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仕事でミスばかりの自分とも今日でサヨナラ!ミスが多い原因から解決策まで紹介

要領がよくないと思い込んでいる人のための仕事術図鑑
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「仕事でミスばかりしてしまう……」「仕事でミスを連発し過ぎて辞めたい」と悩んでいませんか?

仕事でミスが多い人には、共通する特徴や原因がいくつかあります。そのため、自分がミスをしてしまう原因を洗い出し、対策を考えられればミスをしづらくなります。

今回は、小鳥遊氏・F太氏著書の『要領がよくないと思い込んでいる人のための仕事術図鑑』をもとに、仕事でミスが多い人の特徴や原因、対策まで詳しく解説します。

仕事でミスをしがちな自分を変えたい人は、ぜひ参考にしてください。

この記事は書籍『 要領がよくないと思い込んでいる人のための仕事術図鑑 』の関連コラムです。

仕事でミスが多い人によくある6つの特徴

仕事でミスが多い人には、共通する特徴があるといわれています。ここでは、仕事でミスばかりする人によくある特徴を紹介します。

1.ミスをしてもごまかしたり他人のせいにしたりする

1つ目はミスをごまかしたり他人に責任を押し付けたりなど、その場しのぎの行動を取ることです。

ミスを自分のせいではないことにすれば、気持ちは楽になるでしょう。しかし、ミスを受け止められていないため、今後に向けた改善策を考えられません。

そのため、その場はしのげてもどこかのタイミングで同じミスをすることになります。これにより、ミスが多くなってしまうのです。

2.ミスをしたときに過度に落ち込む

ミスをしたときに過度に落ち込んでしまうのも、ミスが多い人によくみられる特徴のひとつです。

ミスをしたときに反省するのは大切なことですが過度に落ち込んで引きずってしまうと、ミスをしないよう慎重になり過ぎて業務をスムーズに進められなくなってしまいます

業務をスムーズに進められないとやるべきことがどんどん積み上がってしまうため、早くやらなければという焦りからミスが起きやすいです。

また過去のミスを意識し過ぎてほかの部分に注意が向けられず、新たなミスも起こしやすくなります。

3.対策を考えない

ミスをしたときに反省をするだけで今後同じミスを発生させないための対策を練らない人も、ミスばかりしてしまいやすいです。

ミスを起こしたときには反省だけでなく、なぜミスが起きてしまったのかという原因を洗い出し対策を考えて実行していくことが大切です。

そのため対策を考えずに反省だけですませてしまっている人は、いつまでもミスが多い状況から抜け出せません。

4.メモを取らない

仕事でミスが多い人は、メモを取らないケースも多いです。新しい業務や知識を取り入れる際、その場では覚えていたとしても時間が経つごとにどんどん曖昧な記憶になっていきます。

そのため、メモを取らずに自分の記憶を頼りに仕事を進めているとミスが生じやすいです。

メモは取っているけれどあとで見返したときに何が書かれているかわからなかったり、情報が整理されていなかったりする場合、間違った解釈をしてしまうことも。

これにより、ミスが起きやすくなります。

5.自己判断で行動してしまう

上司や同僚などに相談や確認をせず、自己判断で仕事をどんどん進めてしまう傾向がある人もミスをしやすいです。

確実に合っているとわかっているのであれば1人で進めてもよいですが、不安点や疑問点があるのなら上司などに聞いたほうが確実です。

しかし周囲に相談や質問するのが苦手なためになかなか聞くことができず、曖昧なまま仕事を進めることになってしまいます。

これにより間違いに気づくのが遅くなるため、仕事の進捗に大きな悪影響を及ぼす可能性があります。

他者に相談せず進めてしまう人は、ミスをした後も1人で考えて行動しがちなためミスが減りにくいです。

6.他者からのアドバイスを受け入れられない

上司や同僚からのアドバイスを素直に受け入れられない人は、ミスをしがちです。アドバイスをしてくれる人は、より良い仕事ができるように不足している点を時間を割いて教えてくれています。

しかし他者のアドバイスを受け入れられない人は、アドバイスを受けても自分の成長につながる大切なことに気づけません。

そのため、成長しづらいうえに同じミスを続けて起こしてしまいやすいです。

ミスが多いのは病気?仕事でミスばかりしてしまうときの主な原因

ここからは、仕事でミスばかりしてしまうときの主な原因を紹介します。

新人で業務経験が浅い

仕事でミスばかりしてしまう原因には、業務経験の浅さが挙げられます。

会社に入ったばかりの新人は仕事の全体像が把握できていないうえ、知識や経験不足のためにどうしてもミスが起きやすいです。

そのため新人でミスばかりしてしまっているために辞めたいと感じている場合、決断するのはまだ早いかもしれません。

ミスのたびに対策を考えて業務にあたっていくことで、自然と経験値も知識も増えていきます。

そのため、時間が経つにつれミスを起こしづらくなります

仕事内容や職場が自分に合っていない

仕事でミスばかりしてしまうのは、仕事内容が自分の知識やスキルに合っていないことが原因かもしれません。

他者とのコミュニケーションが苦手なのに営業職であったり、体力がないのに身体を動かし続けるような仕事に就いていたりするなどが該当します。

仕事内容は合っていたとしても上司や同僚などと良好な人間関係を構築できない、今の働き方が辛いなど職場環境が自分に合っていない場合にもストレスからミスを起こしやすいといわれています。

モチベーションが低い

仕事へのモチベーションが低いことも、ミスが多くなる原因のひとつ。業務に対してフィードバックがなかったり、重要性を感じられなかったりするとモチベーションが低下しやすいです。

モチベーションが低いと業務に対する集中力や注意力も低下するため、抜けや漏れを見落としたりミスをしやすくなったりします。

ADHDなどの病気が原因となっていることもある

ミスが多いのは、ADHDといった病気が原因である可能性もあります。ADHDとは、注意欠如・多動症のことです。

ADHDにはケアレスミスをしやすい、整理整頓が苦手という症状があります。

しかし、ADHDであることに気づかずに仕事をしているとミスを連発して上司や顧客に何度も怒られてしまうケースも少なくありません。

これにより自己否定をし過ぎてしまい、うつ病・対人恐怖症などの別の病気につながることもあります。

自分では気を付けているのにミスが続いてしまう人は、一度病院に行ってみるのもよいかもしれません。

仕事でミスが続くときに試したい5つの対策

ここまで仕事でミスが多い人の特徴や原因について解説しましたが、ミスをしないようにするためにはどうすればよいのか知りたい人も多いでしょう。

そこで、ここからは仕事でミスが続くときに試してほしい5つの対策を紹介します。

1.ミスを回避できる環境を作る

ミスをしないようにと気を張っている間はミスが減るかもしれませんが、ずっと続けていると神経をすり減らし疲弊してしまいます。

また、「本当に大丈夫かな」「どこかに抜けや漏れがあるのでは?」と常に自分に疑念を抱いてしまうため自分への信頼や自信が削がれやすいです。

ミスをしないようにと意識をするのも大事ですが、それ以前にミスを回避できる環境を整えることが大切です。

いつもチェック漏れを指摘されるのであれば、チェック時の手順書を事細かに作り一つずつ念入りに確認していくとよいでしょう。

忘れものをしやすい人は出かける前の手順書を作り、「資料をかばん入れる」「バッテリーをかばんに入れる」など必要な物をバッグに入れるという項目を追加しておけば、忘れものをする確率を大幅に下げられます。

自分がミスしやすい点を洗い出し、手順書を事細かに作りましょう。

2.記憶に頼らずにメモを取る習慣を身に付ける

記憶に頼って仕事をしている場合、ミスをしやすいです。

誰でも完全に記憶しておくことはできないため、忘れたとしても正しい情報を常に確認できるようメモする習慣を身に付けることが大切です。

メモを取るときは、いろいろな場所に書き留めるのではなく一つのノートやメモ帳、アプリにまとめた方がどこに書いたのかと焦らずにすみます。

新しい業務を教えてもらうときや、わからないことを質問したときなどは必ずメモ帳を手元に出して書き留めるようにしましょう。

3.自分が入力した記録だけでなく一次情報も確認する

メモをすればミスは減りますが、自分が書き留めたものが100%正しいとは限りません。

とくに大事な会議や取引先との商談などの日付や時間は、間違えてしまったら大変です。そのため大事な予定はメモを取っておくだけでなく、一次情報を確認できる書類やデータも一緒に保管しておくとよいでしょう。

4.こそあど言葉を使わない

こそあど言葉を使わないことも、ミスを減らす対策として有効です。たとえば、「この間の件、先方に言ってくれた?」と上司から聞かれたとします。

このとき、上司が言っているこの間の件はA社のことだったけれど、自分はB社のことを聞かれている思い別の回答をしてしまう可能性があります。

これにより本当にすべきであった対応をとれずに、あとで上司や先方から怒られることになることも。こそあど言葉で聞かれたときは、そのまま自分の中で変換して解釈せずに具体的な表現に変えて相手との認識が間違っていないか確認しましょう

5.ミスをしても自分自身を否定しない

ミスをしたとき、自分自身を否定しないようにするのも重要です。ミスをして自己否定に入ってしまうと、業務を進めるのが怖くなってしまいます。

ミスをしたときは事実だけを受け止め、自己否定せずに改善に向けて前向きに行動を起こし続けることが大切です。

まとめ

仕事でミスばかりしてしまう人は、ミスをごまかしたり自己判断で行動してしまったりなど共通する特徴がいくつかあります。

しかしミスが多い人もメモを取る習慣をつけたり、ミスを回避できる環境作りをしたりなど対策を講じればミスを減らすことが可能です。

小鳥遊氏・F太氏著書の『要領がよくないと思い込んでいる人のための仕事術図鑑』では、本記事で紹介したほかにもミスを減らすために有効な対策が数多く紹介されています。

ミスが続いて上司から怒られてばかりの人やミスが多い人は、本書を手に取ってみてください。

この記事は書籍『 要領がよくないと思い込んでいる人のための仕事術図鑑 』の関連コラムです。