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うつ病回復のため人生のイベントを振り返る過去の旅をしよう

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うつ病は一日中気分が落ち込むといった精神症状と、食欲がない疲れやすいなどの身体症状が現れ日常生活に大きな支障が生じます

「うつ病回復へ向かいたい」
「理想の自分とかけ離れていてつらい」
「嫌な上司や仕事、お金や将来の不安ばかり考えてしまう」

という方向けに今回は、デラさん著書「うつ病で20代全部詰んでたボクが回復するまでにやったこと」からうつ病の原因を見つける方法回復へ向けた思考を紹介します。うつ当事者であったデラさんのノウハウが詰め込まれているので、現状より少し上を向くためのヒントにしてみてください。

過去と向き合いうつ病の原因を突き止めよう

自分の過去を振り返るのは、うつ病の原因を突き止めるのに有効な手段です。過去を振り返るのにおえておきたいポイントを紹介します。

  • 過去の旅をする
  • 何度も振り返る
  • ボーッとしているときに振り返る

それぞれ詳しく見ていきましょう。

過去の旅をする

うつ病の人は過去を振り返り、うつ病になった原因を突き止めることが大切です。部活の大会、恋愛、受験、就活とみなさん一人ひとりが人生でさまざまなイベントを経験してきたでしょう。

過去のワンシーンを思い浮かべて、「あのとき、ああしていれば……」とぼんやり考えるときがあります。過去の旅は、自己分析になりうつ病になった原因を突き止めることに繋がるので、回復を目指すのに非常に有効な手段になります。

何度も振り返る

過去の旅をするのに大切なのは、何度もやること。メインはうつ病になる前に集中して振り返ってみてください。1週目、2週目は同じ答えかもしれませんが、3週4週と繰り返すうちに違う答えが出てくることがあります。

たとえば、なぜうつ病になったのかに対する1週目の答えは、「自分が弱かったから、我慢が足りなかったから。」だとします。4周目では「一緒に働く社員が年上ばかりで、気軽に相談できる同僚がおらず気疲れしてしまった。」と考えることができるかもしれません。

何度も振り返ると、腹落ちする答えが見つかります。うつ病になったときの決定的瞬間を思い出して、どうすればうつ病にならなかったのかをシミレーションしてみましょう。

今の自分ならどうするかを考えるのもうつ病からの回復、再発防止に効果的です。

ボーッとしているときに振り返る

自分の過去と向き合うのは痛みを伴いますよね。過去を振り返るときは、散歩や入浴中など暇でボーッとしているタイミングにしてみましょう。机に向かってノートを開くスタイルは、うつ病の人にはやる気を出すのが難しく長続きしない場合があります。

頭の中でボーッと考えることで、腑に落ちるまで思考を深めることができるので、まずは1周人生の岐路になった出来事をだけでも振り返ってみてください。

何周もすると、「次にこういう場面があったら、こう立ち回る」と基準ができて、うつ病回復に繋がるでしょう。

うつ病を治す思考3選

うつ病回復へ向かうためにおえておきたい思考を3つ紹介します。

  • 思考を分散させる
  • 自分の振り幅を許す
  • 心の声を聞くスキルを身につける

自分を労り、人生を少しでも楽にするための参考にしてみてください。

思考を分散させる

うつ病のひとは、思考を分散させることが大切です。嫌な上司や仕事、将来の不安は頭の隅に追いやり、大切で大変な存在を見つけてみてください。趣味や恋人という話題が頭のなかで一定の割合を占めることで、他の心配事の比量が減ります

犬を飼うと動きが予測できず、臭いがすごく部屋も汚れる。ご飯や散歩のことを考えると自分の都合だけで動けなくなります。犬のことを考える時間が強制的に生まれるので、仕事やお金、将来のことを考える時間は減るでしょう。

同じ悩みごとをずっと考え続けていたら、うつ病はひどくなります。ひとつのトピックスに固執せず、いろいろなことに思考を分散させてみてください。

自分の振り幅を許す

うつ病のひとは理想の結果に到達しなくても、「そんな日もある」と受け入れることが大切です。成功と失敗の間の振り幅を許すことが、うつ病回復へ向けた一歩となるでしょう。

うつ病の人は完璧主義が多いと言われます。自分の理想があり、その通りにいかないと自分を責めてしまう。

子どものころは自分は主人公になれると無邪気に思い込んでいても、大人になっても引きずり過ぎるのはよくありません。

自分に対する呪縛と変わり、「どうして自分はできないんだろう」と心のなかの主人公と自分を比べて卑下してしまう。うまくいかないのが通常運転で、うまくいったらラッキーだと思いましょう。

最高と最低の間のふり幅を許すことは、人生が楽になりうつ病回復のきっかけになります。

心の声を聞くスキルを身につける

ケガをしたら手当をするのと同じように、ストレスを抱えたりメンタルに異常が出たりしたときは、スルーせず労うことが大切です。心の声を聞くスキルは現代社会において、とても重要なスキルと言えるでしょう。

虫歯や転んでケガをしたときは手当をしたり病院へ行ったりします。心が危険な状態だと「甘えている「怠けている」と上司や同僚だけでなく、家族や自分までもが、「自分が弱いだけだ」と思い込んでしまいます

疲れがとれない、憂うつな気分といった体の異常センサーを感知して行動するのはとても大切なことです。心の声に耳を傾け、「今しんどいかも」という小さな叫びに気づくことが、うつ病から自分を守るのに欠かせない重要な能力です。

まとめ

今回はデラさん著書の「うつ病で20代全部詰んでたボクが回復するまでにやったこと」から、うつ病の原因を突き止める方法、回復へ向けた思考を紹介しました。自分の過去を振り返るのはうつ病の原因を見つけるのに有効的で、自己分析に繋がります。

自己分析や自分の過去を振り返る行為は、これからの自分にとっての最良の教科書になるでしょう。人生の岐路に回復のヒントがあります。無理のない

範囲で腹落ちするまで考え続け、回復へ向けて進みましょう。

「うつ病で苦しい」「理想の自分とかけ離れてつらい」というかたはぜひ本書を手に取り、うつ病回復への参考にしてみてください。うつ当事者のデラさんが、うつ病を治すのに実際に効果のあった方法をすべて詰め込んでいます


うつ病で20代全部詰んでたボクが回復するまでにやったこと デラさん

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