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うつ病は人生の難易度激上がり?生活習慣からみる回復への4つヒント

うつ病で20代全部詰んでたボクが回復するまでにやったこと
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うつ病は気分障害のひとつで、日本では15人に1人が生涯のうちにうつ病を経験しているという調査結果が出ています。

本記事ではデラさん著書「うつ病で20代全部詰んでたボクが回復するまでにやったこと」から、うつ病を克服するのに大切な生活習慣を4つ紹介します。うつ病で社会復帰できるか心配な方、生活習慣を見直してうつ病を回復したいという方は参考にしてみてください。

そもそもうつ病とは

うつ病は日常生活に支障が出るほどの気分の落ち込み、意欲の低下が続く病気。環境の変化やストレスが原因と考えられています。うつの底にいると、

  • 文字が読めない
  • トイレまでハイハイで行く
  • 眠れない、またはひたすら寝ている
  • 食べられない、またはひたすら食べる

などが症状として現れ、日々の生活のあらゆることが困難に。日本では、生涯に約15人に1人がうつ病を経験するという結果が出ています。うつ病を克服するには、専門家やかかりつけの医師に相談し早めに休養をとることが大切です

回復へ向かうための4つ生活習慣

回復へ向けた生活習慣として、

  1. したいことができるように備える
  2. 無になれるカードを用意する
  3. 美容院は消耗しないお店に固定する
  4. 人と接する練習をして刺激に慣れる

を意識してみましょう。それぞれ詳しく解説します。

1.したいことができるように備える

うつ病のひとは、体が望む「したいこと」に常に応えられるようにしておきましょう。バッティングセンターに行きたい、本を読みたいなど、その時したいことを最優先するのが大切です。道具がないという理由で自分のしたいことに応えられないのは、ストレスが溜まり気分が落ち込みます

外出先で動画が見たい、ゲームがしたいと思ったとき、充電切れでその気持ちが叶えられないのは最悪です。スマホゲームが好きならモバイルバッテリーを、ジムが好きならトレーニングウエアを。自分の趣味やストレス発散ができるものを常に持ち歩いておきましょう。

急に湧きあがる「したいこと」に対応できるように準備しておくのが大切です。リアルタイムの気持ちや感覚を優先しストレスを溜めないのが、回復へ向けた第一歩です。

2.無になれるカードを用意する

うつ病からの回復を目指すには、余計なことを頭から追い出すのが大切です。頭の中を空っぽにしたり、無になれる手段を用意しておきましょう

うつ病のひとは、オンとオフのスイッチの切り替えが苦手です。帰宅後や休みの日も、仕事の失敗や嫌な上司のことを考え続けて、疲労が溜まる。思い当たる人は自分が無になれるもの、ボーッとできる手段を持っておきましょう。

「無になりたいとき=筋トレ」のようなカードを持っていると安心に繋がります。他にもジムや散歩、読書などもおすすめです。オンオフを切り替えて無になれる時間を確保できたら、今より楽になり回復へ向かっていけるでしょう

3.美容院は消耗しないお店に固定する

美容院や整体など定期的に通うお店は固定するのがおすすめです。うつ病の人にとって、接客サービスを伴うお店はハードルが高く、精神を削られます。

初めての美容院だと髪質の説明、髪の悩み、したい髪型など、いちから説明する必要があります。美容師とのやり取りが苦痛に感じるなら、お店をすぐに固定しましょう。いろいろなお店に行きたいという興味をとるか、消耗しないかをとるなら、断然後者です。

お店の雰囲気、スタッフとのやりとりなど見極めるポイントはたくさんありますが、美容師さんとの会話を一番重要視しましょう。決めつけで会話をする人や、攻撃力が高そうな人は避けて、少しでも自分が傷つくリスクを回避することが大切です。

自分をよく知る信頼できる人から紹介してもらうのもいいでしょう。美容院や整体など、消耗しないお店選びを意識してみてください。

4.人と接する練習をして刺激に慣れる

うつ病から少し回復してきた方は、人と接する練習をしてみましょう。うつ病からいきなり社会復帰を果たそうとするのは大変危険で、再発に繋がります。練習期間で人との関わりに耐性をつけ、社会に存在している時間を少しずつ増やしていきましょう。

たとえば、家電量販店に行って店員さんから声をかけられるのを待ち、「見ているだけです」と断る練習をする。牛丼屋で食券を購入し食事を提供してもらう。外出することで疲弊しても、耐性をつけるほうが大切です。

うつ病のひとは人や社会から遮断され、刺激のない生活になりがちです。社会生活は刺激そのものなので、再び働くなら刺激に心と体を慣らしていく必要があります。毎日家で朝食を食べているなら、外食に変えるなど、いつもの自分のルーティンと違うことを少しずつ取り入れて、人と接する練習をしてみてください。

まとめ

今回はデラさん著書「うつ病で20代全部詰んでたボクが回復するまでにやったこと」から、回復へ向けて大切にしたい生活習慣4つを紹介しました

うつ病になると人と接する機会が減り、社会から遮断されます。毎日どこにも行かず誰にも合わない生活から急に再就職をしても、なかなか社会に馴染めずうつ病再発に繋がることもあるでしょう。

人と接する練習をして、少しずつ社会に馴染んでいきましょう。うつ病回復にはストレスを溜めない、消耗しないが大切です。自分を傷つけるものからは回避しながら生活をしましょう。今より少しでも上を向くためのヒントにしてみてください。


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