他人を操れ。結果が欲しければ心の中に魔王(GACKT)を宿らせろ。
『GACKTのドス黒いメンタリズム』(発行:NORTHVILLAGE/発売:サンクチュアリ出版)より、GACKT流・調教術をご紹介します。
目次
①女は過程を、男は結果を褒めろ
原始の時代、獲物を捕まえる能力の有無が生死に直結していた。
そのため、狩猟をしていた男性の脳には【強さ】や【成果】、【結果】 に結びつく 【褒め言葉】に喜びを感じる性質がある。
能力を褒められ、プライドをくすぐられるような言葉に弱く、さらには、能力の結果として得られた車や時計などの高い買い物、また学歴や地位などを褒められることに喜びを感じる。
対して女性は、 元々家庭を支え、 維持することが主な役目だったため、 毎日の積み重ね、
コツコツと頑張っている姿を褒めることが効果的。
そのため、成果や結果ではなく、行動や行為そのもの、過程を褒めることが効果的だ。
ボクは、相手がどうやったら喜ぶか?
どういう言葉で喜ぶか? ということに関し、【観察】をしている。
【女の子は過程を褒められると喜ぶ】ため、「オマエ、 本当に頑張ってるな」と、頑張りに対して褒めてやると「そんなことないですよ」 と言いながらも、喜ぶ女の子は多い。
逆に、男は自尊心が非常に高い生き物だから、なにかの結果が出たことに対して、オマエ本当に頑張ったな、頑張って結果が出てきたなと言うと、素直に喜ぶんだ。
②相手のタイプに合わせて褒めろ
褒めかたに関しても相手によってバリエーションを変えている。
感動的に褒めたほうがいいのか、冷やかしや茶化しが入りながらも、愛情が感じられるような褒めかたがいいのかなど、人によって違う。
最終的に【褒めたという行為】 が相手の心に刻まれるかどうか。
こちらが褒めたつもりでも、相手に届いていなかったら意味はない。
ボクの場合は、上げてから一度落として上げる、最初に落として落として、最後に上げる、など、どういった流れがその相手には効果があるか、相手の心に響くかを、 相手の性格や自分との付き合い、お互いのポジションによって考えている。
ただ、ボクはずっと褒めはしない。
褒め続けると人は慣れ、緩み、慢心に繋がるからだ。
だから必ず 【落とす→上げる→落とす→上げる】ということを、何回も繰り返し行う。
女の子を口説くときでも、「可愛いね」 「綺麗だね」などという一般的な褒め言葉よりも、真面目な顔をして良いところと悪いところを極端に振って伝えたほうが、本当のことを言っているように聞こえるもの。
また、【自分が仕事をやれている】 と思っている人が、自分から報告してくることがある。 「こんなに良い結果が出ました」と。
そういった人に対して、 その目標設定や自信を打ち崩すことも有効だ。
「オマエ、そんなもので満足してるのか?」と。
もちろん打ち崩すだけではなく、「でも頑張ったな」と伝えれば、ソイツはさらに頑張ろうと思える。