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仕事のモチベーションが全くないと感じる原因を解説!向上させる方法も紹介

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入社したときは「この会社で成果を出して、早く仕事を覚えよう」「昇進してより会社に貢献したい」と思っていたけれど、仕事に慣れ忙しくなるにつれて、モチベーションが下がってきたと感じた経験があるのではないでしょうか。

「今やっている仕事が向いているのか、本当にやりたいことなのかわからない」
「周りの同期が昇進しているのに、自分はできていないから焦っている」
「体力が気力が落ちてきていて、モチベーションがあがらない」

このように日々感じているかもしれません。F太氏・小鳥遊氏の著書『要領がよくないと思い込んでいる人のための仕事術図鑑』では、2人それぞれの仕事でのエピソードを紹介しています。モチベーションを少しでもいいから上げたいと感じている方は、ぜひ参考にしてみてください。

この記事は書籍『 要領がよくないと思い込んでいる人のための仕事術図鑑 』の関連コラムです。

【年代別】仕事でモチベーションが全くないと感じる原因

仕事のモチベーションが全くないと感じる原因は、年代ごとで異なります。

  • 20代:やりたい仕事かどうかわからない
  • 30代:昇進できない焦りがある
  • 40代~50代:体力や気力が低下している

モチベーションがない原因は何かを考えながら、それぞれの年代について見ていきましょう。

20代:やりたい仕事かどうかわからない

20代は仕事を始めたばかりの方が多いため、本当に自分がやりたい仕事かどうかわからないと感じている傾向があります。
将来に対する不安や焦りからモチベーションが下がってしまうのです。またSNSで同世代と比べてしまい、自己嫌悪に陥ることもあるでしょう。

30代:昇進できない焦りがある

30代になるとある程度仕事に慣れてくる一方、なかなか昇進できない焦りを感じる場合があります。人によっては中間管理職など出世する時期になるため、自分だけ出世できなかったらどうしようと不安を感じます。
また結婚や子育てなどライフステージの変化も多くなるため、家庭とキャリアの両立ができるかどうかと焦るでしょう。

40代~50代:体力や気力が低下している

健康面に影響が出やすいのが40~50代です。20~30代に比べて体力や気力が低下している方が多く、仕事に対するモチベーションが低下します。不調が出てきやすい世代になるため、定年退職までに働けるかどうか不安を感じる方もいます。

【年代別】仕事のモチベーションがあがる要素

こちらでは、年代別に仕事のモチベーションがあがる要素を解説します。

  • 20代:仕事の評価
  • 30代:仕事のやりがい
  • 40代~50代:部下の成長

20代:仕事の評価

20代は、仕事で上司から高評価をもらうことで、モチベーションが向上します。たとえば自分の得意なことを活かして成果が出たり、ノルマが達成できたりすることで「もっと仕事を頑張りたい」と思えるようになります。

一度高評価を上司からもらうことで「より評価されたいという気持ち」につながります。また自分が上司として後輩指導をする際には、挑戦しやすい環境を用意してあげることで、モチベーションが維持されるでしょう。

30代:仕事のやりがい

30代は、責任のある仕事を任せてもらえて、仕事のやりがいを感じることが要素になります。世代的には、部下の育成に力を入れたいと考える方もおり、指導者としてのやりがいがモチベーションの維持になります。

また中間管理職に出世することで、昇進することの喜びや新たなステージで仕事ができる楽しさを感じやすくなるため、よりモチベーションが上がりやすくなるでしょう。

40代~50代:部下の成長

40~50代は、管理職など部下をまとめる立場の方が増えてくる世代です。育てた部下が仕事でやりがいを感じている姿を目にすることで、喜びを感じる方もいるでしょう。

自分ではなく、部下の成長を見守ることでモチベーションを感じます。また部下とともに目標達成したい、会社のために貢献したいと思うことで、モチベーションが向上するでしょう。

仕事のモチベーションが全くないと感じるときの3つの注意点

仕事のモチベーションが全くないと感じているときは、以下の点に注意しましょう。

  1. 仕事のやる気がないのは当たり前と思って働き続ける
  2. 仕事のネガティブな気持ちを言う
  3. やる気が出ない原因を探さないまま転職する

注意点を意識しないと心身に負担がかかったり、転職を繰り返したりと悪循環になります。ひとつずつみていきましょう。

1.仕事のやる気がないのは当たり前と思って働き続ける

仕事のやる気がないのは当たり前と感じながら働き続けると、精神的ストレスがかかります。仕事のやる気が出ない、モチベーションがないと感じる要因は人によってさまざまです。「なぜモチベーションが全くない状態になってしまったのか」をしっかりと分析し、改善方法を考えましょう。

2.仕事に対するネガティブな気持ちを言う

仕事に対してネガティブな気持ちを言うことで、周囲の士気を下げる恐れがあります。またネガティブな気持ちが上司に届いて、評価に直結する可能性もあります。もしネガティブな気持ちを言いたくなったら、話す状況と相手を選ぶことが大切です。

3.モチベーションがない原因を探さないまま転職する

仕事に対するモチベーションがない原因を分析しないまま転職してしまうと「同じ状況にぶつかったときにすぐ転職する」ことが発生してしまいます。転職する場合は、モチベーションがない原因を参考にしながら活動の方向性を決めましょう。

仕事のモチベーションを向上させる6つの方法

仕事のモチベーションを向上させるために、以下の方法を試してみてください。

  1. 体調を整える
  2. 小さい目標を立てる
  3. 考えを整理する
  4. 5分だけ作業してみる
  5. 仕事を楽しめるように工夫する
  6. 仕事終わりのご褒美を用意する
  7. 先延ばしにしない

まずは体調を整え、目標を立てたり楽しむように工夫したりするとよいでしょう。ひとつずつ説明します。

1.体調を整える

モチベーションを向上させるために、体調を整えることが大切です。モチベーションがない原因として、慢性的な疲れが理由の場合もあります。体調を整える例として、以下の内容が挙げられます。

  • 7~8時間睡眠を心がける
  • 不安や悩みを紙に書き出してみる
  • 散歩をする
  • タンパク質を積極的に接種する
  • 朝一番に太陽を浴びる

体だけではなく精神的な疲れがある場合は、休養したり、気分転換をしたりしましょう。慢性的な不眠や疲れが続いている方は、心療内科など病院に受診したりする必要もあります。まずは体調を整えることから始めましょう。

2.目標を立てる

目標を明確に立てることで、モチベーションの向上につながります。目標を立ててみることで「なぜ頑張っているのか」がわかるからです。目標設定をするためには、以下のコツをおさえましょう。

  • 数字を入れて具体的に設定する:取引先を5件増やす
  • 目標の期限を設定する:3か月以内に
  • 目標達成のための具体策を考える:営業に関する勉強会に参加する

大きな目標だけではなく、小さな目標をたてることで達成感を抱きやすくなります。また成功体験になるため自信もつきます。

3.考えを整理する

モチベーションがないと感じる理由や、仕事に対する考えをしっかりと整理しましょう。ノートなどに実際に書き出してみることで、思考が可視化されてわかりやすくなります。

書いている途中で自分の本当の気持ちに気づきやすくなり、モチベーションを向上させるためのアイデアが思い浮かびやすくなるでしょう。

4.5分だけ作業してみる

5分だけ作業してみることで「作業興奮」が働き、モチベーションが維持しやすくなります。作業興奮とは、一度作業に取り組むと湧いてくるやる気のことです。

「1日事務作業をしないといけない」と思うとやる気が出にくいですが「5分だけやってみよう」と思うと、気持ちが楽になります。

5.仕事を楽しむ工夫する

モチベーションを向上させるためには「楽しむ工夫」をすることも必要です。楽しさや面白いと感じることに対してモチベーションが刺激しやすいからです。たとえば以下のように工夫することで、仕事が楽しめるようになるでしょう。

  • 単調な作業をゲーム感覚でやってみる
  • 資料作りをセンスよく作ることに集中する
  • 上司との会話をシュミレーションゲーム風に考える

苦手なことであっても楽しむ工夫をすることで、ポジティブな気持ちになれるため試してみてください。

6.仕事終わりのご褒美を用意する

仕事終わりにご褒美を用意しておくことで、モチベーションが刺激されます。目標設定をしっかりと行い、達成したらご褒美を貰うなどメリハリをつけることが大切です。

  • マッサージを受ける
  • 映画鑑賞する
  • ゲームに没頭する
  • 好きな本や漫画を読む

またご褒美と同時に、自分に対して「頑張った」など肯定的な言葉をかけるとよいでしょう。

7.先延ばしにしない

仕事を先延ばしにしてしまうと、やることが山積みになってしまい、モチベーションが下がる要因になります。先延ばしにしないために、以下のことを意識してみましょう。

  • 数分以内で終わるタスクはすぐに終わらせる
  • 仮でスケジュールをおさえる
  • 仕事を始める前にやることを書き出す

また今日決めたことをその日のうちに達成することを意識して、モチベーションを保ちましょう。

仕事のモチベーションが全くない原因を明らかにして少しずつ向上させよう

仕事に対してモチベーションがあがらないときは原因が何かを分析しましょう。もし体調不良であれば、休養の優先が重要です。「まずは5分だけ取り組んでみること」を意識し、仕事を先延ばししないことがポイントです。また仕事を楽しむために工夫し、終わった後のご褒美を用意するとよいでしょう。

F太氏・小鳥遊氏の著書『要領がよくないと思い込んでいる人のための仕事術図鑑』では、仕事を先延ばししない方法や、ミスを少なくして仕事を進める方法を解説しています。仕事のモチベーションがない方でもタメになる内容になっているため、参考にしてみてください。

この記事は書籍『 要領がよくないと思い込んでいる人のための仕事術図鑑 』の関連コラムです。