うつ病になった僕が伝えたいこと

うつ病から最短で回復する療養のポイントを3つ紹介します。

#連載エッセイ
#うつ病になった僕が伝えたいこと

「うつ病から回復したいのに具体的な方法や目安が分からない」そんな方のために「療養の考え方」「やった方がいいこと」を具体的にまとめました。

こんにちは。『うつ病で20代全部詰んでたボクが回復するまでにやったこと』という本の著者です。X(旧Twitter)でフォロワー約25,000名。ココナラで「うつ病彼氏の恋愛相談」の仕事を約250件。うつ病になって9年目に突入しました。「デラさん」という名前で活動しています。

ボクは22歳の時にうつ病を発症して、そこからYouTubeなどのネットの情報は参考にせず。自分で良くなる方法を考えて試して失敗してを繰り返してきました。そこで自分が実践しているメソッドのような考え方を記載していきます。

この記事は書籍『 うつ病で20代全部詰んでたボクが回復するまでにやったこと 』の関連コラムです。

うつ病から最短で回復するために絶対にやるべき3つのポイント

結論から述べますと…この3つを実践することでうつ病からの回復スピードが爆上がりします。逆を言えば、回復できなくて再発ばかりする人は上記の3つを守れていないことが多いです。

もちろん、人によって事情があったり無理をしないといけない状況の人もいると思います。しかし、この感覚を身につけることで疲労量を大きく減らすこともできます。行動できる量も多くなり、活動的な1日を過ごしやすくなります。

うつ病の人のために執筆するメソッドですが、体力がないと悩む方にもヒントになる内容となっています。では、それぞれ具体的な考え方について解説をしていきます。その前に、なぜ?うつ病からの回復は難しいのか?という理由について答えを出しておきます。

うつ病からの回復が難しくなってしまう3つの理由

シンプルに答えをまとめるとしたら「エネルギーの過剰な消費」だと思います。例えるなら、部屋の電気がつけっぱなし。シャワーの水が出しっぱなし。電気代と水道代がめっちゃ高い。

要するに、生活する上で必要なエネルギーとは別に本来は使わなくてもいいエネルギーを消耗していることが原因だと思っています。払わなくてもいいお金を出しているようなイメージです。

そのため、エネルギーの貯金ができず。どんどん疲弊していき休んでいるのに回復できていない状況の人は多いです。具体的には、

・考えなくてもいいことを考えている
・ショックを受けなくてもいいことでダメージを受けている
・やるべきことをやりすぎている

この3つが該当しているケースが多いはずです。偉そうに言ってますが、ボクは今でも「Aさんに嫌われているのではないか」「Bさんは自分のことを見下しているのではないか」など考えても仕方のないことを考えてしまう時があります。

このような思考は「うつ病を発症した人」にとって当たり前のことだと思っています。むしろ、これがない方が不安です。なぜなら、この思考は「防御反応」だと考えていて「自分が傷つかないようにするため」のクッションのようなもの。

ネガティブになることは悪いことではなく、上手に向き合えないともったいないと思っています。消耗しなくてもいい感情をカットしてエネルギーの節約をする。そのために必要なことを解説していきます。

自分の体力を実際にした行動から分析する

学生時代のテスト週間。ボクはできるはずのない細かい完璧なスケジュールを決めて実行することができませんでした。そして、頑張れない自分を責めまくっていたんです。

うつ病になってからは「朝散歩を毎日やる」と決めて月に1回もできなかったこともあります。そして、自分はダメなやつだなと責めていました。

このように「自分の理想」をいきなり「できて当たり前」という感覚でやっていました。これは多くの人が通る道だと思います。これに関してボクが推奨する方法は「試用期間」を設定することです。

イメージはデータを取ることを目的とする感覚です。例えば、朝散歩をして治したいと考えた時に「今の状態で朝散歩がどれくらいできるのか」という自分だけのデータを作るべきなんです。

ボクの場合なら、1週間お試しでやってみます。できるorできないは気にせずに挑戦。そして、できた日の翌日の反動具合をチェック。寝込んでしまうと負荷が重すぎます。体調が悪くなるレベルでも頑張りすぎです。

翌日の反動が全くないレベルを基準にして目標を立てます。そこから徐々に負荷をあげて反動がなく当たり前にできる上限をUPさせていく。この積み重ねをすることで無理なく稼働できる範囲を広げて気がつけば活動できる量が増えているはずです。

注意点はホントに頑張りすぎないこと。

「うつ病彼氏の恋愛相談」で救われる人が続出!「うつ病の当事者」であったデラさんが今うつ病に悩む全ての人に伝えたいことを本音で語ります。