嫌われる女になりなさい

強い女のススメ -でしゃばって、目立った方が、幸せになれる-

#連載エッセイ
#嫌われる女になりなさい

なんか嫌だと感じる女性は、自分の道標

「偉そうな女」が嫌だった私は なんか嫌だなと感じる女性の投稿がインスタグラムで流れてきたりすると、心の中で拒絶して馬鹿にした。例えば、男性よりもたくさん稼ぎ、美容にお金をかけてブランドバッグを持ちおしゃれに生活する女性はまさに。彼女たちは、みんなドヤっているように見えた。

ところが、自分が偉そうでいいと思えると、ドヤっているように見えた女性たちは、自分を持っていて自分を大切にしている女性にしか見えなくなった。
なりたい自分に制限がなくなると、あれもこれもしたくなる。嫉妬がなくなり全て可能性になっていく。その自由もたまらなく幸せなものだった。

自分の経験を活かして、私の生徒さんたちには「自分が嫌だと思う女」になっていった方がいいとアドバイスするようになっていった。新潟に住んでいるNちゃんは「でしゃばるのが怖い」と言って 高飛車だと思われないように 昇進の誘いを断っていたので、白鳥麗子を目指せと鼓舞した。でしゃばりを抑えて前に出ないように気をつけている人は、だいたいでしゃばった方が人生が好転すると思う。

東京に住んでいるIちゃんは「遊び歩いているセレブのような女性」を嫌だと思っていたけれど、本当は羨ましいんだということに気づいて 受け入れた。セレブっぽいのを拒絶する女性は意外と多いものだ。けれど実はゴージャスでおしゃれな女性になりたいとみんな無意識に思っていると感じる。

自分の嫌いな女性像を やっていった人たちは、
その後 どんどん加速した。なんか嫌だと感じる人は、わかりやすい道標なのだ。

母みたいにしても、母にはならない

幼少期に父から「偉そう」だと言われていた母を見て、母みたいになったら嫌だなと思っていた私。母のことをかわいそうだと思っていたので 私はそうなりたくないと思っていた。

同じように「自分の母が幸せそうじゃなかったから、結婚なんてしたくない」と言っている女性も多い。その人たちの頭では、結婚=母みたいになる。なのかもしれないけれど、母と同じことをしたところで、人間が違うので、母と同じにはならない。
すでに 母が今の私と同じ年齢だったときとは全く違う生き方をしている。

あの人みたいな嫌な人間になりたくない、と避けたいロールモデルがいる人には、怖がりすぎず同じことをしても大丈夫だと伝えたい。

自分の価値が一番高まる生き方をしたい

怖がらずに 堂々と“嫌な女”をやっていると 誰が自分の価値を高く見積もってくれているかよくわかる。自分を下に置いて付き合っている人たちとは うまくいっていても「自分が気を遣っているからだ」と思うし、自分を出せないストレスが地味に積もっていく。偉そうでいても喜んでそばにいてくれる人こそ 自分の価値を高めてくれる人だと気づいた。

私の価値を高めてくれる人と一緒にいると、自分にとって居心地の良い世界はどんどん広がっていく。でしゃばっていい。強くてかっこいい女であることを我慢しなくて大丈夫だ。


高橋あい/恋愛コンサルタント

自身の“体験談”をもとに、テクニックを綴ったブログが人気となり
恋愛コンサルタントとして活躍中。
雑誌やテレビ、ラジオなどメディア出演多数。
著書
『最速で出会いが増える顔になる(サンクチュアリ出版)』
『不安0%の恋をはじめる方法(大和出版)』『1ミリでも距離を縮めたい彼女になる(大和出版)』
ameba blog「不安で泣かない私になれる」https://ameblo.jp/realmind-ai/
この記事は書籍『 最速で出会いが増える顔になる 』の関連コラムです。