スキルや能力を定着させるには、インプットした知識や情報をアウトプットするのが重要。アウトプット力を鍛えるおすすめのトレーニング方法は、ブログやTwitterで情報発信をすることです。
「誹謗中傷が怖い……」
「ネガティブなコメントを書かれるのではないか」
「発信する内容がない」
と感じる方も多いと思います。そこで今回は樺沢紫苑著書「学びを結果に変えるアウトプット大全」より、SNSで情報発信をするメリットや、具体的な方法を紹介します。ブログやTwitterを活用してアウトプット力を鍛えると、記憶やスキルが定着します。自己成長を促し、仕事や学業への自信に繋がるでしょう。
目次
情報発信をする5つのメリット
情報発信におけるメリット、デメリットの比率は、20対1ほど。メリットの方が計り知れないほど多いです。アウトプット力を鍛えるトレーニングとして活用してみてください。
SNSへの書き込みが不安な方へ、5つのメリットを紹介します。
- フィードバック効果が高い
- 文章が上達する、アウトプット力が鍛えられる
- 情報が集まる
- 社内での評価がアップする
- 楽しい
それぞれ詳しく解説します。
1.フィードバック効果が高い
インターネット上で文章を書くと反応が得られます。記事の良し悪しによって、アクセス数が大きく変わるので、「よい文章/悪い文章」「読者が興味のある文章/読者が無関心の文章」の違いを日々学べます。
スポーツ選手が成功できるかは、コーチや監督の指導で決まります。どれだけ努力をしても、間違ったフォームの修正や、欠点のフィードバックがないと自己成長に繋がりません。文章力も誰にも読まれないと上達しないので、フィードバック効果のある情報発信はメリットがあります。
2.文章が上達する、アウトプット力が鍛えられる
フィードバックが得られたら、修正して書き続けましょう。アウトプット力が飛躍的に伸び、文章力が上達します。インプットとアウトプットの質も高まるでしょう。自己成長で必要なインプット、アウトプット、フィードバックのサイクルが猛烈な速度で回転し、スキルや記憶が定着します。
3.情報が集まる
情報発信をすると、好意的な読者の方からさまざまな情報が集まります。自分の知らない情報、知りえない情報が寄せられ、あなたの知識は深まります。
「別の本にはこう書かれていました。」「別の科学者は反対の意見を述べています」のように、知識や情報の幅が広がります。間違いや勘違いも修正され、インプットの質と量が飛躍的に高まるでしょう。
4.社内での評価がアップする
情報発信をすると社内での評価はアップします。上司や同僚があなたの発信を読んで、「勉強熱心な人」「文章を書ける人」と判断し周囲から信頼が得られます。
「〇〇の分野について社内で勉強会をしてくれないか?」と講師を依頼されたり、重要な仕事を任されるようになったりするでしょう。あなたがどれだけ勉強をしても、アウトプットをしない限り他の人間に努力が伝わりません。情報発信をすることで、あなたの努力が適切に評価されるようになり、結果、社内でのチャンスが大きく広がるでしょう。
5.楽しい
ネットでの情報発信をおすすめする最大の理由は、楽しいからです。毎日、何人もの人が自分の情報を受け取り、感謝のメッセージが届く。自分の知識や経験が、たくさんの人の役に立っていると実感できる。承認欲求や自己実現欲求を満たすので、精神的に幸福感、満足感が得られます。
自分の発信が、読者や社会にプラスの影響を及ぼしていることが実感でき、毎日が楽しくなります。
おすすめの情報発信
具体的におすすめの情報発信は、「SNSに書く」「ブログを書く」です。とくにブログは文章を書ければ誰にでもできて、YouTubeに比べると敷居が低くおすすめです。それぞれ詳しくみていきましょう。
情報発信の第一歩!「SNSに書く」
不特定多数へいきなり情報発信をするのはハードルが高いという人は、SNSで情報発信を始めてみましょう。SNSはあくまで、友人や知人など内輪への発信ですが、情報発信の第一歩としておすすめです。
FacebookやTwitterに、本や映画の感想、自分の日常体験を書いてみてください。SNSでの情報発信はアウトプット力が鍛えられるのと同時に、交流を楽しめたり、情報発信のリテラシーを学べます。いきなり不特定多数へ発信するのが不安な人は、SNSでの情報発信から始めてみてください。
有益な情報をコツコツ発信しながら収入を得る「ブログを書く」
インターネットで情報発信をしたい人に最もおすすめなのが、ブログです。ブログは文章が書けたら誰にでもできて、人気が出ると、何万ものアクセスも集まり、ブロガーとして生活することも可能です。初心者のブログでも記事の内容さえ良ければ、シェアが連鎖してひとつの記事に数万アクセスが集まることもあります。
何を書けばいいか分からない人は、映画やスポーツなど趣味について書いてみましょう。映画について書くなら、あなたが映画を観たという事実だけでなく、「感想」や「意見」を書きましょう。「この映画を観て〇〇と思った。」がないと、共感は発生しません。さらに「気付き」が書かれていると、「自分も観に行こう!」と読者の行動に変化が起こります。
読者の感情と行動を動かすのが、いい記事の条件です。自分の記事は、読者に価値を提供できているのか考えながら書いてみましょう。自分の「好き」をよりマニアックに書くブログは、続けやすくおすすめです。
まとめ
情報発信はリスクを上回るメリットが多数あります。いきなり不特定多数への発信が不安な人は、TwitterやFacebookから始めてみてください。アウトプットを続けると、仕事への自信に繋がり、よいキャリアが構築できるでしょう。
樺沢紫苑著書「学びを結果に変えるアウトプット大全」では、情報発信のメリットやコツが詳しく紹介されています。スキルや能力を定着させたい人、仕事や学業で評価されたい人は、参考にしてみてください。