「人間関係に困っている。」「コミュニケーションがうまくできない」とお悩みの人も多いのではないでしょうか?人の悩みの大半は人間関係の悩みです。
しかし上手にアウトプットをすることで、コミュニケーション力を鍛えられ、人間関係を改善できます。
この記事では、人気精神科医の樺沢紫苑著書「アウトプット大全」より、コミュニケーション力を上げるための方法をご紹介します。ぜひ参考にしてください。
目次
人間関係をよくするためにはアウトプットが非常に大切
人間関係をよくするためには、「話す」というアウトプットが大切です。コミュニケーション力を上げるためのアウトプット方法をご紹介します。
長く話すより雑談をする
人間関係をよくするためには、こまめに雑談をするほうがオススメです。心理学の実験でも、接触回数が増えれば増えるほど人の好感度が高くなるという結果が出ています。深い話を1回するより、毎日顔を合わせる人のほうが好きになりやすいのです。こまめに「話す」というアウトプットをして、コミュニケーションを図りましょう。
おもしろい話をするより声をかけることが大切
「雑談といってもおもしろい話題が思いつかない。」という人もいるでしょう。コミュニケーションのための雑談に、おもしろい話は必要ありません。おもしろい話題を考える時間があるなら、とりあえずなんでもいいから声をかけるほうが効果的です。声をかける目的は、接触回数を増やすためなので、話の内容は天気のことでも、仕事の話しでも何でもいいのです。家庭内でも月に1回みんなで遊びに行くより、毎日5分話すほうが円滑にコミュニケーションを取れるようになります。
挨拶は交流の入口
1番手軽な声のかけ方は挨拶です。挨拶をするだけで相手に「敵意がない。」「あなたを認識している。」と伝えられるので、人間関係が円滑になります。人と話すのが苦手でも挨拶だけならゲーム感覚でできるでしょう。相手が返すかどうかは別にして、自分から挨拶をするように心がけるとコミュニケーション力がアップします。
コミュニケーション力が下がるアウトプットとは?
逆にコミュニケーション力が下がってしまうアウトプットもご紹介します。人間関係を円滑にしたい人は、ぜひ下記のような行動は控えておきましょう。
悪口を言う
悪口はコミュニケーション力を上げるために1番やってはいけないことです。本人に悪口が聞こえてしまう可能性もありますが、悪口を言うだけであなた自身に悪い記憶が定着してしまいます。つまり誰かを悪く言うと相手の嫌なところばかりが見えてしまい、必要以上に人間関係が悪くなるのです。上司が嫌いと同僚に悪口を言った場合、上司の悪い面がより見えてしまい、一緒に仕事をするのが辛くなります。悪口だけは、まったくメリットのない行動なのでやめましょう。
表情や服装に気を使わない
表情や服装にも大切です。表情、服装、態度など言葉以外の表現方法は、「非言語化コミュニケーション」と言われます。非言語化コミュニケーションは、言葉以上にいろいろな情報を伝えられます。何を話すかと共に、どうやって話すかも考えておきましょう。
ネガティブな言葉が多い
ネガティブな言葉も言いすぎないように注意しましょう。ネガティブな言葉が多い人は、人間関係を含め人生でうまくいかないことが多くなります。ノースカロライナ大学の調査では、ポジティブな言葉が多い人ほどビジネスでも高い利益を上げ、チームメンバーの評価も高い傾向にあることがわかりました。ネガティブな言葉の3倍ポジティブな言葉を口に出すように心がけましょう。
より円滑なコミュニケーションのコツとは?
さらにコミュニケーション力をアップするためには、コツがあります。人間関係をよりよくするためのコツを解説します。
先にいい話をしてから悪い話をする
いいコミュニケーションをするためには、話す順番も大切です。先にいい情報を伝えてから悪い話をすることで、相手の心のダメージを最小限にします。たとえば会社の部下に注意するときは、「いつも電話の応対がていねいで、助かっているよ。でも遅刻が多いのは気をつけてね。」など長所をほめてから注意事項を伝えるようにしましょう。
「できるといいね」と付け加えるとやわらかくなる
さらにやわらかく伝えたいときは、「できるといいね」と付け加えましょう。プラスの情報を上乗せするように言うと、マイルドになります。「電話の応対がていねいでいいね。遅刻が減ったらさらに良くなりそうだね。」というように、「〇〇するともっといいね。」というように伝えると、コミュニケーションが円滑になります。
話しを聞くときもアイコンタクトをする
言葉だけではなく、話しを聞くときにアイコンタクトをするように心がけましょう。目を合わせると、お互いの細やかな感情の揺れが伝わりやすくなり、コミュニケーションが深まります。相手の目を見るのが苦手な人は、目と目の間を見るようにしましょう。
まとめ
今回は、コミュニケーションが円滑になるアウトプットについてご紹介しました。言葉だけではなく、表情や目なども使い、ぜひよりよい人間関係を作ってください。
人気精神科医、樺沢紫苑著書の「アウトプット大全」は、人間関係に役立つコミュニケーションのヒントを紹介しています。コミュニケーション力を上げたい人、いい人間関係を作りたい人は、ぜひ手に取ってみてください。