初めてのバイトをするときは、誰でも不安や恐怖を感じるものです。しかし、その怖さが勝り、一歩を踏み出せないでいるのは、成長のチャンスを逃しているかもしれません。とはいえ、どうすれば怖い気持ちを乗り越えられるのでしょうか?
この記事では、バイトに対して恐怖を感じてしまう原因を深掘りし、そのうえで7つの対処法を紹介しています。バイトに挑戦したいけれど勇気がなくて踏み出せない人はぜひ参考にしてください。最後まで読めば、「怖さ」が「楽しみ」に変わるはずです。
目次
バイトが怖くてできないと感じる原因
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バイトが怖くてできないと感じてしまう原因を探っていきましょう。
自分に仕事ができるのか不安を感じている
この不安は初めてバイトをする人だけではなく、新しい環境に入るすべての人が感じる不安です。とくに初めてバイトをする人はこの不安を強く感じてもおかしくはありません。業務内容や職場のルールがわからず、自分がきちんと仕事をこなせるのか、周囲に迷惑をかけてしまうのではないかと心配になるのは自然なことです。
仕事内容を覚えられなかったらどうしよう、ミスをしたらどうしようなど、悪いことばかり想像してしまいます。このように、仕事に対する自信のなさや、失敗への恐れが、バイトへの心理的なハードルを高めてしまうのです。
バイト先の人間関係に不安を感じている
人間関係の不安は、バイト先での居心地や働きやすさに直結するため、非常に大きな問題です。一緒に働く人たちとうまくコミュニケーションが取れるか、いじめやハラスメントがないかといった不安がのしかかるのです。
怖い人がいたらどうしよう、陰口を言われたらどうしようなどと考えてしまうと、バイトに行くのが怖くなってしまうのです。
自分に自信がない
自分に自信がないのは、自己肯定感が低いということです。自己肯定感が低いと、バイトに限らず新しいことを始めるのを難しく感じます。「どうせ自分にはできない」「失敗したら恥ずかしい」といったネガティブな感情が行動をためらわせるのです。
自己肯定感が低い人は周りの目を気にしがちで、些細なことでも過度に落ち込んでしまう傾向があります。バイト先で仕事ができない自分を想像すると、恐怖を感じてしまうのです。
バイト先選びに失敗したらと思うと怖い
どのようなバイトをするかは、その後のバイト生活を左右するため、慎重になるのは当然です。求人をみても詳細までは分かりません。楽そうに見えたのに実際はとても忙しかったり、人間関係が悪かったりした場合、後悔する可能性もあります。
実際に失敗を経験したり、友人から後悔した話を聞いたりしていると、どのバイト先を選んだらいいのか分からなくなります。「想像していた仕事と違ったどうしよう」「自分に合わない仕事だったらどうしよう」などという不安が、バイトへの抵抗感を生み出すのです。
過去に嫌な経験をした
過去に嫌な経験をしていると、それがトラウマとなって、バイトに対する恐怖を感じる原因となっている場合があります。仕事の失敗によるものであれば、異なる業務内容を選ぶことも可能ですが、人間関係での嫌な記憶はどの仕事でも起こる可能性があるため、不安や恐怖は拭いきれません。
バイト先の人間関係は入ってみないと分かりません。同じことが起こることを恐れてバイトができなくなってしまうのです。
バイトが怖くてできない自分を克服するための7つの対処法
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バイトが怖いと感じてしまう気持ちを克服するための方法を7つご紹介します。
- 怖いと感じる原因を紙に書き出してみる
- 友人と一緒にやってみる
- 自分に合った仕事を探す
- お客として中に入って雰囲気を確かめる
- 短期や単発の仕事をやってみる
- 過去の嫌な経験は切り離して考えてみる
- 自信がなくてもなんとかなる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.怖いと感じる原因を紙に書き出してみる
なぜバイトが怖いと感じるのかを紙に書き出してみましょう。自分の不安や恐怖を可視化することで、何が怖いのかを明確にし、具体的な対策を立てやすくなるからです。思い付く限りの不安をすべて書き出します。
実際に文字にしてみることで、自分の感情を客観的に見つめ直すことができます。また、書き出した内容を整理することで、本当に恐れているものが何なのか、明確に把握できるようになります。
このようにして自分の気持ちを客観的に見ることで、漠然とした不安を具体的な問題に変換できます。すると、対策がわかり、バイトに対する恐怖心を乗り越える糸口が見つかるでしょう。
2.友人と一緒にやってみる
友人と一緒であれば、不安を分かち合い、励まし合いながらバイトに取り組めます。求人には、友人と一緒でも可能なものもありますし、バイト先は異なっても同じ時期に応募すればお互いに相談しながら面接対策ができます。
バイト先に気の知れた友人がいれば、相談もしやすく、安心感を感じられます。すでに友人がバイトをしている職場に応募するのもよいでしょう。
また、一人ではなかなか行動に移せないことでも、友人と一緒なら勇気を出せる場合もあります。とくに初めてのときはわからないことや不安なことがたくさんありますが、友人同士で助け合うことができれば乗り越えられるものです。
3.自分に合った仕事を探す
自分の得意なことや興味のある分野であれば、楽しみながら取り組むことができるので、不安や恐怖が軽減されやすくなります。それにはまず、自分が興味のあることや、得意なことを分析してみましょう。
人と話すのが得意な人であれば接客業、細かい作業が得意な人であれば事務作業や軽作業など、自分の適性や興味にあった仕事を選びます。興味の持てる分野であれば、そこで働く人とも意気投合しやすいという利点もあります。
恐怖ではなく楽しみな気持ちを感じることで、バイトへの怖さが軽減されます。
4.お客として中に入って雰囲気を確かめる
バイト先がどのような様子なのかを知りたいときは事前に客として中に入ってみると雰囲気がつかめます。検討しているお店を利用し、店で働く人や店内の様子、どんなお客さんが多いのかを観察してみましょう。
そこで働く人がどのような仕事をしているかを知ることで、自分が働くイメージができて、不安がやわらぎます。
また、お店の人に商品について尋ねたりして、お客として会話をしてみましょう。一緒に働くことになるかもしれない人なので、違和感を感じるようなら避けた方がいいかもしれません。ただ、すべてが自分の理想通りの完璧な職場はないと考えておきましょう。
5.短期や単発の仕事をやってみる
最初から長期のバイトをするのが怖い場合は、短期や単発の仕事から始めてみるとよいでしょう。期限が決まっていれば、万が一合わなかったとしても、辞めると言いにくくて我慢しながら続けてしまうことはありません。
イベントスタッフや季節限定の仕事など、単発の仕事を探してみましょう。数日から週習慣程度の短期バイトなら気軽に挑戦でき、バイトへの恐怖心が減っていきます。
また、短期や単発のバイトを通じて様々な仕事を経験することで、自分に合った仕事を見つけるきっかけにもなります。短期間のバイトから始め、少しずつ長期のバイトに挑戦するための自信をつけていきましょう。
6.過去の嫌な経験は切り離して考えてみる
過去にバイトで嫌な経験をしたことがある場合は、その経験を未来と切り離して考えることが大切です。たとえば、以前のバイトでパワハラを受けた経験があったとしても、すべての職場が同じような環境であるわけではありません。
過去は変えられないのですから、その経験を教訓として、次は同じような失敗をしないように注意すればよいのです。事前調査を入念に行なったり、自分に合った仕事を探したりして新しいバイトに挑戦していきましょう。次のバイトでは、思わぬ出会いに恵まれる可能性もあるのです。
このように、過去の嫌な経験を乗り越え、新しい一歩を踏み出すことで、バイトに対する恐怖心を克服することができます。
7.自信がなくてもなんとかなるものだと考える
初めてのことは、誰でも自信がないものです。ですから、自分に自信がないことに関しては、あまり気にする必要はありません。完璧な人間などいないと考え、「自信がなくても、なんとかなる」と楽観的に考えることも大切です。
今まで生きてきた中で、自信を持てたときはどのくらいあったでしょうか。今、自信がなくて悩んでいる人が、過去はいつも自信満々の人生だったという場合は少ないはずです。多くの人は、自信がないと思いながらも、努力をし、今まで生きてこれたのです。
自信がなくてバイトをするのが怖いと感じていても、やってみれば何とかなるもの。失敗をすることがあるかもしれませんが、その経験を通して成長していくことができます。最初から完璧であろうとせず、様々な経験を積むことで、少しずつ自信が生まれていくのです。
バイトが怖いと感じる気持ちは考え方ひとつで消えることもある
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バイトが怖いと感じる理由は人によってさまざまですが、やり方を工夫したり、考え方を変えたりすることで克服できるようになります。最初の一歩を踏み出してみたら、なんてことなかったと感じられるはずです。
ただ、初めて社会に出るのは勇気も必要、戸惑うことがあるかもしれません。実際、社会に出ると理不尽に感じることは多いもの。しかし、どんな場合も相手を自分の都合のいいように変えることはできません。変えられるのは自分だけなのです。
Jam著『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。」では、自分の考え方を変えて心を楽にする方法を紹介しています。悩みが消えて、バイトに挑戦する勇気がわいてくるかもしれません。
また、バイト先でも悩みになりやすい人間関係についての考え方もわかりやすく説明されているので、バイトを始めてからでも役立つ内容です。ぜひ一度読んでみてください。