マンガも、人物の行動や感情がストーリーとして描かれているため、教科書よりも印象に残りやすいです。

ただし、ながら学習はあくまで「補助」です。インプットしたあとは一問一答や書き出しでアウトプットに繋げることで、初めて点数に結びつきます。

コツ⑤:教科書を「1冊のバイブル」にして書き込みを集約する

教科書を「1冊のバイブル」にして書き込みを集約することで、テスト前の情報管理が格段にラクになります。ノート・プリント・参考書・教科書とバラバラに情報をもっていると、どこに何が書いてあるか管理しきれなくなります。

解決策は、教科書を「唯一の拠点」にすることです。授業で先生が言ったこと・参考書で知った語呂合わせ・自分が混乱したポイントを、すべて教科書の余白に書き込みます。

こうすることで、テスト前に「教科書1冊を見れば全部わかる」という状態を作れます。参考書を何冊も使うより、1冊を徹底的に使い込むほうが力がつきます。書き込みが増えるほど、自分専用のバイブルが完成していくので、見返すのが楽しくなります。

まとめ

日本史の覚え方が難しい本当の理由は、記憶力の問題ではなく「勉強法が日本史の性質に合っていないこと」にあります。時代の大きな流れをつかみ、ストーリーと関連付けながらアウトプットを繰り返すことで、誰でも日本史の点数を伸ばせます。

「覚えられないのは自分がダメだから」と思う必要はありません。正しい方法に切り替えるだけで、記憶の定着率は大きく変わります。まずは時代年表を眺めることから、今日始めてみましょう。

もっと効率よく日本史を覚えたいと考えている方は、書籍『日本史の詰んだ人図鑑』をご覧ください。本書は、歴史上の人物たちの「失敗と教訓」をイラストとともに楽しく読める1冊です。ぜひ手に取ってみてください。

.
Amazonで見る >
この記事は書籍『 日本史の詰んだ人図鑑 』の関連コラムです。