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部屋を広くするために壁を鏡張りにしてみた【6畳→12畳へ】

ワカジツ
#ライフスタイル

こんにちは。約1年前に東京に引っ越してきたライターのワカジツ(30)です。

僕は東京に来てから一度家が無くなってしまい、不動産業者に勧められて「ほ~い」と契約した6畳ユニットバスの家に住んでいます。

30代男性が住む家にしては小さい方だとは思うのですが、たまにてんとう虫が湧く以外は生活に問題点はありません。

ただどうしても「広い家に住みてぇ~~~」という思いはあるんですよね。

こちらが僕の部屋なのですが、大半がベッドに占領されています。ちなみにモテたくて壁紙をオシャレにしたのですが、1年間誰も部屋に来ませんでした。
この部屋、生活する分には(殺虫剤さえあれば)問題ないとはいえ、やはり在宅がメインの仕事なので、もう少し広々とした空間にしたいのが本音。
ただもちろん引っ越しして家賃を上げたり、敷金礼金を支払ったりする余裕があるかと言われると微妙です。

そこで考えたのですが……

 

奥の壁を鏡張りにするのはどうでしょうか?

鏡に自分の部屋を映せば、引っ越すことなく広い家にできるのではないでしょうか。もちろん鏡の向こうにはいけませんが、心のゆとりは増えそうです。

ということで今回は、部屋の壁にとりあえず鏡を大量に配置して、低家賃で広々とした空間を作っていきたいと思います。
ではどうぞ。

鏡張りの部屋の作成準備

こちらが僕の部屋の間取りです。図にするとこの上なくシンプルですね。
具体的には、この赤線の部分を鏡張りにしていきたいと思います。これで理論上、部屋の大きさが2倍の12畳になるはず。
ということで採寸をした結果、縦2.3mで、横が2.6mくらいの鏡を購入すればいいことがわかりました!

あとは鏡を購入して前準備の完了です!

たっっっか。

1.2m×1.8mの鏡で約10万円でした。
細かい部分を埋めることを考えると、軽く20万円くらいはかかりそうです。
ということで、今回は「どう考えても引っ越したほうがいい」という結論にたどり着きました。不動産関係者様、物件情報お待ちしております。

……というわけにはいかないので、今回は「ミラーシート」という鏡風のシールを使っていくことにします。これならなんとか2万円で収まりそうです。
では早速施工していきます。

鏡張りの部屋作成

届いたシートの写真を撮影した結果、マッチングアプリによくいる「なぜかトイレの前で自撮りした写真をプロフィールにしている人」みたいになりました。
想像よりシートが小さくて震えているのですが、こちらをコツコツ張り合わせて、鏡張りの壁を作ります。

角を合わせて、丁寧に貼り付けます。
1枚貼ったときの感想は「予想よりシートが小さいな」「やめたいな」だったのですが、既に2万円近く払っているので続けざるを得ません。


とにかく無心で貼り続けます。

鏡シールを使ったことがある方ならわかると思うのですが、貼り付け部分のシートと表面の保護シートの2枚を剥がす必要があるので、最高にめんどくさいです。
めんどくさいレベルに関しては、鏡にうつっている大量のゴミからご判断いただければと思います。

ある程度貼り付けました。
やはりペラッペラのシートを張り合わせているだけなので、歪みが生じてしまいますね。
でも一応部屋はしっかりとうつっているので、全面を鏡にしたときの迫力はすごそうです。

よく見るとやべえクリーチャーも爆誕しています。
刺激せずに続けていきましょう。

・・・・・・

だいたい1時間で全体の3分の1くらいです。徐々に完成しつつありますが、まだまだ全貌は見えません。引き続きコツコツ続けていきます。
ちなみに約100枚ほどのシートを貼った感想は「撮れ高がないな」「やめたいな」でした。

5時間後:完成

顔の撮影で一生遊べることに気がついてしまったので、ここから作業の手が止まり、スーパー自撮りタイムに突入しました。撮影した写真はすべてマッチングアプリのプロフィールにしてみます。
自撮りやら飽きて昼寝やらを経た結果5時間が経過してしまいましたが、ようやく完成しました。

約260枚のシートを使って作った壁……

はたして出来栄えはいかに!!!

おおおおお!?!?

これは……!!!

広いのかなこれ

こちらがビフォーアフターです。
たしかに広くなってる気はしますが、遠目に見るとボヤけっぷりがえげつないなあという印象ですね。脳裏に「徒労」の2文字が浮かびます。

一応、部屋が眩しすぎるくらいに明るくなるというメリットがありました。
これなら「あ~~~電気つけたまま寝ちゃったよ~~~」という事態は防げそうです。というか明るすぎて頭痛がします。

 

……ということで今回は、壁を鏡張りにすれば部屋が広くなるのでは?という試みを行ないました。
結果としては「安物はダメ」というシンプルかつ当たり前の教訓を得てしまったのですが、しばらくは異空間になった6畳1間で生活を行ないたいと思います。近いうちに絶対に引っ越します。

 

ちなみに調査したところによると、鏡張りにしなくても広々とした空間は作れるそうです。
『今あるもので「あか抜けた」部屋になる。』という書籍では、賃貸物件でも狭い家でも物が多い家でも、いま自宅にあるものを組み替えるだけで超オシャレな部屋ができるんだとか。

こんな部屋も

こうなるそうです。やば。
書籍では20個のノウハウを紹介していて、マジで家具の配置をルールに沿って置き換えるだけでOK。
一切お金をかけずに広々とした部屋を作りたいという方は、ぜひ書籍を手にとってみてください。

僕はたまたま撮れたバンドのアー写みたいな写真を使ってマッチングアプリを始めて、何としてでも女性を家に呼びたいと思います。
一緒に変顔撮るんだ。

ではまた。

 

この記事は、”今あるもので「あか抜けた」部屋になる。” 荒井詩万(著) の新刊コラムです。



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