生きていれば、心が折れそうになる瞬間は誰にでもあるものです。しかし、そんな時にそっと心に寄り添ってくれる言葉があれば、気持ちが楽になり、また前を向いて歩き出せるかもしれません。
この記事では、気持ちが楽になるほっとする言葉を厳選して10個紹介します。言葉だけでなく、心を楽にするためのヒントについても解説しているので、ぜひ最後まで読んで、心に響く言葉を見つけてください。読み終わる頃には、心が軽くなっているはずです。
目次
心が楽になる!ほっとする言葉10選

心がラクになる、ほっとする言葉を集めました。さっそく見ていきましょう。
自信なんて、なくてもなんとかなる
自分に自信がなくなってしまうときがあります。失敗したり、自分よりすごい人と比べてしまったりすると、自信を持って進むことができなくなってしまうのです。そういうときは、過去に自信を持てたときのことを思い出すといい、といわれます。
しかし、「自信を持っていたときなどない」という人は案外多いのではないでしょうか。つまり、もともと自信など持っていないということです。今まで、自信がなくてもやってこれたのだから、「自信がない」のは当然とも言えます。
自信がないからといって、「どうしよう」と不安になる必要はありません。今までもなんとかなったのだから、大丈夫です。
誰だって、この世界というパズルの1ピース
何のために生きているのか、自分の人生や価値について漠然と考えてしまうことがあります。そんなときは、世界をパズルだと考えてみましょう。パズルにはたくさんのピースがあり、どれか一つが欠けても完成しません。
つまり、パズルの絵は人生における世界そのもの。さまざまなピースがあり、一つでも欠ければその世界が欠けてしまうということです。
自分というピースがはまる場所を探すように、その自分を探している人もどこかにいます。自分がどんなにちっぽけに感じても、穴だらけの世界を埋めてつなぐためには必要不可欠な存在だといえます。
何もしない時間も、人生の大切な時間
何かしていないと不安になることはありませんか?何もしなくていい時間があると、本当にしたいことや今できることなど、何かしなくてはと考えてしまいがちです。やるべきことは探せばたくさん見つかります。
それでも、人生には何もしない時間があってもいいはずです。あせらず、何もしない時間を満喫しましょう。何かしていないといけないことはないのです。
自分の意思で選べば、どんな選択も正解になる
人生では、あえてつらい道を選ぶことがあるかもしれません。たとえば、晴れた日を選べば歩きやすいですが、雨の日を選べば冷たく濡れてしまうかもしれないとわかっていても、あえて雨の日を選ぶことがあるのです。
苦労を伴う選択だとしても、それを選ばないと後悔が残るなら、つらくてもそちらを選ぶでしょう。そして、その道でしかわからないことを知るのです。どれを選んだから正解などではなく、大切なのは自分の意思で選ぶこと。本心で選んだ選択なら、それはすべて正解なのです。
変えられるチャンスがあるのは今だけ
つらい過去を思い出したり、先の見えない将来に漠然とした不安を感じることはありませんか?苦しかったり、楽しかったりする原因は過去にあることが多いものです。しかし、過去は変えられません。また、100%予想通りの未来を作ることもできません。
未来を変えるための行動は大切ですが、悪い未来を想像して不安になるくらいなら、未来など何が起こるかわからないと割り切ることも大切です。
生きている時間の中で、変えられるチャンスが一番大きいのは「今」です。同じ「今」を過ごすなら、少しでも笑って過ごすようにしましょう。いつか過去になる今を笑って過ごせば、未来の自分が思い出す過去を笑っている記憶に変えることができるからです。
そして、「今」は、今すぐ変えられます。
外の声より、自分の本音
嫌な思いをして、どうしても許せない人ができてしまったとき、最終的に許すか許さないかの選択は人それぞれです。どんなに憎くても、許せないままでいると自分がずっと傷つき続けることになります。しかし、自分の気持ちに嘘をついて許す方がつらいかもしれません。
許すべきだとか、自分の気持ちを偽ってはいけないなど、さまざまな声を聞くかもしれませんが、外の声は「その人には効く薬」のようなもの。他人の処方薬を飲めば危険なこともあるように、外の声より自分の本音を大切にし、自分が楽になれる方法を選びましょう。
相手を許すかどうかについても、楽になれる方法でよいのです。「許す」とは優しさだけではありません。自分を守り、楽になる方法の一つとして「あえて許す」ことも大切です。
人の評価ほど曖昧なものはない
人からの評価は、努力で変えられることもありますが、まったく理由がなく評価が下がることがあります。「なんとなく嫌」「なんとなく無理」など、こちらが努力をしても変えることができない理由で評価されることも少なくありません。
人には好き嫌いがあるので、すべての人から「いい人」と思われる方法ははないのです。万人に好かれなくて当然だし、自分もまたすべてを好きになる必要はありません。評価を気にしすぎないようになると、気楽になれます。
目標は眼に見える高さからでいい
自分と他人を比べて、落ち込んでしまうことがあるかもしれません。しかし、落ち込むのは、「自分もそのレベルでできる」と思っているからではないでしょうか。本当に絶対的な差を感じたときは、すごいとは思ってもあまり落ち込まないものです。
たとえば、羽生結弦選手のスケートを見て、「自分はあんなふうに滑れない」と落ち込む人は少ないはず。そこに届くだけの実力があると思うから、今できていないことに対して落ち込むのです。
まずは、できるだけ自分に近い人を目標にしてみましょう。その人がやっていることを自分もやってみて、できたら目標を挙げてみるようにすれば、小さな成功体験が重なって自信がつき、落ち込まずに前に進めます。
疲れる前に休む
疲れているときは、頭と身体がうまく噛み合いません。ボーっとしてしまい、普段はしないミスをしてしまったり、結果的に効率が落ちてしまったりするのです。これは、「疲れたからミスをした」のではなく、「ミスをするような背景や原因があった」と考えましょう。
「疲れたから休む」のではなく、ミスの原因を作らないように「疲れる前に休む」ことを意識しましょう。疲れたから休むのでは遅いのです。自分の心と身体に耳を傾けてあげましょう。
暗闇を知っているからこそ見つけられる幸せがある
生きていると、つらいことも楽しいこともあります。気持ちが真っ黒になったり、自分のいる場所が暗闇のように感じることもあるでしょう。幸せそうな人が、手の届かないところで輝く光のように見えるかもしれません。
しかし、人生の中で光と闇があるなら、暗闇を知ることは無駄ではありません。順風満帆に生きていたら見えないことはたくさんあります。つらい時のほうが、自分が本当に望むものが見えやすくなるからです。
つらい時だからこそ見えるものがあります。幸せへの道標を見つけることができるのです。
心が楽になる言葉を見つけるヒント

心が疲れた時、どこから言葉を探せばいいのか迷うこともあるでしょう。ここでは、心が楽になる言葉を見つけるための3つのヒントをご紹介します。
本や映画から見つける
本や映画には、登場人物たちの様々な感情や経験が描かれており、共感できる言葉や、心に響く言葉が数多く存在します。
小説の一節、映画のセリフ、登場人物の心情描写など、心に残る言葉を探してみましょう。感動的なシーンや、勇気づけられる場面に、心に響く言葉が隠されているかもしれません。 忘れないよう、ノートなどに書き留めておくこともおすすめです。
好きな音楽の歌詞から見つける
好きな音楽の歌詞からは、心の支えとなる言葉がみつかりやすいです。好きな曲の歌詞をじっくりと読み返してみましょう。メロディーに乗せて聴いているときには気づかなかった、新たな発見があるかもしれません。
メロディーととともに、つらいときや悲しいときの心の支えとなるはずです。
尊敬する人の言葉を参考にする
尊敬する人の言葉は、人生の指針となることがあります。
尊敬されるような人は、困難を乗り越え、成功を収めてきた経験を持っていることが多く、その言葉には重みと説得力があります。それらの言葉は、困難に直面したときに進むべき道を示してくれる道しるべとなるでしょう。
言葉と合わせて試したい!心を楽にする方法

言葉だけでなく行動も合わせて行うことで、より効果的に心を楽にすることができます。ここでは、簡単に実践できる4つの方法をご紹介します。
瞑想や深呼吸をする
瞑想や深呼吸は、心を落ち着かせ、リラックス効果を高める効果があります。いつでもどこでも簡単にできる、心の応急処置です。
瞑想は、静かな場所で目を閉じ、呼吸に意識を集中することで行います。深呼吸は、鼻からゆっくりと息を吸い込み、口からゆっくりと息を吐き出すことを繰り返します。数分間行うだけでも効果があります。
瞑想や深呼吸のやり方を解説している動画やアプリも活用してみましょう。
好きな音楽を聞く
好きな音楽を聞くことで気分転換になり、心を癒す効果があります。アップテンポな曲で気分を高揚させたり、ゆったりとした曲でリラックスしたり、そのときの気分に合わせて選曲してみましょう。歌詞に共感できる音楽を選ぶのもおすすめです。
好きな音楽を聴いたり、口ずさんだりすることで、心のモヤモヤが解消されていくでしょう。
自然の中で過ごす
自然の中で過ごすことは、心身のリフレッシュに繋がります。木漏れ日、川のせせらぎ、波の音、鳥のさえずりなど、自然の中に身を置くことで、五感が刺激され、心が穏やかになるのです。
遠くまで出かけなくても、近所の緑が多い場所を散歩するだけでも効果があります。自然の中で、深呼吸をしたり、瞑想をしたりするのもおすすめです。
信頼できる人に相談する
一人で悩みを抱え込まず、信頼できる人に相談することも大切です。誰かに話すことで気持ちが楽になり、解決策が見つかることがあります。信頼できる人に相談することで、孤独感が解消され安心感が得られます。
また、頭の中が整理され、新たな視点が得られることもあるのです。もし、身近に相談できる人がいない場合は、専門機関に相談することも検討しましょう。
心が楽になる考え方も取り入れよう

生きていると、つらいことも悲しいこともあります。理不尽な思いをして、悔しさでいっぱいになることもあるでしょう。しかし、同じ出来事に遭遇しても、考え方を少し変えてみるだけで心が楽になることがあります。
Jam著『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』では、悩みが消えてしまうような考え方をわかりやすく紹介しています。この記事で紹介した言葉も掲載されているので、ぜひ手元に置いて、心が楽になる考え方を取り入れていきましょう。