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仕事をドタキャンしてもいい?うつ病を抱えながら仕事を続ける3つのコツ

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うつ病は人間関係や、仕事のストレスが原因で発症することがあります。うつ病になると日常のあらゆることが困難になり、普通の生活ができません。働きたいのに仕事ができないのは、とてもつらく苦しいことです。お金や将来も心配になるでしょう。

「うつ病から社会復帰できる?」
「回復しても再発を繰り返してしまう」
「もう一度就職して、週5日働けるか不安」

という方向けに今回は、デラさん著書「うつ病で20代全部詰んでたボクが回復するまでにやったこと」から、うつ病を抱えながら仕事を続けるコツ3つを紹介します。うつ病の人は余計なことは考えず、無理なく楽しく働くことが重要です。「働くために回復へ向かいたい」「将来が不安だけどうつ病の再発が怖い」という方は、ぜひ参考にしてみてください。

うつ病の人は自分がやれる範囲で仕事をする


うつ病の人は自分がやれる範囲で無理なく、楽しく働くことを意識しましょう。仕事のスケジュールは、自分の気分次第で決める。調子がよければ出勤して、気が乗らなければ休む。うつ病からの回復を目指すとき、焦って力仕事などのガッツリ系のバイトを始めても、きつくて再発することがあります。私たちは親の働く姿や、就活を通して「働く=どこかの会社に入って、週5日しっかり出勤する」というイメージが刷り込まれています。

うつ病を治すには、自分がやれる範囲で無理なく働くことが大切です。メインの仕事は週2日で、調子がよければ単発で派遣の仕事やイベントスタッフの仕事をする。現代はさまざまな働き方があります。週5で毎日同じ会社に通っていたら、出会えなかったような人に会えることもあるでしょう。求人票の月給にこだわる必要はありません。うつ病回復を目指すなら、無理なく楽しく働くことを心がけましょう

うつ病を抱えながら無理なく仕事を続ける3つのコツ


うつ病の人が無理なく仕事を続けるには、

  • 毎日のスケジュールを白紙にする
  • ドタキャンするつもりで働く
  • 報酬はお金だけという固定概念を捨てる

を意識しましょう。それぞれ詳しく紹介します。

毎日のスケジュールは極力白紙にする

うつ病の人が無理なく働くコツは、毎日のスケジュールを極力白紙にすることです。「10時半に池袋待ち合わせ」という予定が入っていたら、起きる時間、仕事相手の想像、前後のスケジュールなど余計なことは考えないようにしましょう。10時半に池袋到着、の1点だけを考えれば十分です。「せっかく池袋に行くなら、ここに寄って……」と予定を詰め込む人がいますが、うつ病の人には負担が大き過ぎます。

「仕事の後にランチに行きたいけどお店は15時まで。それまでに終わるかな?」と、実現するかどうか分からないプランを考えるのは、思考力の無駄遣い。うつ病からの回復のポイントは、考えるという行為を極力削ぎ落とし、エネルギーの消耗を抑えることです。余計なことは考えず、日々のスケジュールはなるべく白紙にしておきましょう。

ドタキャンするつもりで働く

うつ病の人が無理なく仕事を続ける2つ目のコツは、ドタキャンするつもりで働くことです。うつ病を治すには何時に寝て、何時に起きるなどの決めごとを作り自分にプレッシャーをかけるのはよくありません。眠くなったら寝て、目が覚めたら起きる。究極、起きた瞬間に今日行きたくないなと思ったら、あっさりドタキャンしてもいいでしょう。約束の相手には申し訳ないけど、「絶対に行かなくてはならない」と思う必要はありません。約束の日時と場所だけを念頭において、最悪ドタキャンでもいいやぐらいに思っていたほうが、無理なく仕事を続けられるでしょう。

ドタキャンするかもというスタンスを貫いていると、「ドタキャンしてもいいですよ」と言ってくれる人たちと、ゆるく繋がれるようになっていきます。非常にありがたい存在ですが、その人のために絶対に約束を守らなくてはと思うのはNGです。そのプレッシャーが、また自分を苦しめます。ドタキャンするかもしれない自分を買ってくれている事実に、素直に感謝をしましょう。ドタキャンキャラを続けることで、緊張感のない心地よい関係性が、周囲と少しずつ築かれていくでしょう

仕事の報酬はお金だけという固定概念を捨てる

無理なく働く3つ目のコツは、報酬はお金だけという固定概念を捨てることです。仕事の報酬は目に見えるお金で支払われるとは限りません。著者デラさんは、ココナラで恋愛相談に乗ったり、ツイッターコンサルの仕事をしたり、メインの仕事とは別で報酬を得ています。その対価は、スタバのチケットや、後日ご飯をおごってもらうなどお金ではないことも。

自分の得意なものを提供して、見返りとして物をもらう。小さな仕事を積み上げることで、メインの仕事と合わせてまともな生活が成り立つようになるでしょう。仕事の報酬はお金だけではありません。いろいろな形で仕事ができる現代、自分の得意なことを提供して見返りとして物をもらう、物々交換をしてみましょう

 

まとめ

今回はうつ病を抱えながら無理なく仕事を続けるコツを紹介しました。うつ病の人は、無理せず、楽しく働くことが大切です。うつ病を治したいなら、考えるという行為をなるべく減らして、エネルギーの消費を抑えることを意識してみてください。デラさん著書「うつ病で20代全部詰んでたボクが回復するまでにやったこと」には、実際にうつ病を経験したデラさんが、回復するのに効果があったノウハウが詰め込まれています。「うつ病を治して社会復帰できるのか?」「仕事復帰してもすぐに再発してしまう」など悩んでいるかたは、ぜひ本書を手に取り、うつ病回復への参考にしてみてください。

 


うつ病で20代全部詰んでたボクが回復するまでにやったこと デラさん

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