うつ病は人間関係や仕事のストレスなどが原因で発症し、精神的、身体的負担がかかります。日常生活に大きな支障が生じて、働けなくなることも。
「社会復帰できるのか?」
「うつ病は治るのか?」
「再発を繰り返しいるけど、また働けるのか?」
と不安になりますよね。今回はデラさん著書「うつ病で20代全部詰んでたボクが回復するまでにやったこと」から、うつ病の再発を防ぐ方法、うつ病を抱えながら仕事をするときに意識することを紹介します。仕事は週5日行くべきもの、仕事先はひとつだけという先入観を捨てましょう。うつ病回復へ向けて、少しでも上を向くための参考にしてみてください。
目次
うつ病が再発する理由と防ぐ方法
うつ病から回復して、「よしここから再出発だ、働くぞ」というタイミングで再発するのはとても苦しくつらいことです。回復と再発を繰り返してしまう理由と、うつ病再発を防ぐ方法を紹介します。
回復と再発のサイクルを繰り返す理由
うつ病の人が回復と再発のサイクルを繰り返すのは、休養後いきなり頑張りすぎてしまうからです。社会から遮断され、毎日誰とも話さない生活から、週5日いきなり働くのは体がついていきません。
休養、回復、再発を繰り返すのはとても苦しいことです。著者デラさんは、テレアポやパチンコ店、携帯ショップなど回復するたびに仕事を探しては、休養、再発のサイクルを長きに渡って繰り返してきたと綴っています。
お金の心配などありますが、うつ病回復後いきなり無理をしてはいけません。再発に繋がり、心が疲弊してしまうでしょう。
再発を防ぐ方法
うつ病再発を防ぐには、週2日など自分が楽しく働けるペースを見つけるのが大切です。週5日はマストではありません。残りの人生を楽しく生きようと吹っ切って、「他人からどう思われてもいいや」くらいの気持ちで働いてみましょう。
オンオフをきっちり分けて、退勤後は仕事のことは一切考えないようにする。メリハリをしっかりつけて、楽しく働くことがうつ病再発の防止に繋がるでしょう。
うつ病を抱えながら仕事をするには
うつ病を抱えながら働くには、
- 収入源を複数持つ
- 最悪全部やめればいいと考える
- 気軽に仕事をする
を意識してみましょう。自分にプレッシャーをかけながら働いてはいけません。心の健康を第一に考えて、しっかり回復してから仕事をしましょう。
収入源を複数持つ
うつ病の人は、収入を複数源持つのがおすすめです。ここがダメでも他があると思えたら、うつ病になるほど自分を追い詰めることはありません。
収入源のメリットはもちろんですが、「何かあればいつでもやめられる」というのは精神的にとても楽になるでしょう。
- 平日は飲食店で働き、土日にイベントスタッフのバイトをする
- 携帯ショップで働きながらパチンコ店でも働く
- 派遣の仕事をしながら、在宅でできる仕事を見つける
などここが合わなくても他があると思えるば、自分を押し殺したりせず、ありのままの自分で働くことができます。
最悪全部やめればいいと考える
仕事がつらければ、最悪全部やめればいいと考えてみましょう。投げやりではなく、心の保険で心のお守りのようなもの。お金のことは考えても仕方ないので、考える時間を減らすのもいいでしょう。
貯金のプランを考え、日々の収支の計算をしている時間は1円にもなりません。1件でも多く御用聞きできる先を考えてみてください。著者デラさんは御用聞き先を考えとにかく動いた結果、今の安定した複数の収入先を手に入れることができました。
心の中に「最悪やめる」という選択肢を持ちながら、うつ病の自分が今、できることをかき集めてみましょう。ひとつで十分な収入を得ることが最高の仕事ではありません。
気軽に仕事をする
仕事はあくまでも気軽に、自分ができることだけをしましょう。お世話になった人に恩を返したいと思い、無理をする。自分にプレッシャーをかけ続けるのは精神的に疲弊します。
「お世話になったから、あの職場に戻らなくちゃ」「あの人に恩義があるから、恩を返さないと」と考えるのはやめましょう。働いてみて思うような仕事じゃなかったら、また別の仕事を探すくらいの気軽さで働いてみてください。
たくさんのお金をもらうことも、立派な家に住む必要もありません。あくまでも気軽に、できることをやる。この割り切りが収入アップに繋がるでしょう。
まとめ
この記事ではうつ病再発を防ぐ方法と、うつを抱えながら仕事をするときに意識してほしいことを紹介しました。週5日の仕事はマストではありません。うつ病再発を繰り返さないためにも、オンオフを切り替えて、楽しく働くことが最優先です。
心の健康を第一に考えて、気軽に仕事をしましょう。デラさん著書「うつ病で20代全部詰んでたボクが回復するまでにやったこと」では、うつ病でも楽しく生きるために必要なことが詰め込まれています。うつ病回復へ向けたノウハウが詳しく紹介されているので少しでも心を軽くしたい人、うつ病を治して社会復帰したい人は、ぜひ本書を手に取ってみてください。