春は入学・入園・就職・転職など、「新しい出会い」がやってくる季節ですね。
一体どんな人と出会えるのか?
期待に胸がふくらむ一方、心のどこかで不安も感じているもの。
慣れない相手は誰だって緊張します。特にママ友同士や女性の多い職場では、「特有のコミュニケーション」があり、なにかと難しさを感じる場面もあるはず。
そこでベストセラー『女子の人間関係』の著者、精神科医・水島広子さんに出会いの前に知っておくと気持ちがラクになる3つのコツを教えてもらいました。
※本記事の内容は特典小冊子を加筆修正・編集したものです。
目次
慣れない人とは、「挨拶」と「愛想」で距離をとる。
結局のところ、新しく出会った人たちと、“うまく”“長く”付き合っていくためには、どうすればいいのでしょうか?
ひとことで言うと「初対面で近づきすぎない」こと。
一度近くなってしまった関係を、あとで離すことはとても難しいことだからです。
あとで「性格が合わない」「ペースを乱されてつらい」「自分のプライバシーをあちこちで話されて困る」人だとわかっても、“我慢するか”“絶縁するか”の二択しかありませんよね。
これでは、あなた自身が苦しむだけではなく、ときには周囲をトラブルに巻き込んでしまうこともあり、つらい立場になります。
将来的にそんな面倒に悩まされることがないように、はじめから相手と「いい距離」を取りましょう。
では、人間関係の「いい距離」はどのように保てばいいのでしょうか?
それは「必要以上に深い話をしない」ことです。
自分にとって「まあ、このくらいが人としての礼儀かな」と思う程度に愛想を良くし、それ以上は近づかないでください。
コミュニケーションは「ご挨拶をする」「何かをしてもらったらお礼をする」「相手が困っていたら、自分が負担でない範囲で助ける」という程度におさえましょう。
親しくなるには、何度か顔を合わせ「この人とは馬が合うな」「信頼できそうだな」「感じがいいな」と確信してからで良いのです。
反対に、相手がいきなりこちらに対して「近い関係」を求めてきた場合、気が弱い人、友達をつくることに自信がない人はついつい相手のペースに従いがちですが、そこはぐっと我慢のしどころ。
愛想良くしつつも距離をとる。その勇気が、後の人生を劇的にラクにします。
結果的に、本当に気の合うよい友に恵まれることになるでしょう。
POINT→ 初対面で深い話はしない、余計なことに答えない。