うつ病になった僕が伝えたいこと

うつ病から最短で回復する療養のポイントを3つ紹介します。

#連載エッセイ
#うつ病になった僕が伝えたいこと

自分の状態に合わせた目標修正能力を身につける

上記の方法で自分だけのデータをある程度GETできたら、次にするべきことは「得られたデータから目標の設定」をすること。

再発してしまう人の多くが「理想の目標」を設定してしまい、そこに自分が追いつくことを目指してしまいがちです。具体的には「週5で働けるようになりたい」「正社員に復帰したい」など自分の状態をスルーして目標を決めてしまいます。

ですが、身体が追いつかなくて目標を達成できず。挫折してしまいます。そうではなく、試して得た自分の状態から少しだけ高い目標を設定することを心がけていくべき。

例えば、1週間の朝散歩チャレンジをした結果。週に1回10分の散歩ができたと仮定して、次に設定する目標は「週2回」「週1回で20分」など達成できたことから少し負荷をかけた目標を設定していきます。

もしも、できなかった場合は新しく目標を設定し直すこと。できた場合は少しだけ目標の難易度を上げていく。叶えたい目標から逆算するのではなく、今の状態から足していくイメージです。

この方法は時間がすごく必要になりますが、少しずつ確実に前に進むことができます。そして、この考え方が当たり前にできるようになってくると「無理をする」ことがなくなります。

気がつけば、反動でダウンする回数が減っていき元気な時間が増えてきて「そういえば、最近ずっとダウンしてないな」と思えるタイミングが来ます。

同じことを何回も考えないために答えを決める

うつ病の人にありがちですが「グルグル思考」といって同じことを何回も考えてしまい病んでしまったり、落ち込んでしまうことがあると思います。

ボクが実際にしてきたことは「考えの結論を決める」ことで対策をしてきました。例えば「将来のことが不安」「復職できるか不安」「お金のことが不安」など悩みはいくらでも出てくると思います。

これに対して答えを決めることで「脳の負担」を抑えます。将来のことが不安という回答に対してノートであったり、メモ帳などで真剣に考える時間を作っていました。

ボクの場合は「正社員として生きれたら生きる」「無理だったらフリーターとして生活できるくらいまで体力を戻す」「それも無理なら誰かに養ってもらう」など1回だけでいいので深く考えて自分の答えを持っておくことで消耗する量はガクンと減ります。

もちろん、強い人間ではないので考えてしまうこともあります。情けない人間だなとか。ダメな人間だなとか。それに対しても答えを決めます。情けない生き方だけど、これしかない。ダメな人間だけど、色々と考えてこの選択肢しかなかった。

など自分で考えた時間と答えがメンタルを守ってくれました。この積み重ねをすることで開き直れるようになり、余計なことを考える量を減らすことで疲弊することを防げるようになります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。ボクが「うつ病から回復するために大切だと感じたポイント」をまとめてきました。

うつ病を発症すると今までとは全く違う感覚になりますし、自分の身体が衰えたような状態になります。そのため、今までの常識が通用しなくなり「回復する方法」が全く見えてこなくて苦しんでしまう人ばかりだと思います。

ですが、回復している自分としては「王道ルート」が存在していると考えています。それをまとめると「消耗する量を減らして、回復する量を増やしていく」この考え方を徹底することで状態は大きく改善していきます。

うつ病で苦しい思いをしている人にとって活字を読むことは大変だとは思いますが、この記事を繰り返し読んであなた風にアレンジしていただけたら嬉しいです。最後までご覧いただきまして、ありがとうございました!


デラさん
ただの31歳。うつ病の感覚&気持ちを言語化して発信するフリーランス。Twitterフォロワー25000。ココナラにて「うつ病の恋愛相談」の販売実績250件。著書「うつ病で20代全部詰んでたボクが回復するまでにやったこと」

Twitter:https://twitter.com/dera3daze
うつ病彼氏の恋愛相談:https://coconala.com/users/513770
この記事は書籍『 うつ病で20代全部詰んでたボクが回復するまでにやったこと 』の関連コラムです。
「うつ病彼氏の恋愛相談」で救われる人が続出!「うつ病の当事者」であったデラさんが今うつ病に悩む全ての人に伝えたいことを本音で語ります。