「思考力を鍛えて物事を深く考えられるようになりたい。」「考える力を身につけたい。」最近思考力が注目されるようになりました。仕事で活躍したいなら、考える力を鍛える必要があります。
思考力を効率よく鍛えるためには、アウトプットを心がけてみましょう。
この記事では、人気精神科医の樺沢紫苑著書「アウトプット大全」より、思考力を鍛える方法についてご紹介します。ぜひ参考にしてください。
目次
要約を味方につけると思考力がアップする
手軽に思考力を鍛えるなら、要約の練習がオススメです。通勤時間などスキマ時間を利用して練習できるので、忙しい人でも実践しやすいでしょう。要約の練習方法についてご紹介します。
要約するとなぜ思考力がアップするのか?
本や映画、人の話を要約できるようになると「相手の言いたいことがつかめる」「まとめて言いかえる」という思考するために大切な能力がアップします。的確に考えを伝えられるようになるので、ミスや行き違いも少なくなり、仕事の評価も上がります。要約は、手軽にできる思考力アップ方法なのです。
Twitterを使うと要約力が鍛えられる
要約の練習をするには、Twitterを使うといいでしょう。Twitterは140文字しか投稿できません。140文字という制限は、ちょうどいいトレーニングになります。読んだ本や最近見た映画の要約など、身近なことからチャレンジしてみましょう。楽しみながら続けるうちに、内容の本質をつかみ、的確に伝達する能力が身に付きます。
5分でツイートを作るように心がけるとより鍛えられる
制限時間を設けてツイートを作成すると、より要約力が鍛えられます。最初は1ツイート5分で作ってみましょう。毎日続けていると、飛躍的に要約力がアップします。大変かもしれませんが、その大変さがトレーニングになっています。スマホのタイマーなどを利用してぜひ試してください。
アウトプットしながらできる読書法で思考を鍛える
普段の読書でも、工夫することで考える力を鍛えられます。読書をしながら思考力をアップする方法について解説します。
紙の本に書き込みながら読む
紙の本に書き込みながら読書をすると、思考力がアップします。本の内容への理解が深まり、記憶に残るためです。ページの余白に文字を書いたり、気になるところにアンダーラインを引くなどしながら読書をしてみましょう。
書き込む行為自体がアウトプット
本に書き込むという行為自体がアウトプットになるため、思考力が鍛えられます。読むだけだとインプットにしかなりませんが、紙の本に書き込むと指や手の運動になるため、脳はアウトプットとして認識します。指や手の運動は脳全体を活性化させるので、ぜひ積極的に行いましょう。
書き込むのは自分の気づき
本に書き込むのは、自分の気づいたことにしましょう。「ああ、そうか」「初めて知った」「これはすごい」など気づきには感情が伴います。感情が伴うと、記憶に残りやすくなるので、忘れないうちに書き留めておきましょう。ただしアンダーラインは手軽なので、引きすぎる人もいます。アンダーラインを引きすぎるとどこが重要かわからなくなるので、1冊の本で3か所くらいまでにとどめておきましょう。
ノートをとることで思考力を鍛える
思考力を鍛えるためにはノートをとるのもオススメです。勉強や日記だけではなく、アイデアや感情など、さまざまなことを記録しておきます。思考力が鍛えやすくなるノートの取り方をご紹介します。
1冊のノートにすべてまとめる
思考力を鍛えるためには、1冊のノートにまとめるといいでしょう。仕事用、プライベート用、などと分けません。日付だけ書いて時系列で探せるようにしておきます。複数のノートに分けて書くと、あとから見返すときに、どこに書いたかわからなくなるからです。本の感想、アイデア、セミナーのメモなど、どのようなことも1つのノートに記録しておきましょう。
気づきを3つ書く
セミナーや講義に参加したら、自分で気づいたことを3つ書くように心がけましょう。気付きとは「アハ体験」です。人は「アハ体験」をすると脳の神経回路が繋ぎ変わります。発見や学び、気づきなどをメモすることで自己成長になるのです。気づきのノルマが多いと負担になるので、2時間のセミナーで3つくらい見つけられるようにしましょう。
実践することを3つ書く
気づいたことを3つ書けるようになったら、自分が実践することも3つ書きましょう。現実を変えるためには行動を変えないといけません。実践することをTodoとして書いておくと、成長が早くなります。多すぎると行動が止まる原因にもなるので、3つくらいにとどめておくのもポイントです。
まとめ
今回は、思考力を鍛えられるアウトプットの方法についてご紹介しました。アウトプットは思考力を伸ばすために大切な行動です。実践しやすいことから試してみましょう。
人気精神科医、樺沢紫苑著書の「アウトプット大全」は、思考力をアップするためのヒントを紹介しています。仕事で成果を上げたい人は、ぜひ手に取ってみてください。