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やってはいけない健康法とは?正しい知識で健康を守る方法

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「流行っている健康法って、本当に効果があるのかな?」
「実践している健康法が、もし逆効果だったらどうしよう…」

健康への意識が高まる中、巷にはさまざまな健康法の情報があふれています。しかし、すべてが科学的根拠に基づいているわけではありません。むしろ、良かれと思って実践している健康法が、実は体に悪影響を及ぼしている可能性もあるのです。

この記事では、以下の内容について解説します。

  • 食事・ダイエット系でやってはいけない健康法
  • サプリメント・健康食品でやってはいけない健康法
  • 運動・体のケアでやってはいけない健康法

自分の健康を守るために、ぜひ最後までお読みください。

この記事は書籍『 最新科学が覆す 体にいいのはどっち? 』の関連コラムです。

やってはいけない健康方法が広がっている理由

自分にとって間違った健康法が世の中に広がり続けるのには、明確な理由があります。なぜ科学的根拠のない情報が信じられてしまうのか、その背景を理解しておきましょう。

健康に関する情報が多すぎる

健康に関する情報が多すぎる現代では、何が正しいのか判断できなくなっています。
インターネットやSNSの普及により、誰でも気軽に健康情報を発信できるようになりました。

その結果、科学的根拠のない情報と専門家による正確な情報が混在し、一般の人には見分けがつきにくい状況が生まれています。

例えば、同じダイエット法について調べても、「効果がある」という記事と「危険だ」という記事が両方存在します。健康食品についても、「奇跡の効果」を謳う広告と「効果なし」という専門家の意見が並んでおり、どちらを信じればよいのか迷ってしまいます。

情報過多の時代だからこそ、情報源の信頼性を見極める目が必要です。医師や管理栄養士などの専門家による情報か、科学的な研究に基づいているかを確認しましょう。

自分に適したものを選べていない

自分に適した健康法を選べていないことも、間違った方法が広がる原因の一つです。

良い健康法も中にはありますが、その人の年齢、体質、生活習慣、持病の有無によって適したものは異なります。万人に効く健康法は存在しないにもかかわらず、「誰にでも効く」という謳い文句を信じて、自分に合わない方法を実践してしまう人が多いのです。

健康法を選ぶ際は、自分の体質や生活スタイルに合っているかを慎重に検討してください。不安があれば、医師や専門家に相談してから始めるのが賢明です。

食事・ダイエット系でやってはいけない健康法

食事やダイエットに関する間違った健康法は、栄養バランスを崩し、体調不良や深刻な健康被害を引き起こす恐れがあります。以下で具体的に見ていきましょう。

極端な糖質制限ダイエット

極端な糖質制限ダイエットは、短期間での減量効果が期待できる一方で、長期的には健康リスクを伴います。

糖質は脳や体のエネルギー源として欠かせない栄養素です。過度に制限すると、集中力の低下、疲労感、イライラなどの症状が現れます。さらに、長期間にわたる極端な糖質制限は、筋肉量の減少や基礎代謝の低下を招きます。

  • 頭痛やめまいが頻繁に起こる
  • 疲れがとれない、だるさが続く
  • 生理不順や肌荒れが起こる
  • 便秘や消化不良に悩まされる

などのトラブルが起こる可能性があるため、バランスの取れた食事を心がけ、適度な糖質摂取を維持しましょう。

自己流断食・ファスティング

自己流の断食やファスティングは、デトックス効果や体質改善を謳っていますが、専門家の指導なしに行うのは非常に危険です。

断食により急激に栄養が不足すると、低血糖、脱水症状、電解質バランスの乱れなどが起こる可能性があります。特に持病がある方や妊娠中の方、成長期の子どもには適しません。

断食やファスティングを行う場合は、必ず専門家の指導のもとで実施してください。自己流での実践は、健康を守るどころか害する結果になります。

「体に良い」食材の過剰摂取

「体に良い」と聞いて特定の食材を過剰に摂取するのも、間違った健康法の一つです。

どんなに栄養価の高い食材でも、偏った摂取は栄養バランスを崩します。例えば、塩分の多い発酵食品、食物繊維の多い野菜、脂質の多いナッツ類などは、適量であれば健康に良いものの、過剰摂取は体に負担をかけます。

健康的な食生活の基本はバランスと適量です。一つの食材に偏らず、多様な食品を適切な量で摂取しましょう。

サプリメント・健康食品でやってはいけない健康法

サプリメントや健康食品は手軽に栄養補給ができる便利なアイテムですが、使い方を誤ると健康を損なうリスクがあります。

効果がないサプリへの過信

科学的根拠のないサプリメントへの過信は、時間とお金の無駄になるだけでなく、健康リスクを伴います。

サプリメントの中には、効果が科学的に証明されていないものや、誇大広告によって実際以上の効果を謳っている商品が多数存在します。これらに頼りすぎると、本来必要な医療や食生活の改善が遅れる恐れがあります。

例えば、「飲むだけで痩せる」と宣伝されているサプリメントの多くは、医学的な根拠が乏しく、実際には効果が認められないケースがほとんどです。高額なサプリメントを何種類も購入し続けた結果、経済的負担が増えただけで体調は何も変わらなかった、という声も聞かれます。

サプリメントはあくまで栄養補助食品です。基本は毎日の食事から栄養を摂り、サプリメントは補助的に活用しましょう。購入前には成分や効果について十分に調べ、必要に応じて医師や薬剤師に相談してください。

栄養ドリンク・フルーツジュースの常飲

栄養ドリンクやフルーツジュースの常飲は、糖分やカフェインの過剰摂取につながり、健康を害する可能性があります。

市販の栄養ドリンクには、多量の糖分やカフェインが含まれているケースが多く、毎日飲み続けると肥満や糖尿病、カフェイン依存のリスクが高まります。また、フルーツジュースも果糖を多く含むため、健康的に見えて実は糖分過多になりがちです。

疲労回復には十分な睡眠と栄養バランスの取れた食事が基本です。栄養ドリンクやジュースは、どうしても必要な時だけに留め、日常的に飲むのは避けましょう。

運動・体のケアでやってはいけない健康法

運動や体のケアに関する間違った健康法は、関節や筋肉を痛め、長期的な健康被害をもたらす恐れがあります。

激しすぎる運動・過度な有酸素運動

激しすぎる運動や過度な有酸素運動は、体に大きな負担をかけ、かえって健康を損なう結果になります。

適度な運動は健康維持に欠かせませんが、急激に強度の高い運動を始めたり、長時間の有酸素運動を毎日続けたりすると、関節や筋肉への過度な負担、免疫力の低下、ホルモンバランスの乱れなどが起こります。

  • 準備運動なしにいきなり激しい運動をする
  • 疲労が残っているのに無理をする
  • 休息日を設けず毎日トレーニングする
  • 自分の体力レベルを超えた運動をする

という状況は、避けるべきです。運動は自分の体力に合わせて無理なく継続するのが基本です。週に3〜4日程度、適度な強度で行い、十分な休息を取りながら進めましょう。

膝を壊す運動習慣

膝に負担をかける運動習慣は、将来的に変形性膝関節症などの深刻な問題を引き起こします。

膝関節は体重を支える重要な部位であり、間違ったフォームでのスクワット、硬い地面での長時間のランニング、階段の上り下りを過度に繰り返すなどの習慣は、膝への負担を蓄積させます。

膝の健康を守るには、正しいフォームと適切な負荷が欠かせません。運動前には十分なストレッチを行い、適切なシューズを選び、膝に痛みを感じたら無理をせず休養してください。

睡眠に関するやってはいけない健康法

睡眠は健康の土台となる重要な要素ですが、間違った睡眠習慣は逆に体調不良を招きます。以下で、睡眠に関するよくある誤解を見ていきましょう。

「睡眠は8時間が正解」という固定観念

「睡眠は8時間が正解」という固定観念は、実は科学的根拠が乏しい考え方です。
必要な睡眠時間は個人差が大きく、年齢、体質、活動量によって適切な睡眠時間は異なります。8時間にこだわるあまり、無理に長く寝ようとしてかえって睡眠の質を下げている人も少なくありません。

例えば、6時間でスッキリ目覚める人が無理に8時間寝床にいると、浅い睡眠が続いて逆に疲れが取れません。また、高齢になると必要な睡眠時間は短くなる傾向があり、若い頃と同じ8時間を確保しようとして、かえって不眠に悩む人もいます。

睡眠で大切なのは時間の長さより質と目覚めたときの爽快感です。自分にとって最適な睡眠時間を見つけ、規則正しい生活リズムを心がけましょう。

寝酒

寝酒は、寝つきを良くするどころか睡眠の質を大きく低下させます。

アルコールには一時的な入眠作用がありますが、睡眠の後半で覚醒作用が強まり、中途覚醒や早朝覚醒の原因になります。さらに、アルコールは深い睡眠を妨げるため、長時間寝ても疲れが取れません。

毎晩ビールや焼酎を飲んで寝ていた人が、夜中に何度も目が覚めて熟睡感が得られず、日中の疲労感に悩まされるケースがあります。また、寝酒が習慣化すると、アルコールなしでは眠れなくなり、依存症のリスクも高まります。

良質な睡眠のためには、寝酒は避けるべきです。就寝の3時間前までに飲酒を終え、寝る前はハーブティーや白湯などノンアルコール飲料を選びましょう。

休日の寝溜め

休日の寝溜めは、体内時計を乱し、かえって睡眠の質を悪化させます。

平日の睡眠不足を休日に補おうと長時間寝ると、体内リズムが崩れて夜眠れなくなり、月曜日からの生活に支障をきたします。これを「社会的時差ボケ」と呼び、慢性的な疲労感や集中力低下の原因になります。

睡眠の質を保つには、毎日ほぼ同じ時間に起きる習慣が欠かせません。休日も平日と起床時間を2時間以内の差に抑え、規則正しい生活リズムを維持しましょう。

正しい情報を得ることが健康を守るうえで大切

間違った健康法を避け、正しい方法を選択するには、信頼できる情報源から知識を得るのが何より大切です。

SNSやインターネット上には、根拠のない健康情報があふれています。医学的な裏付けのある書籍や専門家の意見を参考にして、家族と自分の健康を守りましょう。

最新科学が覆す 体にいいのはどっち?』では、最新の医学情報をもとに、正しい健康知識を紹介しています。健康のために何かを始める前に、その情報が本当に正しいのか確認する習慣をつけましょう。興味がある方は、ぜひ手にとってみてください。

この記事は書籍『 最新科学が覆す 体にいいのはどっち? 』の関連コラムです。