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【育ちが悪い?】すぐ怒る人の特徴や原因を徹底解説!出会った際の5つの対処法

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「職場の上司がすぐに怒ってくる…」
「なぜあんなに怒りっぽいのだろう」
「どうやって対応すればいい?」
などと考えていませんか?

怒りっぽい人と過ごしていると、常に空間がピリピリしていたり、自分にも影響があったりして、ストレスに感じてしまいます。

できれば相手を刺激しないように、毎日を過ごしていきたいですよね。

そこでこの記事では、すぐ怒る人の特徴や心理、対処法について詳しく解説します。ぜひ最後までご覧ください。

この記事は書籍『 なぜか感じがいい人の かわいい言い方 』の関連コラムです。

すぐ怒る人の特徴や心理とは?7つのポイントを解説

こちらでは、すぐ怒る人の特徴や心理について、7つのポイントを解説します。

  1. 自分が正しいと思っている
  2. 他人より優位に立ちたいと考えている
  3. 自分の思い通りに物事を進めたい
  4. 焦りやすい
  5. 神経質な面を持っている
  6. 相手への期待感が大きい
  7. 人の言葉を悪く捉えてしまう

それぞれ詳しく確認していきましょう。

1.自分が正しいと思っている

すぐ怒る人は、常に自分の考えや判断が正しいと考える傾向にあります。自分の行動が正解だと思っているので、自分の考えと逸れた発言や行動を見ると、イライラしてしまうのです。

例えば上司の立場である人は、自分が経験豊富で知識が多いため、部下よりも良い考えや行動ができると思っています。自分の考えが絶対であると思ってしまうため、部下が提案した意見が違う物事に対して、厳しい意見を投げかけてしまいます。

自分に自信があることは悪くはないのですが、過度に過信している人は、少しでも考えが違う相手に対して怒りっぽくなってしまう傾向が強いです。

2.他人より優位に立ちたいと考えている

怒ることにより、他人より優位に立ちたいと考えるケースがあります。怒りの感情で相手を圧倒したり、萎縮させたりすることで、「自分は上の立場だと相手に認識させたい」というのが狙いです。

例えば上司が部下に対して必要以上に厳しく怒るのには、「自分が上司だ」という優位性や権威性を保ちたいという願望があると考えられます。

上司である自分の意見に異論を唱えたり、自分の頭にはなかったアイデアを提案してきたりした際に、「これを認めると立場が危うくなるかも」と考えて、怒りの感情によって否定するのです。

3.自分の思い通りに物事を進めたい

怒りの感情は、相手を萎縮させる効果があります。そこで、自分の思い通りに物事を進めるために、怒るという人も少なくありません。

例えば、とあるプロジェクトを任されているプロジェクトリーダーがいるとします。プロジェクトリーダーは自分の望む方向にプロジェクトを進めたいため、メンバーの意見に対して強い言葉で否定を繰り返します。するとメンバーは怒られることを恐れて、発言をためらうようになった結果、リーダーの思う通りに進行するようになりました。

このように相手を萎縮させて、意見や提案が出るという状況を防ぐことを目的として、怒りの感情をぶつける人もいるのが現状です。

4.焦りやすい

焦りやすいというのも、怒りっぽい人の特徴のひとつです。焦りからくる不安を解消するために、関係者に対して怒りの感情をぶつけてしまいます。

特にビジネス面では、期限が設定されていたり、成果を求められたりすることは珍しくありません。例えば自分が携わっているプロジェクトが期限に間に合うかどうか不安になって、日程に余裕があるにも関わらず、メンバーに対して「早くしろ」などと厳しい言葉を投げかける人は一定数います。

ある種のパニック状態になってしまい、周囲に怒りっぽくなってしまうケースです。

5.神経質な面を持っている

神経質な人は、他の人の細かな動きや言葉に対して、過剰に反応してしまう傾向があります。ひとつひとつの行動がストレスになり、それが積もり積もった結果、怒りが爆発してしまうのです。

心理学的に信頼性が高い性格分類方法である「ビッグファイブ」でも、「神経質的傾向が高い人は感情の波が激しく、怒りっぽい傾向がある」とされています。

他人に対して敏感な人は、怒りっぽい可能性が高いといえるでしょう。

6.人の言葉を悪く捉えてしまう

悪気のない相手の言葉が悪く聞こえてしまい、怒ってしまうという傾向もあります。

例えば職場でアイデアに対する意見交換をしているときに「もう少し別の視点から考えてみてはいかがでしょうか?」と言われたことに腹を立てて、怒ってしまうというようなケースです。
別の視点から見てアイデアの幅を広げる目的で言ったことに対して、自分のアイデアが否定されているなど、悪く解釈してしまいます。

自分に自信がなかったり、感情が不安定な状態だったりすると、相手の言葉を悪く感じてしまうことがあります。

7.相手への期待感が大きい

すぐ怒る人の特徴として、相手に対する期待感が大きいという傾向もあります。期待している分、早く成長してほしいと考えて、厳しい態度を取ってしまうのです。

本人は良かれと思ってやっているのですが、怒られている相手に想いが伝わっているとは限りません。怒られることに怯えてしまうなど、人間関係が怪しくなることも考えられます。

すぐ怒る人になってしまう原因は「育ち」が関係している可能性が高い

すぐ怒る人になってしまう要因として、育ちが関係している可能性は非常に高いです。

「子どもは親の背を見て育つ」という言葉があるように、子どもは親の行動や言動を真似する傾向にあります。これは心理学で「モデリング」と呼ばれる現象です。

つまり、幼少期に親からすぐ怒られたり、否定的な言葉を受けたりする環境で育った人は、自分も怒りっぽい人になってしまうという傾向があります。

また、幼少期にストレスを感じやすい環境にあった場合、大人になって感情のコントロールが苦手になるとも言われています。例えば親が離婚してしまったり、引っ越しなどで環境が変化したりと、生活に大きな変化が多数起きてしまうケースです。

もちろん育ちだけが「すぐ怒る状態」を作るわけではありませんが、ひとつの要因として考えられるでしょう。

すぐ怒る人に対する5つの対処法

こちらでは、すぐ怒る人に対する対処法を5つ紹介します。

  1. とにかく冷静に対応する
  2. 否定しない
  3. 真に受けないようにする
  4. 距離感を保つ
  5. 怒るポイントを分析してみる

それぞれ詳しく解説します。

1.とにかく冷静に対応する

すぐ怒る人に対して、こちらも感情的な態度を取ってしまうと、口論になってしまいかねません。よってこちら側は冷静に対応することが大切です。

怒られてムッとしてしまう気持ちはわかりますが、一度深呼吸をして、相手がなぜ怒っているのかを考えてみてください。自分に過失がない場合でも、その場で反論はせずに、相手が落ち着いたときに話をすることが重要です。

2.否定しない

怒っている人の意見を否定することも、お互いにぶつかりあって口論になるリスクが高いため、おすすめしません。

また、怒っている人は感情のバランスが乱れている状態です。そのため、否定せずに意見を受け入れることで、まずは相手の感情を落ち着かせることが大切だといえます。

落ち着いてコミュニケーションが取れるようになってから、自分の意見を伝えるようにしましょう。

3.真に受けないようにする

「とにかく自分の優位性を示したいから怒る」という人もいます。感情的になっているため、必ずしも自分にとって学びになる意見とは限りません。「怒られるたびに、相手の意見が変わっている」というケースもあります。

そのような状態で毎回相手の話を真剣に聞いても、自分のストレスが貯まるだけです。自分に明らかに非がない限りは、意見を真に受けすぎないようにしましょう。

4.距離感を保つ

怒りっぽい人と一緒にいると、自分にまで感情が移ってしまう可能性があります。

とある研究によると、ストレスと感じている人を見るだけで、自分のストレスホルモンのレベルが高まった人が26%もいたそうです。(参考:ハーバード・ビジネス・レビュー

近くにいすぎると、自分も怒りっぽくなったり、ストレスを感じたりする可能性が高くなってしまいます。職場関係の人なら職場だけの付き合いに留めるなど、適度な距離感で接するようにしましょう。

5.怒るポイントを分析してみる

「なぜ怒っているのだろう」と客観的な目線で相手を捉えることで、自分の気持ちが楽になることがあります。また対処法もわかるため、今後の行動に活かせるでしょう。

繰り返しになりますが、すぐ怒る人にも色々なパターンがあります。自分の意見を押し通したい、期待しているなど、理由は様々です。

理由がわかっていれば、相手が怒ることを回避できる可能性が高まります。

自分が「すぐ怒る」という状況を回避する方法

自分が怒りっぽいかも?と感じてしまう人がいるかもしれません。こちらでは、怒りっぽいという状況を回避して、相手に不快感を与えないようにするための方法を解説していきます。

一度深呼吸をする

怒りの感情が出てきたら、すぐ言葉にするのではなく、一度深呼吸をしてみましょう。心理学的には、感情のピークは6秒間続くと言われています。逆にいうと、6秒経てば感情が穏やかになるため、深呼吸などで間を置くことは、怒りの感情をコントロールするうえで重要です。

「感じがいい言い方」を覚える

怒りの感情を抑えることは大切ですが、どうしても怒ってしまうケースはあるでしょう。その際に、感情のままに言葉を発するのではなく、少し言い方を変えるだけでも、相手の受け取り方が変わります。

すぐ取り入れられる方法のひとつが「アイメッセージ」です。例えば「なぜすぐに申請書を出さないんだ」というのではなく、「申請書が出ていないと私が不安なんだ」という形で、自分を主語にして伝えることで、同じ言葉でも柔らかく伝えられます。

相手も不快な気持ちにならないため、ぜひアイメッセージなどの「感じがいい言い方」を取り入れてみてください。

まとめ

すぐ怒る人の心理は、人によって大きく異なります。ときには自己中心的な考え方で怒りをぶつけるケースもあるので、受け取る側はなるべく真に受けすぎないことが大切です。

もし自分が怒りっぽいなと感じている場合は、感情を爆発させる前に、一度深呼吸をするなどして、うまくコントロールしていきましょう。また、伝え方を柔らかくすることも重要です。

山﨑拓巳氏著書の『なぜか感じがいい人の かわいい言い方 』では、相手ともっと近づける「かわいい言い方」の実例を紹介しています。伝え方1つで印象が変わるということがわかりやすく説明されているため、読むだけでビジネスや人間関係に好影響を与えられます。ぜひ手に取ってみてください。

この記事は書籍『 なぜか感じがいい人の かわいい言い方 』の関連コラムです。