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時代に合った働き方勉強会 人生100年時代を幸せに生き抜く/太田真紀

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2050年には100歳以上の人口が100万人を超えると予想される日本。平均寿命は延び続けていくのに、老後の保障はありません。AIも台頭してくる「人生100年時代」を幸せに生き抜くために、私たちが今できることとは。自分らしく輝く働き方を見つけてみませんか?

時代に合った働き方とは?

時代に合ったビジネスとは

時代に合った働き方とは? と聞かれたらみなさんは何を思い浮かべるでしょうか。これからはSNSの時代だとか新しいメディアはこうだなどいろいろ思い浮かぶと思います。実際に世の中に発表されているものがあるのでご紹介します。

このなかで継続収入とは、仕事をしなくなっても入り続ける収入のことです。権利収入、印税収入など、さまざまな言い方をされます。そして、トレンドに乗っている商材とありますが、今の時代のトレンドは何でしょうか。

2つあるといわれています。まず「健康」です。これからは少子高齢化の時代です。平均寿命は男女ともに80歳を超えています。健康寿命と呼ばれるのは、70代です。つまり、だいたい10年間は誰かのお世話になる人たちがほとんどだということです。だからこそ、健康に意識が向いている方が非常に多いです。これに関するビジネスモデルは非常に価値があるといわれています。

そして、もうひとつは「本物志向」です。今、お金を使うところとして「本物」にフォーカスする人が非常に多くなりました。ひとつのものでも長年使えるものなどです。

また、海外展開ができるビジネスモデルかどうか。海外展開をしていくには、SNSが非常に重要だといわれています。今は個人がメディアを持てる時代です。みなさんのソーシャルメディアはおいしいものばかり載っていませんか。知らない人から友達申請がきたときに、みなさんは最初に何を見るでしょうか。そこにどうでもいいことばかり載っていたら、ビジネスとしては成り立たないということです。

そして、24時間365日売上が上がる仕組みづくり。今は情報化の時代です。世の中はこれで成り立っている事業がたくさんありますから、それを学んでいく必要があります。

時代はどんどん変化していきます。どのようにこの時代の変化を捉えていけるかが大事なのです。

今の日本の3つの問題・課題

まず1つ目は健康です。日本でもっとも亡くなる原因の率が高いのはがんだそうです。なぜ日本はこれだけ医療が発達しているのにがんが減らないのか。原因のひとつといわれているのが、食品添加物です。
とにかく、日本に売っているものは、人工的なものが多いそうです。何が入っているのか、メーカーはきちんと表示してくれています。国も認めているものです。だからこそ、賢い消費者にならないと、健康を守れないといわれています。
最近はあちらこちらで、予防医学が大事といわれ、やっと消費者が賢くなりはじめたのです。

みなさんは、老後の準備はしていますか?
65歳で定年退職をしてから、最低1億円あれば老後の心配はないそうです。1億円の用意がある方は、何もしなくても大丈夫です。
みなさんは、65歳までに1億円を準備することができますか。今から何年後でしょうか。65から、今の年齢を引きましょう。何年でしょうか。1億円をこの数字で割ります。年間でいくらの貯金が必要でしょうか。この数字を12で割ってください。ひと月にいくら貯めれば、みなさんの老後は安心できるでしょうか。

仕事においても、平均年収はこの15年で20%ほども落ち込んでいることをご存知でしょうか。なぜ気が付かないのかというと、みなさんの年収も減っているけれど、売っている物も安くなっているからです。100円ショップも多いですし、洋服なども1000円ぐらいで買うことができます。

これらのことは、昨今新聞やテレビなどでもよく取り上げられています。それを、みなさんはどれくらい自分のこととして考えているでしょうか。これらの問題・課題もとても重要になってきます。

老後は80歳からという衝撃的事実

さらに、私たちの寿命についてもっと衝撃的な事実です。これからは100歳まで生きる時代だというのです。2050年には、100歳以上の方々が100万人を超えるそうです。そういう時代がきます。老後65歳で定年して、80歳まで生きるのに1億円必要といわれていたのに、さらに倍であったらどうでしょうか。どんな準備が必要なのでしょうか。

こうなると、80歳までは普通に働くことになるそうです。そして、80歳からを老後というそうです。年金はもらえるでしょうか。今の仕事は80歳までできるでしょうか。AIも台頭してくる時代です。
そう考えたときに、私たちは学んでいかなければなりません。これからは、自分で自分の事業を持ち、ビジネスをしなさいといわれる時代です。
そして、収入は最低3つにしなさいといわれています。サラリーマンの人なら、もう2つ。そのくらいして初めて、みなさんの将来が安定していくのです。

人生100年時代においての無形資産とは

みなさんは、これから資産を形成していくことが大事です。資産というとみなさんはすぐに、お金の資産を思い浮かべると思いますが、これからの時代に必要なのは無形資産といわれるものです。
なかでも、価値の高い知識。AIやロボットが普及していくなかで仕事がどんどんなくなっていきます。みなさんが極めたいと思っている世界の専門知識、そのなかでも生き残っていくには何が必要かということにフォーカスを当てていくことが重要です。

そして、仲間といい関係を築くために時間を割いているかどうか。自分自身を向上させてくれる友達、同僚、家族などがいるかどうかです。人は孤独がもっともつらく、孤独のために人は死んでしまうこともあります。
形のある資産にいくらお金をかけても、仲間がいなかったら早死にしてしまうといわれています。
有形資産は売り買いできますが、人間関係は買えるでしょうか。ですから、人間関係を大切にしていくこと、コミュニケーションを大切にしていくことが大事なのです。

そして、頼れる人を増やすためのネットワーク。これを構築するには自分自身を変革する必要があります。同じ会社の人とだけつながっていると情報過多になってしまいます。ですから、いろいろな業種の方々とつながっていくことが大切でしょう。
お金を払って人とつながって人を紹介してもらうビジネスモデルがたくさんあります。これから人生100年時代を迎えるにあたっては無形資産ということについてしっかりと考えていく必要があります。

このなかで準備が必要だと思う大事なものをひとつ挙げてください。私はずっと学んでいました。なぜかというと、自分にとってこれから必要なことをきちんと知っておきたいからです。

自分が本当に手にしたいことは?

人生の目的を明確にするワーク

みなさんは、理想の人生に合わせた仕事を選んでいますか。これが次のテーマです。本当に自分が手にしたい物は何でしょうか。みなさんは自分の現在地をどれくらい把握していますか。

この人生の目的を明確にするワークというのはとても重要なことです。私たちが何かをするには、常に目的があるはずです。
仕事に向かうにしても、会社に9時に着くには、と逆算して行動します。このときに、目的に期限をきりました。そして逆算して何時に家を出て、何の電車に乗って、と考えました。これが戦略、方法です。私たちは常にこうして生きています。

私は人生の目的に出会えるまでに10年ぐらいかかりました。いろいろなセミナーを受けて、自分に問いかけて、自分の目的を見つけました。

あなたが人生でいちばん大切にしている人は誰でしょうか。私も回答するのにとても困りました。いちばん大事にしている人は夫や子ども、両親ですか?
ここでぜひ考えていただきたいのですが、自分が産まれてから、死ぬまでずっとつき合っていく人は誰でしょうか。

そうです、それは「自分自身」です。
みなさんは自分のことは大好きですか。愛していますか。自分を大切にするようにしか、他人を大切にすることはできません。
自分がどうなりたいのか、自分がどれだけがんばっているのかを認めてあげているかが大切なのだそうです。私は本当にこれが大事だなと思いました。

そして、人生の価値観。人生の優先順位をどう付けていますか。これもすごく大事です。幸せと成功を手にする理由は何でしょうか。一生に一度の人生です。みなさんは産まれてから現在の年齢までどんなことを決めて生きてきましたか。どんなことを未来に決めていますか。
よかったら、朝5分でも10分でも早起きをして、ノートに書いてみてください。毎回違う答えが出てきます。そのうちに、そうだなとふと腑に落ちることがあります。それを、ぜひ見つけてみてください。

働き方にはどのような選択肢があるの?

夢は実現するより見つけるほうが難しい

夢は実現するより見つけるほうが難しいといわれます。ですから、何度も何度も自分に質問をして本当にしたいことを明確にしていく作業が私たちの人生においてはもっとも重要なんです。
本当に手にしたいと思ったら、人はどんなことをしてでも達成しようとします。このパワーはものすごいです。

手にしていきたいと思うことについて、みなさんの現在の延長線上でそれを手にできそうでしょうか。何も変えないでできそうですか。もし少し難しいなという場合は、どんな選択肢を採るでしょうか。
何が思いつきますか。これができたらいいな、あれができたらいいな、というのが選択肢です。働き方にはどんな選択肢があるのか、これも知っているからこそ選択できるようになります。うまくいっている人が仕事を選ぶ基準とは、以下であるそうです。

ESBIというクワドラント

前述の基準⑤にも出てきたクワドラントとは何かというと、仕事観・価値観のことです。ロバート・キヨサキ氏が話していたのが、ESBIというクワドラントの考え方です。
著書の『金持ち父さん、貧乏父さん』は私の人生を変えた本です。みなさんはどんな価値観の仕事をしていますかと説いています。

この分類によると、Eパートの人は従業員として働いている方で、世の中の80%がここに属し、ここで行われていることは、「あたりまえ」というそうです。
ここはどういうクワドラントの人たちかというと、自分の時間を提供して、お金を得る人たちのこと。
その下がSパートの自営業者。この人たちは独立をして自分の能力によってお金を稼ぐ人です。14%がここに所属しています。
そしてBパートは、ビジネスオーナー、大企業のオーナーやフランチャイズ、MLMと書いてあります。全体のたった1%の人しかここに所属していないのです。この人たちは仕組みをつくってお金を生み出す人たちです。
そして、Iパートは投資家で5%。もちろん金融投資もありますし、不動産投資、事業投資もあります。お金によってお金を生ませる人たちです。こうやってクワドラントがわけられています。

私が学校で教わったのはこのEとSの2つの働き方でした。私の憧れである真っ赤なポルシェに乗る人たちは、自営業者で、自分で何かをやっている人だと思っていました。
でも、ビジネスオーナーや投資家という世界があるということを知ったのです。ビジネスオーナーは仕組みをつくるまではお金になりません。けれども、仕組みをつくったら、お金がずっと入ってくる。継続的な収入になる。だから、このビジネスというのも仕組みとして残っているのだなと思いました。

世の中の「成功している」といわれる人のほとんどはBとIにいます。『金持ち父さんの21世紀のビジネス』という本もあるので、勉強してみてください。ご自身で選択できる人になれます。時代の変化に対応していくことが何よりも大事です。そして、資産を持つことも大事になってきます。
資産もいろいろなものがあります。自己投資も資産になります。質の高い人脈も資産になります。自分には大きなお金もなくて、不動産や大きなビジネスが買えないなと思ったら、まずは自己投資です。
例えば、自分がどんな仕事にでも就けるような知識を身につけること。もしくは人脈づくり。これも情報の入り方が変わってくるので必要になります。
こういうところから、一つひとつ始めていくのがいいでしょう。

 

(画像提供:iStock.com/martin-dm)

太田真紀(おおたまき)


合同会社Bepriority代表
起業家育成コンサルタント
ラジオパーソナリティー

1971年 石巻市生まれ
外部研修・セミナーを継続して受講し続け、
1000万円以上を投じてきた。
30代で当時の事業で年商約2億円を達成
2017年8月合同会社Bepriorityを設立。

『愛と勇気を分かちあい
自分らしく生きる人を増やす』をモットーに
起業家コンサル・ラジオパーソナリティ・司会・
イベント企画プロデュースなどを手がけている

将来の夢は両親と共に生活ができない子供たちの
シェアハウスをつくり、一人でも多くの子供たちに
自立教育の価値を提供していくことを決めている。

 

 


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