恋愛コンサルタント・高橋あいが 臆病な女性にエールを送るコラム「嫌われる女になりなさい」
連載第2回目は、目立つことやでしゃばることを恐れている女子に送る「強い女のススメ」
目次
偉そうな女になりたくない
小さい頃、両親が喧嘩をすると父が母に「偉そうに言うんじゃない」と怒ったのがとても怖かったからか、「偉そうな女」というレッテルを貼られたくないという気持ちが思春期からずっとあった私。奥ゆかしくはなれないけれど、出過ぎてはいけないと思っていた。
普通にしていると偉そうに見えると思い込んでいて、誤解されないように自虐的な話をしたり、静かな人に積極的に話しかけて 誰にでも好感を持たれようとしたり、人付き合いでは自分を下に置いてコミュニケーションをとるのが定着していた。
偉そうな女が似合うってこと?
前回、第一回目のコラムで書いたように、人から褒められることをスルーせず、自分の魅力なんだからと受け取っていくうちに どうやら私の話し方にはパワーがあることを知った。私に喝を入れてもらいたかったり、頑張ったね。と褒められたい人がいることや、 年下の男性には会った途端「姐さん」と呼ばれてしまうことに気づいた。
もしかして私には「偉そうな振る舞い」が似合っていて、避けていて遠ざけたい「偉そうなキャラクター」こそ、みんながしっくりくるのではないか?と思えてきたのだ。
「偉そうな私」を受け入れると、世界が変わった
試しに、あえて偉そうにしてみることにした。内心まったく言いたくないが「ばっかじゃないの」とか「怒るよ?」とか強めのセリフを口にしてみると、男性がめちゃくちゃ喜ぶということがわかった。ああもっと早く自分のキャラ設定を決めればよかった!学生時代に気づけていたら、どれほどモテたのだろう・・悔やんでも悔やみきれない(笑)
はじめて会う女性には、この人は普通じゃないな。と線を引かれることを怖がらないと決めた。必要以上に感じよくしようとせず、堂々と自分の仕事愛や、飲んだ日の楽しい出来事、個性的な世界観を話した。今までは相手の様子を見て話を合わせたり、線を引かれないように、必要以上のへりくだりがあったことに気づく。
すると、今までは絶対になかった展開になっていく。青天の霹靂とはこのことか。 偉そうにちょっと上から喋ったのに、男性からは「また会いたい」と言われるようになり 女性からは「あいちゃんに紹介したい人がいる!」と色々な場に誘ってもらえるようになった。
そこで出会う人たちは、気を遣っていた時には出会えなかった人ばかり。自分が自分をうまく使えていなかったことにやっと気づいた。