競争を好み、勝ち負けにこだわることから「きつい」性格といわれる牡羊座。一方で、人一倍デリケートな心の持ち主でもあります。そのため、人間関係に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、競争心が強い牡羊座の特徴や、繊細な性格を人間関係に活かす3つのポイントについて、大人気占い師・鏡リュウジ著書の「誰よりも先に動け 牡羊座の君へ贈る言葉」より紹介します。
牡羊座の性格や特徴を活かして、もっと人間関係をよくしたい方はぜひお読みください。
目次
牡羊座の性格が「きつい」といわれる理由
牡羊座の性格がきついといわれる理由を説明します。
- 競争心が強い
- 意志を貫く姿勢が「わがまま」に見える
競争心が強い
身近な友人・知人をライバルに設定していませんか。
牡羊座は負けず嫌いで、常に「一番上」になりたい性格だとよくいわれます。牡羊座の守護星・火星は戦いの神アレス。あらゆる場所で競争を好み、勝ち負けにこだわります。
競争心を持つことは悪いことではありません。誰かに勝ちたいという思いは、成長の大きなモチベーションになるし、ライバルと比較することで、自分のアドバンテージや弱点、大事にしたいことがクリアになります。
ただし、まわりの仲間までライバル心をむき出しにしてしまうと、人間関係を壊してしまうことになりかねないので、注意が必要です。
自分の意志を貫く姿勢が「わがまま」に見える
牡羊座には敵が多くいます。自分の意志を貫くその姿に「わがまま」だと反感を持つ人もいるし、あなたがやろうとする新しいチャレンジを迷惑がっている人も少なくありません。
12星座の最初に位置する牡羊座は、この世界に「私が存在する」ことを示すために生まれてきました。
牡羊座生まれのレディーガガはかけ出しの頃から、「自分らしさ」を貫き、唯一無二のスターになりました。
自分らしさを大切にし、貫くことは、牡羊座にこそ必要なもの。とはいえ、自分らしく生きる姿勢が「わがまま」と思われ、衝突を招くこともあるでしょう。
牡羊座にはデリケートで傷つきやすいという特徴も
占いでは「いつも元気で前向き」といわれることも多い牡羊座ですが、本当はとてもデリケートで傷つきやすいという特徴を持っています。
仕事での些細なミスや、恋人とのちょっとしたすれ違い程度のことでも、絶望的な気持ちになることも。
でも、牡羊座はプライドが邪魔をして、人前では泣けないし、他人に甘えることもできません。逆に無理して笑い、平気なふりをしてしまいます。周りは「誰かに頼って弱音を吐いたら」というけれど、深い孤独感を持つ牡羊座には、それも難しいのです。
牡羊座の性格や特徴を活かす3つのポイント
競争心が強い牡羊座の特徴や、繊細な性格を人間関係に活かすポイントを3つ紹介します。
1. 勝ち目のない相手や歴史上の人物を「ライバル」にしよう
競争相手は、身近な仲間に設定しないことが大切です。
競争心は勝ち目のない強大な敵に向けましょう。たとえば、今活躍中の成功者たち、自分と違うジャンルのトップランナー。あるいは、歴史上の人物、映画や小説の主人公でもいいですね。
比べる相手が大きい存在であるほど、あなたのモチベーションは高まっていきます。もちろん、その強いライバルに勝てる可能性は0に近く、足元にも及ばないでしょう。
でも、それでいいのです。重要なのは「負けたくない」という気持ち。それさえあれば、戦った日々の分だけ、必ず成長できます。
2. 「敵」を「味方」に変えよう
大切なのは、あなた自身が相手を敵と決めつけず、ときには寄り添ってみることです。
たしかに、牡羊座の意志を貫く姿勢に「わがまま」だと反感を持つ人もいます。
でも、牡羊座は根本的に嫌われることはありません。むしろ、ちょっとしたことで「敵」を「味方」に変えることができます。
10回に1回でいいので、相手のいい分をじっくり聞いて、その立場に立って考えましょう。そして、気持ちを理解していることを相手に伝えます。
あなたの新しいチャレンジに反対する人がいたら、自分の正しさを主張するのでなく、なぜその人が反対するのかを想像します。その人がトラブルを恐れているとわかったら、「そういう気持ちを持つのは当然」「不安を取り除くよう努力する」と声をかけましょう。
あなたのことを「わがまま」だと思っている人ほど、あなたが寄り添ってくれたことが心に刺さるもの。そして、あなたに対する評価は「わがままに見えるけど、人の気持ちが分かる」「自分のことだけはきちんと見てくれている」と、大きく変わっていくはずです。
繰り返しますが、10回に1回でいい。あなたの方からドアをノックし、手を差し伸べれば、敵だと思っていた人もいつの間にか、ともに戦う仲間になってくれるでしょう。
3. たったひとりで「大泣き」する時間をつくる
とてもデリケートで傷つきやすい心を持っている牡羊座におすすめしたいのは、たったひとりで大泣きすること。
牡羊座は、仕事での些細なミスや、恋人とのちょっとしたすれ違い程度のことでも、絶望的な気持ちになることがあります。
でも、牡羊座はプライドが邪魔をして人前では泣けないし、他人に甘えることもできません。
自分1人のときくらいは、傷つき、弱っていることを認めましょう。そして、「辛かったね」「大丈夫。泣きたいときは泣いてもいいよ」そう自分にいい聞かせながら、わんわん泣いてください。
どうしても自分が弱っていることを認めたくない場合は、自分と全然関係のないことで泣いてもかまいません。たとえば、悲しい小説を読んだり、感動的な映画を観たり……。
理由よりも、とにかく大泣きして涙を流すことが大切です。牡羊座は感情を爆発させるたびに、過去を乗り越え、古い殻を打ち破ることができます。
流した涙は必ずあなたの傷を癒やし、再び走り出すためのエネルギーを満たしてくれるでしょう。
まとめ
牡羊座は競争心が強い一方で、繊細な心の持ち主です。
そんな牡羊座が良好な人間関係を築くには、ライバルを周りの人ではなく、強大な相手にすることが重要です。また、「敵」を「味方」として捉えたり、ときには1人で大泣きしたりすれば、あなたの性格を活かした成長ができます。
あなたはいつか必ず、自分だけのゴールに辿り着くでしょう。
大人気占い師・鏡リュウジ著書の『誰よりも先に動け 牡羊座の君へ贈る言葉』には、牡羊座が最も輝ける場所を提示し、新しい第一歩を踏み出すためのメッセージが詰まっています。あなたの可能性を最大限に引き出して、よい人間関係を築くためにも、ぜひ本書を手に取ってみてください。