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すぐ実践できる、アウトプット力を鍛えるトレーニング方法3選

学びを結果に変えるアウトプット大全
#仕事

人生はアウトプットで変わります。仕事や勉強をアウトプット中心に切り替えるだけで、あなたの自己成長は飛躍的に加速するでしょう。

「アウトプットって具体的に何をしたらいい?」
「効率よくアウトプット力を鍛えたい!」
「簡単なアウトプット方法を知りたい」

という方向けに今回は、樺沢紫苑著書「学びを結果に変えるアウトプット大全」より、すぐに実践できるアウトプット力を鍛える方法を3つ紹介します。仕事に限らずさまざまなシーンで応用できるので、今よりも成長して、周りと差をつけたいという方は参考にしてみてください。

アウトプット力を鍛える3つの方法

効果的な、アウトプットのトレーニング方法は3つあります。

  1. 質問する
  2. ほめる
  3. 説明する

アウトプットを強化して、目の前の現実をより良い方向へ変えましょう。

1.簡単で効果的なアウトプットは他人や自分に「質問する」

「質問する」はもっとも簡単で効果的なアウトプットです

  • 自分へする質問
  • 他人へする質問

それぞれの特徴をみていきましょう。

自分へ質問する

他人に質問するのもいいですが、まずは自分自身に質問をしてみましょう。セミナーや会議前に、

  • なにを1番学びたいか?
  • 現状何に1番悩んでいるか?
  • 興味があり深く勉強したいことは何か?

などを自分に質問してみてください。

話の中で関連する内容が出たら、「自分の知りたかったことだ!」と注意が向くようになります。勉強を開始する前のたった10秒、何を学びたいかを自分に質問してみてください。それだけで脳は圧倒的に活性化し、学びの効率は大幅にアップするでしょう。

他人へ質問する

他人への適切な質問は、人を喜ばせるもので、相手のためになります

会議やセミナーで「何か質問はありませんか?」と聞かれることがありますよね。質問は、自分の疑問を解決するものと考えている人がほとんどですが、適切な質問は、議論が活性化し、深まります。参加者や会社にとって、大きなメリットをもたらすのです。

相手に適切な質問をすると、「勉強しているな」「積極的に参加しているな」と他者からの評価も上がります。質問を考えながら話を聞くクセをつけてみてください。お互いの理解が深まり、人間関係が良好になるでしょう

2.アウトプットとフィードバックを兼ね備える「ほめる」

「ほめる」は、自分自身へのアウトプットであると同時に、他人への「フィードバック」でもあります

部下が問題を起こしたとき明確な結果が出ない限り、本人はいいことか悪いことか判断できません。上司のあなたが部下の行動に対して、ほめたり、叱ったりアクションを起こすべきです。適切だったか不適切だったかを伝えることは、相手の行動に対するフィードバックです。気付きが誘発され、部下の自己成長が引き起こされます。

ほめたり叱ったりしなければ部下は、インプット、アウトプット、フィードバックのサイクルが回せないので、成長に繋がりません。人を導き成長させるには、ほめることは必要不可欠です。

3.アウトプット力を鍛える格好のトレーニング「説明する」

人に説明することは、アウトプット力を鍛える格好のトレーニングです。説明することで相手の理解も深まり、相手の記憶に定着するだけでなく、説明をした自分の記憶にも残りやすくなります

三角形の面積の公式は「底辺×高さ÷2」ですが、「なぜなのか?」と問われたら意外と難しいですよね。理由をきちんと説明できるようになると、三角形の面積の公式は絶対に忘れないでしょう。

覚えたい事柄は、自分の言葉で誰かに説明しましょう。説明することは、最高のアウトプットで、脳のトレーニングになります。

他にもまだある!気軽で身近なアウトプットと脳のトレーニング方法

気軽にできるアウトプットと、脳のトレーニング方法は他にもあります。

  • 自己紹介する
  • 感謝する

アウトプットは人間関係や健康においてもメリットがあるので、ぜひ実践してみてください。

自己紹介する

自分の差別化できるポイントをアウトプットして、自己紹介の原稿を作ってみましょう。

上手に自己紹介をするには、原稿に書いてスラスラ言えるように練習し、暗記することです。時間指定されることもあるので、「30秒」と「60秒」バージョンをつくっておくのがいいでしょう。

自己紹介はコミュニケーションの入口であり、出会いのチャンスです。上手な自己紹介はビジネスや恋愛のチャンスが間違いなく広がります

感謝する

感謝は脳の最高のトレーニングともいえます。多くの研究で、感謝やポジティブな感情が多い人は、そうでない人に比べて9.4年長生きすると明らかにされています。

脳科学的には感謝することで、

  • ドーパミン
  • セロトニン
  • オキシトシン
  • エンドルフィン

など、脳と体にいい作用を与える4つの脳内物質が分泌されます。

恥ずかしくて素直にありがとうと言えない人もいますが、感謝をされてマイナスな感情を抱く人はいません。人間関係、コミュニケーションを深める魔法の言葉です。まずは身近な人へ「ありがとう」と伝えてみてください。

まとめ

この記事では、アウトプットのトレーニング方法を3つ紹介しました。効果的なアウトプットは、

  • 自己成長
  • 脳のトレーニング
  • 他人へのフィードバック
  • 人を喜ばせる

など、さまざまな効果があります。

アウトプット力を強化したい人は、日本一アウトプットをしている精神科医、樺沢紫苑著書「学びを結果に変えるアウトプット大全」をぜひ手に取ってみてください。数万時間を超える「アウトプット経験」を基に確立した、結果が出る「アウトプット術」が紹介されています。仕事で成果を出して、人生を豊かにしたい人は参考にしてみてください。


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