「何をやっても長続きしない」「続けるのが苦手」という人は多いのではないでしょうか。継続は究極の成功法則です。圧倒的に結果を出す人は、行動力があります。
今回は、樺沢紫苑著書「学びを結果に変えるアウトプット大全」より継続力を身につける5つのコツと、つらくなった時の対処法について紹介します。仕事や勉強で成果を出したい人や、趣味やスポーツが長続きしないと悩んでいる人は、参考にしてみてください。
目次
継続こそ究極の成功法則、続けるための5つの極意
ビジネスにおける究極の成功法則は、「続ける」ことです。勉強やスポーツなども継続しなければ目立った結果、成果は出ないでしょう。継続が苦手な人へ、続けるための5つの極意をお伝えします。
- 今日やることだけ考える
- 楽しみながら実行する
- 目標を細分化する
- 結果を記録する
- 結果が出たらご褒美をあげる
それぞれ詳しく解説していきます。
「今日やる」ことだけ考える
続けるためには、「今日」や「今」やることだけを考えましょう。先のことを考えれば考えるほど、続けることにブレーキがかかります。
健康やダイエットのためにスポーツジムに契約しても、行きたくないと思う日もあります。「とりあえず行こう」「まずは5分だけやろう」と自分を励ましてみてください。実際にジムに行くと調子が上がり、気付いたら1時間たっていることがよくあります。
「今からジムで2時間みっちり運動をする」と自分にプレッシャーをかけず、10分だけ頑張ろうと今やることだけを考えましょう。
楽しみながら実行する
楽しいと思えば、努力しなくても自然に長く続けられます。楽しいとドーパミンが出て、モチベーションがアップします。ドーパミンが増えると、やる気や幸福感が得られるのです。
テレビやゲームはなんの努力をしなくても、毎日続けられます。続けたいことを楽しむだけで、継続できる確率はグンと上がります。続けたいことの楽しさを発見してみてください。
目標を細分化する
大きな目標を細分化して、小目標にしてみましょう。頑張ればできそうな「ちょい難」な課題に挑むとき、ドーパミンが最大で分泌されます。
10キロダイエットするという大きな目標を立てた瞬間、脳は過去の経験と照らし合わせて、できないと判断します。1ヶ月で1キロ痩せるなど、目標を細分化してみましょう。
小目標にするだけで、継続可能性や実現可能性が大幅にアップします。進捗、達成度も管理しやすくなり、モチベーションもアップするでしょう。
結果を記録する
何か目標を達成したときは、毎日記録をつけましょう。目標達成までの進捗を記録するだけで、ドーパミンが出やすくなり圧倒的に継続しやすくなります。
たとえば、YouTubeやTwitterのフォロワー数を毎朝必ずチェックしてエクセルで管理します。昨日と比べてフォロワーが増えていると、今日も配信を頑張ろうというモチベーションに繋がります。
達成したい目標ができたら、進捗を毎日記録してみてください。
結果が出たらご褒美をあげる
目標を達成したときは、自分にご褒美をあげましょう。ご褒美がもらえると、さらにドーパミンが分泌されます。
- 5キロ痩せた
- 契約が1件とれた
- 資格試験を受けた
など毎日の小目標ではいいとしても、中目標、大目標を達成したときはご褒美をあげるべきです。ドーパミンというモチベーションのガソリンを補充するのが、続けるためには必要です。
目標を達成するには目の前のことに集中する
人間の脳が同時に処理できる情報量は、ものすごく少ないことがわかっています。目標を達成したいときは、目の前のひとつのことに集中しましょう。同時に複数の仕事をこなすことを、マルチタスクといいます。
たとえば、
- 仕事に関するメールをしながら、得意先と電話する
- 企画書を作成しながら、部下からプロジェクトの進捗報告を聞く
- テレビを見ながら勉強をする
などの行為です。
最近の脳科学研究では、人間の脳はマルチタスクできないことが明らかになりました。マルチタスクは脳に猛烈な負荷がかかるとともに、脳の処理能力も低下します。課題を完了するのに時間がかかったり、間違える確率も高いです。あれもこれもと欲張らず、ひとつひとつ取り組みましょう。
苦しくなったら言葉にして吐き出そう
目標を達成する過程で、つらいときや、苦しいときは言葉にして吐き出しデトックスしましょう。「苦しい」「つらい」といった思いを打ち明け、言葉で表現すると癒しの効果を得られます。
心理実験で、子どもが注射をされるとき「痛い、痛い、痛い」と言って注射をされたAグループと、ジッと我慢をしたBグループの傷みを数値で評価してもらいました。結果、AグループはBグループに比べて、痛みが5分の1に緩和されたのです。痛いと表現するだけで、痛みのストレスが大幅にやわらぎました。
苦しいときは、人に相談してみてください。あるいは、ノートに自分の思い、つらさを書き殴る日記をつけましょう。日記に自分の思いを表現することで、心の毒を排出できます。
まとめ
この記事では、結果を出すための究極の成功法則を紹介しました。樺沢紫苑著書「学びを結果に変えるアウトプット大全」では、継続のコツや、成功までの過程で苦しくなったときの対処法を解説しています。
ビジネス、勉強、趣味、恋愛など3か月も続けられないと、目立った結果や成果はでません。本書では、続けるコツや、圧倒的に結果を出す人の特徴について詳しく語られています。なにをやっても長続きしない、という人はぜひ参考にしてみてください。