「自分」を生きたい人に片づけをすすめる理由

片づけを知ることは、分け方を知ること。「ただある」にメスを入れよう。

#連載エッセイ
#「自分」を生きたい人に片づけをすすめる理由

「そろそろ部屋を片づけねば…」って思った時、何から始めますか?

「とりあえずモノを減らす」
「使ってないものを捨てる」
「収納グッズを買ってくる」

って答える人は、この連載を読んでる人にはもういないと思う。
いないと信じたい(笑)

こんにちは、モチベーターのかとうです。

これまでの三回の連載で、
①片づけが「自分を生きる力」につながること
②「片づけ」に関する言葉の意味(整理と収納と片づけの違いとか)
③「ゴール(理想)」を決めないと、どこにもたどり着けないこと
をお伝えしました。

ほな、四回目の今日は何の話かというと 「整理=分けること、選ぶこと」。いよいよ実践ですよ。

片づける時には判断の軸になる「ゴール(理想)」が必要で、それは外ではなく「自分の中」にあるって伝えたの覚えてますか?

この軸が明確じゃないと、何を減らせばいいのか、残せばいいのかわからないから必ず理想を描いてねって言いました。もし「まだゴール(理想)がわかってないかも」って方は、前回のコラムを読んでみてほしい。
(連載三回目:https://sanctuarybooks.jp/webmag/20250217-17148.html

よし。じゃぁここまで読んできたあなたは、「片づけはいきなり捨てることでも収納することでもない」「片づけのゴール(理想)を決めた」って状態のはず。準備は整いましたな。

この状態で「早速、整理するぞ!」ってたくさんのモノを前にして、呆然としないように、スッと動き出せる方法を今から教えます。

それは、モノを「4つに分ける」方法です。

整理収納アドバイザーの理論に「整理収納の4領域」って考え方があってね。私にはこれが一番役に立った。目から鱗が落ちて、片づけにも人生の整えにも使った。だからみんなにも知ってほしい。

まずはどんな領域に分けるか、分かりやすい言葉で私なりに伝えますね。

最初は【①スタメン】。いつも使っているもの。残す一択ですね。

次に【②スタンバイ】。「いつも」じゃないけど必ず出番が来るもの。〇月に使うとか、〇カ月に一回は使うとか確実に分かってるものですね。これも残す。片づけのゴールに沿って、「その行事、今後もやる?」とか「このストック、ここまで量必要?」とか見直すポイントはあるけどね。

(例)
・冠婚葬祭グッズ
・季節の行事グッズ
・消耗品のストック等

三番目は【③不用品】。明らかに「いらん」と思ってるもの。ゴミ袋へ入れられるモノはすぐに入れましょう。たぶん捨て方調べるのがめんどくさくて放置してるモノもあると思うけど、今手にもってるスマホですぐに検索して。そこはがんばってやろう。壊れたパソコンとかね。

(例)
• 壊れていて使えないもの
• 賞味期限切れの食品
• 役目を終えた書類(もう家電捨ててるのに取説だけあるとか)
• 「あ、これいらんわ」とすぐ判断できるもの全部

そして最後が【④ただある】。

ただ、ある?そう、これよ。これが片づけの本丸ですよ。