恋愛コンサルタント・高橋あいが、臆病な女性にエールを送るコラム「嫌われる女になりなさい」
連載第3回目は、美容のカリスマたちを男性目線で分析。男ウケと女ウケの違いについてわかったこと。
目次
美容本が大ヒット!女子ウケするMEGUMI
芸能界の新たな“美容番長”といえば、初の美容本がベストセラーとなったMEGUMIさんではないだろうか。グラビアアイドルとしてデビューし、トップミュージシャンと結婚、出産してママになってからも精力的に仕事を続けている。カフェを経営する実業家の顔もありながら、バラエティタレントとして、女優として、“歯に衣着せぬ”キャラクターを確立させ、大活躍だ。昨年末、離婚を発表されたことも記憶に新しいけれど、様々な経験をバネにして前向きに進む姿は 同世代の女性として応援したくなる。
田中みな実とMEGUMIに見る、男ウケ vs 女ウケ
同じく、美容のミューズとして アナウンサーから華麗なキャリアチェンジを遂げたのは、田中みな実さんである。もはや美容界のカリスマと言っても過言ではなく、みな実さんが使っているものは 綺麗になりたい女性たちが飛びついて買うため、「みな実売れ」という言葉まであるらしい。「できることなら、田中みな実になりたい」という気持ちからの購買意欲。そこには、言葉で説明するには難しい「みな実のあざとさへの嫉妬」がある気がする。田中みな実 vs MEGUMI。さて、男性が好きなのはどちらのタイプだろう?
今回、様々な男女にヒアリングしてみたところ、MEGUMIさんをサバサバしていて好き。と答えるのは圧倒的に女性。男性陣からは「ダンゼンみな実!」と圧倒的に田中みな実さんの人気が浮き彫りになった。自分の彼氏を会わせるなら、MEGUMIさんのスタイルに鼻の下を伸ばされた方が 納得がいくのはなぜだろう。田中みな実ってかわいいよね♡と彼に言われたら、心の中で「え」と思ってしまう私を隠せない。昔から、男ウケする女性は、女ウケしないと決まっている。
なぜ、男性は田中みな実が好きなのか
みな実推しを豪語する男性たちが、必ず言う共通のセリフがある。
「あのキャラを貫いているのがすごいよね」という、リスペクト。求められている役割を全うするプロ意識への賞賛の嵐。古くは“こりん星にいたゆうこりん”もそうだったかもしれない。なぜ 女性には嫌われる「キャラづくり」という「あざとさ」を男性はこれほどまでに好むのか。それは「賢さ」の定義が男女で違うからだとわかった。
男性心理には「ぶりっ子」という概念が存在しない。その場で臨機応変に相手に媚びる姿は、うまく立ち回っている賢い女性だと映るのだ。男性社会において、出世する男と言えば、仕事ができる男ではないケースも多い。うまく立ち回り、上司に取り入ることが出世の近道だったりする。だからこそ、あざとく立ち回ることは「賢い」と好まれるのだ。