交渉力を高めるためのポイント4選を徹底解説！人生が幸福になる秘訣とは

人生のあらゆる悩みは「交渉力」を身に付けることで解決できます。いっぽうで正しい交渉術を理解していないと生きづらさを感じてしまう場面が増えることも事実です。

「人と交渉するのが苦手」
「上司との交渉で自分の意見が通らない」
「交渉力を上げるための具体的な方法が知りたい」

と考えている方もいるのではないでしょうか？仕事や日常生活で交渉をする機会はありますが、なかなかうまくいかないと悩むこともあるでしょう。

上手な交渉力を身に付けるためには、おさえておくべきポイントがあります。本記事では、犬塚壮志氏の著書『頭のいい人の対人関係　誰とでも対等な関係を築く交渉術』をもとに「頭のいい交渉力」を身に付けるための具体的な方法を解説いたします。

この記事を読むことで交渉力が身について、誰とでも対等で良好な関係を築けるようになります。ぜひ参考にしてみてください。

交渉力が重要な理由を解説

交渉力は、私たちの日常生活のあらゆる場面で重要な役割を果たしています。

仕事では「プロジェクトの進行」や「クライアントとの契約」「上司との話し合い」など、あらゆる場面で交渉力が必要です。交渉力があれば、自分の意見を適切に伝えられるので仕事がスムーズに進められて、社内での評価も上がっていくことでしょう。

日常生活でも「家族や友人との会話」「買い物をした際の店員とのやりとり」など、交渉をする場面は頻繁にあります。

交渉力があれば、自分の要望をうまく伝えられるので誰とでも良好な関係を保てるようになります。交渉力とは「相手を深く理解して」「自分の意見も適切に伝えて」良い結果を得るためのスキルです。交渉力があれば、人生のほとんどの問題を解決できるといっても過言ではありません。

交渉力を身に付けるためのポイント4選

交渉力を身に付けるためには小手先のテクニックだけではなく、心構えが大切です。テクニックだけに頼ってしまうと、交渉の軸がなくなり、迷いが生じてしまうからです。その結果、相手に不信感を持たれてしまう可能性があります。

交渉力の基礎となる「心構えを踏まえたポイント」をしっかり抑えておきましょう。

頭のいい交渉力を身に付けるために重要なポイントは以下の4つです。

交渉で得られるものの重要性を明確にする
敵は交渉相手ではなく「生じている問題」だと理解する
自分は交渉の達人であると思い込む
「交渉の余地はある」と信じてあきらめない

以下で、それぞれを詳しく解説していきます。

1.交渉で得られるものの重要性を明確にする

交渉においては「自分が何を得たいのか」「その価値はどれほどなのか」を明確にすることが非常に大切です。その重要性を理解していないと、交渉における本来の目的を見失う可能性があります。

たとえば、ネットオークションなども身近な交渉のひとつに該当しますが、気を付けないと競り勝つことだけが目的になってしまいがちです。本来の目的を見失わないためには「落札するものが本当に必要なのか」「その金額を支払う価値はあるものなのか」という本質を見極めることが大切です。

とくにオークションのような緊張感のある場面では、冷静さを失いやすいので後悔する結果になってしまうケースが多く見られます。

交渉に臨む前には「自分が何を得たいのか」「その価値はどれほどなのか」をじっくりと考えて、明確にしておきましょう。結果として、交渉する上での本来の目的を見失わずに適切な判断ができるようになります。

2.敵は交渉相手ではなく「生じている問題」だと理解する

交渉において、相手を敵ではなく、一緒に問題を解決するパートナーとして認識しましょう。相手を敵視してしまうと、勝敗にこだわりすぎて結果的に交渉が難航しかねません。

重要なのは「生じている問題や悩みそのもの」を解決することです。相手と協力して、一緒に問題解決を目指すことで、交渉は円滑に進んでいき良い結果を得られます。

交渉をする本来の目的は、あくまで「問題を解決すること」であり、そのためにも相手と協力するという意識を持ちましょう。

3.自分は交渉の達人であると思い込む

自分自身を「交渉の達人」と思い込むことで、その役割にふさわしい行動や思考が自然と身につきやすくなります。

これは「スタンフォード監獄実験」で示された、自己認識が行動に影響を与えるという心理学の原理に基づいています。この実験では、一般の学生である数名の参加者に「看守」と「囚人」の役割を与えました。経過を観察していくうちに、看守役は看守らしく、囚人役は囚人らしく、それぞれがその役割に合わせた行動をとるようになったそうです。

自分は「交渉の達人」だと思い込んで、交渉術を使いこなせるようになりましょう。