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嫌われたくないと悩んでいるあなたへ。うつが重症化しないために伝えたいこと

うつ病で20代全部詰んでたボクが回復するまでにやったこと
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うつ病は日常生活のあらゆることが困難になり、普通の生活ができなくなります。ストレスや生活環境の変化が原因と言われており、人間関係に悩みうつ病を発症する人は多くいます。仕事上の付き合いだと、嫌いだからと即シャットアウトするのは難しいもの。

本記事では、デラさん著書「うつ病で20代全部詰んでたボクが回復するまでにやったこと」から、嫌われたくないと悩んでいるうつ病の人が、人間関係で意識してほしいことを紹介します

断るのが苦手だからと頼まれごとを何でも受けていたら、あなたがパンクしてしまいます。嫌われるのが怖い、断ることが苦手と悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

うつ病の人が人間関係で意識すること

うつ病の人が人間関係で苦しくならないためには、

  • 嫌われるのはあたりまえと思う
  • ストレスのレベルを数値化する

ことが大切です。全員に好かれたいと思わず身近な人を大切にしましょう。

嫌われるのはあたりまえと考える

うつ病の人が人間関係で悩まないために、嫌われるのはあたりまえと思うことが大切です。人付き合いにおいて、全員から好かれたい、誰からも嫌われたくないと考えるのは傲慢です。

全員に嫌われないように振舞うと、深い仲になるはずだった人を見落としたり、大事な人が離れていくことがあります。自分のことを理解してくれる人を大切にして、嫌われるのはあたりまえだと考えるようにしましょう

ストレスレベルを数値化する

仕事で嫌な人とも上手く付き合わないといけないときは、自分がその人に対してどのくらいストレスを感じているか、数値化してみましょう

プラス10〜マイナス10で、プラスは一緒にいるとポジティブな気分になる人、マイナスはストレスを感じる人。仕事上の付き合いだと、合わないからと即シャットアウトするのは難しいですよね。

数値化して、マイナス3程度ならやり過ごす、マイナス9の人からは逃げるなどマイルールを決めてみてください。

接触はなるべく避けて、やりとりは最低限にしましょう。その結果相手に嫌われても気にせず、自分の心を守ることを優先する。それでも耐えられなかったら、仕事をやめるしかありません。

「マイナス10の人とどうしたらうまくやれるか?」「自分が変われば上手くやれるか?」など考えるのに力を割くのはやめましょう。人間関係は片方の努力でどうにかなるものではありません。合わない人への対処法を見つけて、合う人を大切にしましょう

うつ病の人が断るのが苦手な理由

うつ病になる人は真面目で責任感が強く、頼まれたら断れないという人が多いです。断れないことを悩みとも思わないまま、人からの頼みを受け入れ続け、気付いた頃にはパンク。うつ病が発症して、辛い日々が続くという流れが多いでしょう。

なにかを頼まれて、「嫌です」と断るのは、心理的に大きな負担があります。嫌われたくない、断るのは申し訳ないと思い込み、断る負担と受け入れる負担を天秤にかける。少し我慢してでもやったほうがいいと考え、受ける負担を選びます。小さな負担がどんどん積み重なると、あっという間にパンクしてしまいます。

うつ病の人が仕事でパンクしないために

うつ病の人が仕事でパンクしないために、

  • 嫌なときは適当に断る
  • 嫌ですと言う練習をする

が大切です。それぞれ詳しくみていきましょう。

嫌なときは適当に断ろう

頼みごとをする側は多くの場合、絶対にあなたにやってほしいと思っていません。誰でもいいから、近くにいるからという理由であなたに頼んでいます。

資料作成やクレーム対応、雑用などいつもやってくれているから、今回も断らないだろうと思い、頼みごとをしているのです。頼む方がいい加減なら、断る方もいい加減に断りましょう。あなたじゃなくてもいい仕事は、パンクする前に適当に断りましょう。

嫌ですと言う練習をする

嫌ですと言えるようになるには、断る練習を積み重ねる必要があります。嫌じゃなくても、「嫌です」と口に出す練習をしましょう。たとえば、

  • アルバイト先でシフトに穴が空いたから出勤してほしいと言われたとき
  • 友人の愚痴に付き合わされて、また話しを聞いてと言われたとき
  • 先輩に飲みに誘われたとき

など嫌じゃなくても、冗談で口に出すことが大切です。普段から嫌ですと言えない人が、いきなり嫌いな上司に言えるわけがありません。練習と覚悟が必要なので、リアルな友達や知り合い相手に嫌ですと断ってみてください。

他にも、SNSは練習の舞台として最適です。見ず知らずの人からDMで勧誘や依頼がきたときに、「無理です」「嫌です」ときっぱり断わる。匿名の通話アプリで嫌ですと言うタイミングを見つけたり、興味のない話しなら嫌なことを意思表示する。

SNSでもハードルが高く、嫌ですとなかなか言えない人は、お店で接客されそうになったとき、「見てるだけです」と言ってみましょう。受けてしまった方が楽な場合でも、本当は嫌なら「嫌です」と言えることが、うつ病の発症、再発防止に繋がります

まとめ

今回はデラさん著書「うつ病で20代全部詰んでたボクが回復するまでにやったこと」から、うつ病の人が人間関係で意識すること、仕事でパンクしない方法を紹介しました。うつ病のあなたは、真面目で責任感が強いです。

できないときは、「嫌です」と断る勇気を持ち、自分の心を守りましょう。本書には実際にうつ病を経験したデラさんの、回復するためのノウハウが詰め込まれています。現状より上を向きたい、回復へ向かって進みたいという方は参考にしてみてください。


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