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うつ病回復のカギは「こだわるもの」と「こだわらないもの」を決めること

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うつ病からの回復を目指すとき、働き方、生活習慣、考え方を見直して、体力の消耗を抑えながら生活をします。洋服、持ち物、日用品などすべての物にこだわる時間や余白はありません。しかしすべての物が安く、こだわりのないものでいいのでしょうか?

今回はデラさん著書「うつ病で20代全部詰んでたボクが回復するまでにやったこと」から、うつ病の人がこだわるもの、こだわらないものについて紹介しています。すべてのひとに当てはまるわけではありませんが、少しでも上を向くために参考にしてみてください。

うつ病のひとの生活習慣として、部屋の片付けはするべきか?についても解説しているので、最後まで読んで少しでも楽になる考え方を習得しましょう。

こだわるものを決める

うつ病になるとお金や将来が不安になります。少しでもお金を使わないために、安さだけでものを選びがちですが、長い目で見たときに生活の質が上がるものには投資してみましょう。

  • 投資にお金は惜しまない
  • 仕事に関するものにはこだわる

それぞれ紹介しますので、無理のない範囲で参考にしてみてください。

投資にお金は惜しまない

あらゆる物を選ぶときは、安さよりもクオリティを含めた総合力を重視してみましょう。うつ病になって働けなくなると、お金への不安から食材、日用品、家具家電など安さで選び、安いものがいいものだと思い込みます。

うつ病が少しでも回復して働けるようになったら、長い目で見たときに生活の質が上がるものを選んでみてください

  • 部屋の空気をキレイにしてメンタルを整えるため空気清浄機を買う
  • 家事に使っている時間を他に使えるように、乾燥機付き洗濯機を買う
  • 在宅ワークが快適になるよう、ゲーミングチェアを買う

どれも安い買い物ではないけど、仕事の環境を整え体を労うためのものです。空気がキレイだと気分がよくなり、座り心地のよい椅子は仕事効率アップになるでしょう

買い物をするときは、無理のない範囲で生活の質が上がるものを選んでみてください

仕事に関するものはこだわる

仕事で必要な道具は、やる気アップや効率化に繋がります。将来的にみて仕事や生活の質がよくなるものにはこだわってみましょう

仕事の通知を見逃したくないからアップルウォッチを使う、在宅の仕事が増えたから作業机を導入するなど、集中できる環境を整えてみてください

こだわらないものを決める

うつ病回復を目指すには、少しでも脳内の容量を開けることを意識しましょう。

  • 日用品は適当でいい
  • 洋服は着られればいい

こだわりを捨てて、少しでも考える時間を減らしましょう。それぞれ解説します。

日用品は適当でいい

ペーパー類や洗剤といった日用品、食材などは、なくなったら買うというシンプルなルールにしてみましょう。世の中のひとはセールスの目を気にしたり、付与されるポイントによって買う日や店舗を限定して買い物する人がたくさんいます。

そんな人に比べると、損をしているかもしれませんが、うつ病の人は少しくらい損しても、在庫、底値、ポイントに頭の容量を明け渡さないことが大切です。安いものを血眼になって探さず、生活のためのものは「なんでもいい」くらいで考えましょう。

洋服は着られればいい

生きていくのに関係のない洋服や持ち物にこだわらないのも、うつ病回復への第一歩です。うつ病を少しでもよくするには、生きることに力を注ぐ必要があります。

働き方を変え、体力の消耗を抑える。無理なく生きられるよう考え方も変える必要があるでしょう。1日1日をなんとか生き延び自然体で生活するには、洋服や持ち物にこだわる余白がありません

かばんは物が入って、靴は歩くのに支障がなければいい。洋服は着ている間、不快な気持ちにならなければ十分です。他人からどう見られたいかという気持ちを消して、脳内に余白を残してあげましょう。

部屋が汚くてもうつ病は治る

部屋が汚いとメンタルへ悪影響があるという話しをよく聞きますが、散らかっていてもうつ病は治ります。重要なのは、片づけなきゃいけない焦らないことです。部屋が汚くてもいい理由を解説していきます。

部屋は汚くてもいい

一般的に部屋の状況=メンタルの状況という説がありますが、著者デラさんの経験から部屋が汚くてもうつ病は治ると綴られています。もちろん部屋がキレイな方が回復しやすい状況を作れて、「キレイな部屋と汚い部屋どっちがいいか?」と聞かれたら、キレイな部屋のほうがいいでしょう。

一番ダメなのは、部屋が汚いからうつ病が治らないと思い込んだり、部屋を片づけなきゃと焦ることです。脳の疲労を高めて、回復を遅らせてしまうでしょう。散らかっている部屋が自分らしければ、汚くても大丈夫です。部屋のキレイさにこだわるよりも、生き延びることに集中するのが回復への近道です。

心のミニマリストを目指す

うつ病のひとはリアルの部屋を片づけるよりも、脳内のスペースを片づけることを優先しましょう。物をどんどん捨てて何もない部屋で暮らすミニマリストと呼ばれる人がいますが、うつ病のひとが目指すのは、心のミニマリストです。

「部屋を片付けなきゃ」という焦りを、脳内から捨てることから始めてみてください。片付けが苦手だけど、少しは部屋をキレイにしたいという人は、誰かと話しながら片付けをしてみましょう。ながら作業はあらゆるシーンでおすすめです。

音楽を聴きながら、歌を歌いながら手を動かしてみてください。片付けが苦手なら使うエネルギーは最低限に。部屋を片付けなければいけないというプレッシャーや焦りを捨てて、心のミニマリストを目指しましょう。

まとめ

今回はデラさん著書の「うつ病で20代全部詰んでたボクが回復するまでにやったこと」から、うつ病回復へ向け、こだわるものとこだわらないものを紹介しました。デラさんがうつ病を発症し、試してみて実際に効果があったものを紹介しています。

うつ病のひとは何かにこだわることに頭を使うのではなく、生き延びることに集中するのが大切です。人からの目を気にするのは消耗に繋がります。本記事を参考に、うつ病回復へ向けた生活習慣を試してみてください。


うつ病で20代全部詰んでたボクが回復するまでにやったこと デラさん

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