「こういうもんだろう」と見よう見まねで片づけてきた。でもなんか違う。整ったはずなのにしっくりこない。
「片づけないと…」とずっと思ってる。でもどこから手をつけたらいいのか分からないまま、時間が経っている。
正解っぽいものに従ったり、外側の行動に目を向けても、結果として目の前の現状と心の中は整っていない。




そんな人たちに本当に必要だったのは「どう在りたいか」「何を大事にしたいか」という自分自身への問いかけなんだと思う。
この半年、「片づけ」を通してそんな話をしてきたつもりです。
あらためましてこんにちは。モチベーターのかとうです。連載六回目。はじめましてのあなたも、ずっと読んできてくれたあなたも片づけの調子はいかがですか?
ステップ1.<自分にとっての>片づけのゴールをしっかり描く
ステップ2.ゴールに従ってモノの仕分けをし、選ぶ
ステップ3.自分の動作動線に従って収納を作る
「片づけ」には、こんな感じの大事なステップがあるって話してきました。もしどこかで止まっているなら、過去回に戻って読んでみてね。
で、最後の大事なステップは、「繰り返す」です。




連載第二回(https://sanctuarybooks.jp/webmag/20250113-16957.html)でも伝えた通り、狭義の「片づけ」は、理想を立てて整理をして、収納っていう仕組みを作ったあとにある「使ったモノを元の位置に戻すこと」でした。そしてそれは「日々繰り返されること」と書きました。
せっかく理想に照らしてモノの取捨選択をして、自分を観察して収納の仕組みをととのえても、そこからモノを出して戻すっていう繰り返しのアクションをしないと最初に立てたゴールには到達しない。
だからこそ、アクションしやすい収納・仕組みにしないといけないし、ゴールに自分を連れて行ってくれるモノをしっかり選抜しないといけないし、体を動かしたくなる本音のゴールを立ててないといけない。
ゴール、取捨選択、自分にあう仕組み、行動。
めちゃくちゃシンプルな話なのですが、本当にこれでしかないと思う。
もちろんシンプルなこととイージーなことは違うから、特定のステップが苦手で止まってしまう人もいるかもしれません。
・心の枠をはずして「理想」を描くのが苦手な人
・自分の想いよりも、物質やお金や他人の想いをつい優先してしまう人
・自分の心に問うことが億劫に感じてしまう人
・自分の個性を大事にすることがわがままのように感じてしまう人
・世間の当たり前に合わせないと自分に低評価がつく気がする人
・ゴールに近づく行動が自分にはふさわしくないと感じてしまう人
・「面倒くさい」が全ての頂点になってしまってる人
こういうのはきっと、これまでの安全に生きるための心や頭の使い方なんだと思う。これまでの人生色々なことがあっただろうし、様々な癖がついていたり、たくさんの防御機能を持ったりしてきたと思うのです。