「入社した職場が、なんだかレベルが低いように感じる」と悩んでいませんか?
自分なりに思いを持って就職活動に励み、やっと見つけた会社のレベルが低いと、将来に不安を覚えますよね。
「レベルが低いな…」と感じながら仕事を続けてしまうと、モチベーションが下がってしまい、気がつけば自分も同じような水準になってしまうことも考えられます。
そこでこの記事では、レベルの低い職場と、そのなかで活躍するための対処法を紹介します。自分自身がレベルアップして、社会から見て質の高い人材になりたい方は、ぜひ最後まで記事をご覧ください。
目次
レベルの低い職場にありがちな特徴9選
レベルの低い職場にありがちな特徴は、次の9つです。
- 社員の目的意識が低い
- 仕事の無駄が多い
- 給料が安く時間にルーズ
- 指示が人によって変わる
- 人間関係が悪い
- 業務量が人によって大きく変わる
- 感情的な人が多い
- 単調な仕事ばかり
- 他責で考える人が多い
それぞれ詳しく解説します。
1.社員の目的意識が低い
レベルの低い職場は、社員全体の目的意識が低い傾向にあります。
会社員として働く以上、業績を上げていくことは非常に大切です。業績が上がることで、自身の月給やボーナスの金額が高まり、豊かな生活が送れるようになります。
ところが目的意識の低い社員ばかりだと「いまのままでいいや」と現状を維持することを考える風潮が広がってしまい、会社としての成長が見込めません。
その結果待遇が変わらず、さらにモチベーションの低下につながるという悪循環に陥ってしまうのです。
2.仕事の無駄が多い
仕事を効率的にこなせる環境になっていないことも、レベルが低い職場の特徴です。従来の方法に慣れているからと、効率の良い方法を探そうとせず、ダラダラと業務を続けてしまっています。
特に高齢になるにつれて、新しいサービスやツールの導入に後ろ向きになるケースは多いです。
例えばデータをすべて紙面に書き起こしている、社員間のコミュニケーションを口頭だけで行っているなど、後から見返せるような環境が整っていない状態は、危険だと言えます。
このように仕事の無駄が多いせいで、日々の業務量が増えてしまい、こなすだけで精一杯になっている状況は要注意です。
3.給料が安く時間にルーズ
給料が安い会社には、あまり優秀な人材が集まらず、レベルが低くなりやすい傾向にあります。
また、残業時間が長い、勤務時間外に会議などの集まりが多く設定されているなど、時間に対してルーズな会社も、優秀な人からは好まれません。
給料や時間は、社員にとって重要な部分です。その2つの待遇が悪いと、不満がたまり、モチベーションの低下につながってしまいます。
モチベーションがない状態だと、仕事に対してのやる気が出ず、会社としてのレベルアップが望めません。
4.指示が人によって変わる
マニュアルの整備が行き届いておらず、人によって指示が変わる会社も、レベルが高いとは言えません。
「上司Aの言う通りにしたのに、Bに相談したら怒られた」などの状況が続いてしまうと、社員の不満がたまってしまうでしょう。
特に上層部の意見が一致していないと、社員も目指すべき場所がわからず、現場からの提案がしづらくなってしまいます。その結果、会社の成長が見込めなくなってしまうのです。
5.人間関係が悪い
レベルの低い職場は、人間関係にも悪影響が出ている可能性があります。それぞれの仕事に対するモチベーションが低く、積極的に連携を取ろうとしないからです。
連携不足のせいで、ミスが起きる機会が多く、上層部から叱責を受けることもあるでしょう。するとさらに職場の雰囲気が重くなり、居ても楽しくない環境ができあがってしまいます。
レベルの高い職場なら、連携トラブルが起きた際には、社員間で「次はこうしよう」と打開策を考えます。ところが連携が取れていない会社は、再発防止のための改善策を考えないため、また同じミスが起きてしまいます。
6.業務量が人によって大きく変わる
職場全体のレベルが低い状態だと、もし優秀な人がいた場合、その人にばかり仕事が集中してしまいます。
レベルの低い人材は、仕事を完了させるスピードが遅く、多くのタスクを処理できないからです。優秀な人は自発的に効率化に努めているため、仕事を多く振られても難なく対応します。
ところがその状況が続いてしまうと、優秀な人は「給料は同じなのに、自分だけ仕事が多い」と不満を抱いてしまうでしょう。
その結果優秀な人が退職し、レベルの低い人だけが残る職場ができてしまう可能性があります。
また会社としても仕事の均一化を意識できておらず、社員のレベルに頼ってしまうような状況を作り出しているのは問題です。
7.感情的な人が多い
論理的に話を展開せず、感情論ばかりが飛び交っている職場も、要注意です。
感情的な人は、自分の好みだけで判断をしてしまうことが多く、客観的な選択ができない傾向にあります。
例えばプロジェクトをうまく遂行できる優秀な人がいても「自分は良く思わないから、このプロジェクトからは外してしまおう」という考えに至ることもあるでしょう。
優秀な人からすると不満がたまりますし、プロジェクト自体もうまく進行できず、思うような結果が出せません。
人間なのでときには感情的になることもありますが、あまりにも感情優先の状況が続いてしまうと、会社としてのレベルアップが望めない環境が完成してしまいます。
8.単調な仕事ばかり
誰にでもできるような単調な仕事ばかりが続いてしまう環境は、あまりレベルが高くないといえます。
社員それぞれがルーティンワークから抜け出せず、スキルアップに繋がりません。その結果、業績アップに好影響を与えられる人材が育たず、停滞してしまいます。
また、仮に会社の業績アップを担える人材がいたとしても、それが役員や高齢者ばかりで後進を育てていない状態は要注意です。
いまは良くても、数年・数十年後には会社のレベルが大きく落ちている可能性があります。若い社員に単調な仕事ばかりを任せている環境は、会社として良いとは言えないでしょう。
9.他責で考える人が多い
ミスが起きた際に「◯◯のせいだ」「システムが悪いせいだ」と、他責思考を持ってしまう人が多くいる職場も、レベルが低くなりやすいです。
自分以外のせいにしていると、自身の成長に繋がりません。また「次はトラブルを起こさないようにしよう」という、再発防止の策も考えなくなってしまうので、同じミスを繰り返す可能性があります。
もちろん状況によっては、自分は悪くないトラブルも起こり得ますが、その際も自分なりに課題を見つけて、改善策を練ることが大切です。
レベルの低い職場に入社した際の対処法
職場のレベルが低いかどうかは、外からはわかりません。
「この会社はしっかりしている」と思っていても、いざ入社すると全然違ったり、また部署で見るとモチベーションが低かったりと、入ってから気づくことはたくさんあります。
そこでこちらでは、レベルの低い職場に入社した際の対処法を紹介します。
- 自分なりに課題を見つける
- スキルアップを意識して動く
- 部署異動や転職で新しい環境を目指す
それぞれ詳しく確認していきましょう。
1.自分なりに課題を見つける
例えレベルの低い職場であっても、自分なりに課題を見つけて、解決していくことが大切です。解決策を考えて行動することで、自分自身のレベルが上がり、周囲に良い影響を与えられます。
特に連携ミスでトラブルが起きたときは、改善策を考える絶好のポイントです。自分だけでなく、関わっている人から意見を聞き、再発防止の方法がないかを考えてみましょう。
「このミスは◯◯のせいだ」と他責になってしまうと、いつまで経っても良い環境は作れないため、自分なりに行動することが大切です。
2.スキルアップを意識して動く
レベルの低い職場であっても、自分がスキルアップする方法はたくさんあります。
例えば「チームのモチベーションが低い」という状況であれば、自分がみんなのやる気を出させるようなマネジメントスキルを学ぶことで、解決できるかもしれません。
社内の仕組みが整っていないなら、自分で使えるツールやサービスを見つけて取り入れることで、業務効率化に繋げられるでしょう。
このように、会社を良くしようと考えることが、自分のスキルアップに繋がります。自分のレベルが上がると、いまの職場よりもより良い環境に身をおける可能性も高まるため、ぜひスキルアップを意識してみてください。
3.部署異動や転職で新しい環境を目指す
自分なりに改善に取り組んでも状況が変わらなかったり、居心地が悪くなったりする場合は、部署異動や転職も検討するようにしてみてください。
特に規模感が大きめの会社だと、自分だけが頑張っても会社や部署全体に影響を与えられない可能性があります。「自分には合っていない」と感じるのであれば、思い切って場所を変えるのは手段のひとつです。
その際にスムーズに話を進めるためにも、自分なりに業務改善に取り組み、スキルアップを心がけることが大切です。
まとめ
職場のレベルが低いかどうかは、実際に入社してからわかることが多いです。もし「自分の職場はレベルが低いかも…?」と感じたら、今回紹介した特徴と照らし合わせてみてください。
もしレベルの低い職場だと感じた場合には、しっかりと対策を練る必要があります。自分自身がスキルアップして、より良い環境にできないか検討してみてください。
F太氏・小鳥遊氏著の『
自分自身のレベルアップにぴったりの書籍なので、ぜひ手に取ってみてください。