「プライドの高さから周囲と孤立している」
「仕事を受けすぎて限界だけど、『助けて』と言えず苦しんでいる」
「本当はメンタルが弱い方だけど、どうしても自分を良く見せてしまう」
などと悩んでいませんか?
「最近仕事で同じようなミスが続いていて困っているけど周りに頼れない」と困っている方は、実はプライドが高い傾向があるかもしれません。また周りからのアドバイスを素直に受け入れられずに、自己流で進めてしまったこともあるでしょう。
今回は、プライドが高い方がメンタルを強くする方法を紹介します。ぜひ最後までご確認ください。
目次
プライドが高い人がメンタルが弱いのは極端だから
プライドが高い人がメンタルが弱い理由として、自分に抱いているイメージが「理想の自分(完璧な自分)」と「ダメな自分」の極端であるからです。ダメな自分と向き合うことは、理想の自分になれていない不安と向き合うことになるため、精神的にストレスがかかります。
またプライドが高い方はアドバイスを暴言として受け取り、自分の存在を否定されたと感じます。理想の自分が崩れるという恐怖感を抱いているため、孤立してしまうのです。
プライドが高い人の5つの特徴とは
プライドが高い人は、以下の6つの特徴にあてはまる傾向にあります。
- 理想が高い
- 融通が利かない
- 相手を否定する
- 人に助けを求められない
- 自慢話をしたがる
プライドが高いことは悪くありませんが、度が過ぎると空気が読めない、冗談が通じない人だと思われてしまいます。特徴をひとつずつ説明します。
1.理想が高すぎる
プライドが高い方は理想が高すぎる傾向があります。たとえば「付き合う相手は年収1,000万円以上がいい」「仕事やプライベートより、自分を最優先してほしい」などです。人から羨ましいと思われたいため、完璧に近いレベルの人ではないと受け入れられません。
2.融通が利かない
プライドが高い人は「こうあるべきだ」「◯◯すべき」と固定概念を抱いている方が多い傾向にあります。自分の意見が他人から他人に否定されると意見を受け入れられず、自分の考えを押し通したくなるのです。相手からは「柔軟性にかける」と思われてしまうため、頭が固いと言われてしまいます。
3.相手を否定する
相手の意見を受け入れられず、否定から入ります。主観的に物事を考えてしまうため、相手の目線に立つことができません。「その意見は違うと思う」「それはないわ」このように少しでも自分の意見と異なると「間違っている」と思って、否定してしまいます。相手の意見を受け入れることなく、一方的に自分の意見を語ります。
4.人に助けを求められない
自分の弱いところを見せることに対して抵抗を感じるため、助けられたくないと感じてしまいます。たとえば仕事を抱えて、キャパオーバーしているのに、人から新たな仕事を頼まれると、ノーと言えなくなってしまいます。自分をすごい人に見せようとして、人に助けを求められないのは、プライドが高い人の特徴です。
5.自慢話をしたがる
プライドが高い方は自己顕示欲が高い傾向があり、自分の能力を相手に認めてもらいたいと感じています。そこで、学歴や年収、成功体験などを得意げに話すことで、自分を大きく見せる傾向が強いです。
自分のことにしか興味が無いため、一方的に聞かされる側のことは気にしていません。周囲からは「面倒くさい人」と思われ、マイナスな印象を抱かれます。
プライドが高くてメンタルが弱い人にありがちなこと
プライドが高くてメンタルが弱い人は、以下の項目がありがちです。
- すぐに反論する
- 見栄を張る
- 失敗を繰り返してしまう
- 評価が安定しない
自分を含め職場にあてはまる人がいないかどうか、確認しながらみていきましょう。
すぐに反論する
人から違う意見を言われると、すぐに反論する傾向にあります。プライドが高いことで、人の意見を素直に聞き入れられません。
特に自分の部下や後輩など、立場が下だと判断している相手の意見を、聞き入れない傾向にあります。「自分の意見が一番正しい」と感じているため、違う意見があると、自分が負けた気になってしまうのです。
見栄を張る
自分が困っていても周りに頼れず、見栄を張ってひとりで抱え込んでしまいます。また本当は自信がないのに強がって、ひとりで仕事をもらいすぎて間に合わなさそうな状況であっても、プライドを優先する傾向が強いです。自分の弱いところを指摘されて怒ったり傷ついたりという弱さを見せたくないため、見栄を張る傾向にあります。
失敗を繰り返しても謝らない
同じ失敗を繰り返しても、恥ずかしい思いをしたくない気持ちを優先するため、自分をよくみせようとします。また失敗を繰り返しても周囲に迷惑をかけることに対して申し訳無さを感じないため、謝ろうとしません。
評価が安定しない
褒められたり印象が悪かったりと、評価が安定しないこともプライドが高い人にありがちです。人からの評価がバラバラになると、自分を客観視することが難しくなります。「本当の自分の価値や実力」がわからないため不安になり、不安を拭うために高いプライドを持ってしまいます。
プライドが高い人がメンタルを強くする7つの方法
プライドが高い人が、メンタルを強くするためには以下の7つの方法があります。
- 失敗を恐れない
- 否定的な言葉を控える
- 人のいい部分を見つける
- 自分を客観視する
- 弱さを受け入れる
- ストレスを発散する
- 誰かに相談する
1.失敗を恐れない
失敗を恐れずに、行動をし続けることでメンタルが強くなります。また失敗を重ねることは「行動をしてきたこと」の証明になり、自信につながるでしょう。
プライドが高いと「失敗しているところを見られたくない」と思うかも知れませんが、失敗は決して悪いことではありません。失敗を恐れずにチャレンジすることが大切です。
2.否定的な言葉を控える
プライドが高い人ほど否定的な言葉を使いがちになるため、控えましょう。たとえば人からの意見を受け入れたときに「これは違うと思う」と否定するのではなく、一旦受け入れてみることが大切です。
否定的な言葉を常習的に使っていると、関係性にヒビが入るなど人間関係に影響が出てしまうため、肯定的な言葉を使うことを心がけてみてください。
3.人のいい部分を見つける
プライドが高い方は、相手の良いところではなく、欠点を見がちです。しかし、人のいい部分を見つけることで、周りの人を尊敬できるようになり、人を見下すことがなくなります。先入観を捨てて相手のいい部分を見つけると、プライドが邪魔することが減るでしょう。
4.自分を客観視する
自分のことを客観視して、今いる立場に合った行動が大切です。他者の意見やアドバイスを受け入れ、自分の感情を疑問視することで、客観視できます。プライドが高くなるほど、失敗したり結果が出なかったりしたときに、気分が落ち込みがちです。できない自分を認めることでひとりで抱えきれなくなったタイミングで人に頼れるでしょう。
5.弱さを受け入れる
自分の弱さやダメなところを、しっかりと受け入れることが大切です。自分が優れた人間だと思っているからこそ、自分の意見が曲げられなかったり、見下したりしてしまいます。できない自分がいる弱さを認めていくことで、ひとりで抱えきれなくなったタイミングで人に頼れるでしょう。
6.ストレスを発散する
メンタルを強くするためには、適度なストレス発散が大切です。ストレスを溜め込んでいる状態は、そもそもメンタル面に不調が出ていると考えられます。メンタル面に不調が出ていると、人の弱いところを指摘したり、攻撃したりする可能性が高まってしまうのです。
例えばプライベートで失恋などの嫌な出来事があると、仕事でもイライラしてしまう、やる気がなくなるという方は多いです。ストレスを溜め込みすぎず、運動や自分の趣味などで、定期的に発散するようにしましょう。
7.誰かに相談する
プライドと高いと、自分の意見が正しいと思って人からのアドバイスを聞き入れること困難です。しかし自分のストレスや悩みについて誰かに相談することで、思考や感情が整理されます。また自分にはない視点でアドバイスをもらえるため、価値観が広がるでしょう。自分が信頼している人に、簡単な相談からしてみて、新たな意見を取り入れてみてください。
仕事を円滑に進めるために自分のプライドとメンタルに向き合おう
今回はプライドが高い人の特徴とメンタルを強くするための方法を紹介しました。周囲と円滑に仕事を進めるためには、自分がプライドが高いことや弱い一面を受け入れることが大切です。また仕事をひとりで抱えきれないと感じたときは、すぐに周囲に頼りましょう。
同じようなミスが続いていて、メンタルに影響が出ている場合は、Jam氏の著書『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』を読んでみましょう。メンタルをすり減らさずに仕事を進めたい方、心を緩めたい方にピッタリの本です。ぜひ手に取ってみてください。