うつ病の人は少しでも楽になる生き方を考えましょう。精神的負担になる恋人、帰省が苦しく感じる親、一緒にいるとストレスが溜まる友人など、人間関係が原因でうつ病になる人は多いです。そこで今回は、デラさん著書「うつ病で20代全部詰んでたボクが回復するまでにやったこと」からうつ病の人が人間関係で悩まない方法を紹介します。
「一緒にいてストレスや違和感を感じる友人がいる」
「恋人との恋愛が負担に感じる」
「実家の居心地が悪く疲弊してしまう」
など精神的に消耗している人は、人間関係を損得で考えてみましょう。自分にとってプラスになる人としか付き合わなくて大丈夫です。うつ病の人が恋人、親子、友人と付き合ううえで意識してほしいことを解説しているので、参考にしてみてください。
目次
負担にならない恋愛関係
うつ病の人が恋愛をするなら、
- 理想が低い
- うつ病が重症なときは恋愛から距離をおく
ことが大切です。詳しく紹介します。
理想を低くする
うつ病の人が恋愛をするうえで重要なのは、お互いがお互いに甘えられるかどうか。お互いの存在を負担に思わず、一緒にいてくれて感謝、と思えるカップルは長続きするでしょう。理想が低いことも大切で、「相手を幸せにしたい」「さみしい思いをさせたくない」と気負いすぎると、うまくいきません。
うつ病の恋人と付き合う側も、理想や期待を持ちすぎないようにしましょう。ラインを送るときは、かわいい動物の写真を送ったり、スポーツの試合結果を送るだけでも十分なコミュニケーションです。
とにかく相手に考えさせないことを意識してみてください。「私のことどう思ってる?」などは負担になるので避けましょう。
苦しいときは恋愛から距離を置く
メンタルのことを考えると、うつ病が重症なときは恋愛しないのがおすすめです。恋愛をしてプラスなことも多いですが、アップダウンで疲れてしまうデメリットのほうが大きいでしょう。
自分に自信がないとき、自己肯定感が低いときは恋愛から距離を置くのが無難です。
起き上がるのも困難な「うつの底」から抜けたとき、アプリなどをきっかけに、ゆるく付き合い始めるのもいいでしょう。一緒にいたいと思える相手と、低い理想で恋愛をしましょう。
消耗しない親子関係
帰省が負担に感じる人は、親と距離をおくことも考えてみてください。親子関係で消耗しないために、
- 無理に帰省しなくていい
- 自分の責任は自分でとる
について詳しく紹介します。
帰省は無理にしなくていい
親子関係において帰省するのが苦しいという人は、無理にしなくていいでしょう。居心地のよくないフィールドにわざわざ出向く必要はありません。
「結婚はまだか?」「子どもはまだか?」と詮索される。やりたい仕事があるのに、資格を取って堅実な道を歩むことを進めてくるなど、親との会話で消耗していたら、うつ病回復は遠回りになるでしょう。
関わらないことで心の安定が保てるなら、メンタルの健康を優先してみてください。無理に帰省する必要はありません。
自分の責任は自分でとる
親の言うことに従って失敗をしても、人生の責任はとってくれません。進学、留学、就職など親の望む道を歩んでも、最後に責任をとるのは自分です。
親に限らず、夫婦、恋人、兄弟でも最後まで面倒を見てくれる人はいないでしょう。私たちは誰もがひとりで、自分の責任は自分にしかとれません。帰省するのか、誰と会うのか、どう行動するのかは自分の感情を優先して選択してみてください。
損得で考える友人関係
うつ病で悩んでいる人は、自分に悪影響のある人とは付き合わないと決めましょう。うつ病回復にプラスになる人としか関わらないことが大切です。友人関係に損得勘定を持ち込んで、人生を少しでも楽にしましょう。
- うつ病回復にプラスになる人の特徴
- 友人に長続きを求めなくていい理由
を紹介します。
うつ病回復にプラスになる人の特徴
うつ病の人は、友人関係を損得で考えてかまいません。自分の回復にとってプラスになる人としか連絡はとらなくていいです。この人に近づいたら危ないというアンテナを高く立てることが大切です。
一緒にいてストレスを感じる人、生理的に受けつけない人とは付き合わないのが無難。意思の疎通に労力が必要で、いつか傷つけられる可能性があります。うつ病の人が仲良くなりたいと思う人の特徴は、
- 感情の上下が少ない
- 話していて疲れない
- 空気みたいな人
- お互い、いい刺激を与えあえる人
- 攻撃してこない人
- 違和感のない人
- 搾取しない人
などです。なかなか出会うことは難しいですが、出会えたときは自分から声をかけるようにしてみましょう。
友人に長続きを求めない
学生時代からの友人や、親友と呼べる存在がいなくても、そのとき都合が合う人とたまに会って話す関係性でもいいでしょう。リアルでもSNSでもなんとなく繋がって、近い価値観で心地よくいられる存在の人がいたら十分です。
「暇つぶしをしたい」「誰かと会って無性に話したい」なら、今は気軽に誰かと話せるツールがたくさんあります。うつ病の人は友人に長続きを求めず、そのとき気が合う人と付き合っていきましょう。
まとめ
今回はうつ病の人が消耗しない恋愛関係、親子関係、友人関係について紹介をしました。デラさん著書「うつ病で20代全部詰んでたボクが回復するまでにやったこと」では、著者デラさんがうつ病回復に向けて実践した、人間関係のノウハウが詰め込まれています。
うつ病を治したい方や、人間関係で悩んでいるという方は、本書を参考に自分にぴったりの回復方法を見つけてみてください。心が軽くなるヒントがきっと見つかるでしょう。