『うつ病で20代全部詰んでたボクが回復するまでにやったこと』(2022年11月8日発売)著者のデラさんに「他人と比べて消耗してしまう人へ。うつ病のボクが改善した思考」を聞きました!
「うつ病彼氏の恋愛相談」で救われる人が続出!「うつ病の当事者」であったデラさんが今うつ病に悩む全ての人に伝えたいことを本音で語ります。
「他人と比べて自分がダメだと感じる。そんな人に向けて書きました」
こんにちは。Twitterでフォロワー約15000名。ココナラで「うつ病彼氏の恋愛相談」の仕事を約190件。レビュー★5 うつ病歴8年目の「デラさん」です。以前に「講演会」をさせていただき、記事化していただきました。そちらもチェックしていただけると嬉しいです。
今回は「他人と比べてしまう人」にうつ病のボクが消耗しないために実践している考え方について記載していきます。SNSが流行っている現代。情報をカンタンに手に入れるようになり、イヤでも自分と比べてしまうことが多いように感じます。
そうなると「自分なんかダメだ」と感じる場面も必然的に多くなってしまいますよね。
そんな人のストレスを軽くするための思考とスタンスを解説していきますので、もっと楽に生きたい。消耗しない時間を過ごしたいと思っている方は、ぜひ読み進めてください。
これを読むことによって「楽に生きるためのポイント」が少し分かるようになるはず。心が軽くなってくれる人が1人でも増えたら、筆者は嬉しいです。
目次
他人をデータとして扱う
結論から言えば、他人を「情報」として考えるようにしているんですよね。イメージは「歴史上の人物」です。例えば、織田信長はこんな人生だった。みたいな感じでその人生を客観的にストックしていくニュアンス。
おそらく「わたしは織田信長と比べてダメだから死んでやる」となる人はいないと思います。比べても、消耗もしないですよね。
人生というデータを蓄積することで「自分の場合はどう行動するのか」と考える材料にしていくことをボクはしています。他人の人生を料理のレシピみたいに、受験の参考書のように必要な時に使っていく感覚。
自分にとってプラスとなる部分だけを切り抜き、マイナスになる情報は捨てていく。
これはスキルだと思っているので、読んでいる皆さんも練習していただけたら、少しずつできるようになってくるはず。ここからは具体的な解説に入っていきますね。
人と人を正確に比較はできない
そもそも、ボクは「人と人を正確に比べる」ことはできないと思っています。
比較をするためには「基準」が必要になります。例えば、100mを走るのに誰が1番速いのか。テストの点数で誰が1番点数が高いのか。身長は誰が1番高いのか。このようにルールを決めている場合がほとんどです。
ですが、この比較ルールは「不十分」だとは思いませんか?
100mを走るタイムで比較をする時で考えたら、5歳の子どもよりも20歳の大人の方が速いはず。このように競う相手の「年齢」を揃えないと正しい比較はできないですよね。
仮に20歳を2人用意しても、片方が足を骨折していたら。片方がオリンピックの選手だったら。このように何かを比べる時には「条件」を均等にしないと正しい比較ができないと思っています。
冒頭で「織田信長と比較して落ち込む人はいない」という話をしましたが、生きている時代が違うことから始まり、何もかもの条件を揃えられないと思います。
もしも「究極の比較」をするのであれば、全く同じDNAをもった人間と複数用意する。そして、産まれた時間や育った環境や食べ物まで全て統一しないと不可能だと思っています。厳密には、それが難しいから「ある程度の基準」を設定していることがスタンダードです。
他人と比べるのコスパ悪い
上記のことから「人を正確に比べる」ことの難しさが伝わったら嬉しいです。なぜなら「同じ条件」で揃えることが難しいので、大人と子ども、昔の偉人と比べてるような感覚になりました。
そう考えると「他人と比較」をするメリットってあんまりないと思っています。
学生時代によくあった「テスト勉強してない」と言っているのに、点数が高い人がいたと思います。実はものすごく勉強しているかもしれないし、効率よく対策をしていたかもしれないし、ホントの天才なのかもしれません。
正しい比較をするための情報が足りないので真相は分からないし、相手の言っていることがウソかもしれない。
要するに、今の世の中は「そもそも、正しい比較をすることができない」「比較をするための情報の真偽がアヤシイ」という点から考えると、人と比べることってコスパが悪いんですよね。