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女性も男性も思うままにコントロールする、GACKT流「調教」メンタリズム3選

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③受け入れて、冷静に指摘しろ

ボクは昔、 本当にキレまくっていた。

ヒューズが飛ぶのが早いなと、 自分でも思っていた。

キレてから、 自分を止められなくなり、 凄まじい言葉を述べ、暴れ、詰めまくっていた。

この実体験を通して知ったのは、どれだけ激しく怒っても、 相手は、最初は「怖い、怒られた」と感じるものの、そのうちに慣れてしまう。

そして、どれだけ厳しい叱責も、しばらくすれば終わるのも事実。

つまり、「雨だけどしばらく待っていれば止むな」 と、そんな感覚でボクの言葉を聞くようになる。

さらに、言葉が長ければ長いほど相手に届かないため、相手は結局のところ、なんで怒られているのかも理解できない。

これでは全く意味がない。

ボクはこれに気付くのがめちゃくちゃ遅かった。

キレて暴れていたことに、 「本当になんの生産性もない」と気付き、人に怒鳴ること、罵声を飛ばすこと、罵ることを一切やめた。

今では、相手に対し、冷静に指摘をする。

怠ったりミスをした場合に、 イラッとしたとしてもテンションを上げず、 ヒートアップせず、 「なぜそれをやったのか?」と聞く。

それを「なるほどね」 と受け入れるところからスタートする。

受け入れることで、相手はボクの言葉に耳を傾ける。

そして、受け入れる体制が整った相手に、「それは、こういうふうにやったほうがよくないか?」と冷静かつ具体的な指摘をしている。

ボクのスタッフでは滅多にいないが、稀に言い訳をされることがある。

だが、ボクは全員に 「ボクの前で言い訳をしなくていい」と伝えている。

言い訳は無駄な時間が長くなるだけだ。

基本的に、ボクは生まれながらにしてパワハラ。

「長くなるようだったらとりあえず殴るから。 お願いだから、ボクの時間を無駄にするような、どうでもいいことを言わないでくれ」と伝えてある。

ただ、もちろん実際に殴るまではいかない。

「だったらもう辞めたほうがいいね」 とクビにするだけだ。

この記事は書籍『 GACKTのドス黒いメンタリズム 』の関連コラムです。