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感情はコントロールしないで!うつ病のひとが感情迷子から脱却する方法

うつ病で20代全部詰んでたボクが回復するまでにやったこと
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うつ病の人で、「感情をコントロールするのが苦手」という悩みを持つ方は多いのではないでしょうか。そもそも感情はコントロールすべきものではありません

本当は怒っているのに、「愚痴を言うなんて100年早い」「こんなことで怒る自分の器が小さい」と思い込んでいると、感情行動バラバラになっていってしまいます。うつ病の多くの人はこの状況。いわゆる感情迷子です。

今回はデラさん著書「うつ病で20代全部詰んでたボクが回復するまでにやったこと」から、感情迷子から脱却する方法や、うつ回復へ向かうため、感情を動かさない方法を紹介します。

自分の意思がないまま空気を読んで行動している人などは、この記事を参考に感情迷子から脱却するヒントを見つけてみてください

感情迷子とは「自分の感情」と「自分の行動」がバラバラになっている状態

うつ病のひとは、感情迷子になることが多いです。

感情迷子とは、感情と行動がバラバラの状態のことです。怒っているのに、「こんなことで怒るなんておかしい」「イライラするのは自分の器が小さい」と思い込んでいると感情と行動がバラバラに。

自分の意思がないままに、「周りにはこう求められているのでは?」という基準で行動していると、ひどく消耗して疲れてしまうでしょう。感情をセーブすると、自分の本当の感情が分からなくなるので、我慢せず吐き出すことを心掛けてみてください。

感情迷子から脱却する3つ方法

感情迷子から脱却する3つの方法は、

  1. 感情をコントロールしない
  2. 感情を適切に吐き出す
  3. 感情への対処を重要視する

です。それぞれ詳しく見ていきましょう。

感情をコントロールしない

うつ病のひとは感情をコントロールするのが苦手ですが、感情はコントロールすべきものではありません。もし職場でイライラしたら、その場を離れるなど自分で自分の機嫌をとる策をしっかり持っておきましょう

人間だからイライラすることもあるし、疲れたときは疲れたと言うべきです。「こんなことをすべきではない」と感情をセーブしてばかりいると、本当の気持ちが分からなくなります。感情迷子から脱却するには、感情をコントロールせず湧きあがる感情のまま行動をしましょう。

感情を適切に吐き出す

感情はトイレの排泄と同じように、「我慢しない」「吐き出す場所を間違えない」ことが大切です。

  • 彼氏へのモヤモヤは友人に言う
  • 職場の悩みはカラオケで発散する
  • 家族のもめごとはプロにお金を払って聞いてもらう

など感情をコントロールしないといっても、吐き出す相手を考えて発散しましょう

感情への対処を重要視する

ストレスの原因が明確な場合は、環境を変えましょう。うつ病の原因がパワハラ上司なら異動する、やめる、会わないようにするなどの工夫が大切です。我慢し続けネガティブなことを考え続けた結果、うつ病になります。

明日、嫌だと思っている上司のことを好きになることは99%ありません。自分が我慢してもなんの解決にもならないので、意識的に環境を変える努力が必要です。

感情を動かさない意識をしよう、喜怒哀楽を手放す方法

Wooden cut circles with letters A, B and C placed under a Plan sign on white wooden background.

うつ病回復を目指すには、感情を動かさない意識をしましょう。「いかに疲れないか」「どうしたら楽できるか」を最優先に考えて、気分の波を小さく抑えます。

  • 怒りを抑える方法
  • デメリットをセットで考えて落ち込まない方法

をそれぞれ詳しく解説します。

自分自身を変えて怒りを抑える

喜怒哀楽を抑えて楽に生きるためには、まず「」を抑えてみましょう。人が怒るパターンは、

  • 自分が疲れている
  • お腹が減っている
  • 相手から期待通りの行動が返ってこない

の3つのどれかです。3つ目の「相手から期待通りの行動が返ってこない」は自分自身を変えることで、怒らない方向へ持っていくことが可能

たとえばコンビニでお箸が入っていないと怒るひとは、50回に1回は入っていないと思うようにしておきましょう。待ち合わせで遅刻やドタキャンをされても、この人はこういう人だし自分が遅れるときもあると考えてみてください。

相手に期待せずこの世に絶対はないと考えることで、感情の上がり下がりに飲み込まれる回数が減り精神的負担が軽減されるでしょう。

デメリットもセットで考える

感情が大きく動くとその反動でダウンするので、浮き沈みを回避するためにデメリットもセットで考えてみましょう。事前にデメリットを理解することで、気持ちが上がったあとの、降下を回避できます

ラーメンを食べたいなら、「美味しい」と「太る」をセットで考えてみてください。最初からデメリットも一緒に考えると、後悔して落ち込むことはありません。人間らしさは無くなるかもしれませんが、うつ病の人は気分の浮き沈みは小さいほうがいいです

うつ回復を目指すなら、「楽に生きるにはどうしたらいいか」を常に考えてみてください。

まとめ

今回はデラさん著書「うつ病で20代全部詰んでたボクが回復するまでにやったこと」から、感情迷子から脱却する方法喜怒哀楽を抑える方法を紹介しました。うつ病のひとは自分の気持ちに正直になることが大切です。パワハラ上司が嫌なら環境を変える、家族との生活がストレスなら意識的に1人の時間を作るなど、環境を少しでも変える工夫をしてみましょう。

楽に生きるにはどうしたらいいかを1番に考えて、日常生活の行動・選択をすることで、気分の波を抑えられるので疲れにくくなりますよ。


うつ病で20代全部詰んでたボクが回復するまでにやったこと デラさん

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