健康

激動時代で変わる「幸せ体質」と「食のあり方」/えま@emma_art__

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20年間の体調不良を克服した実体験に基づいて、心と身体の健康バランスを主軸に食を通じて今日できる「美と健康」を発信するえまさん。VUCA時代に必要となる、食から理想の自分を叶えるためのきっかけをお伝えします。

心に栄養を届ける“心のスキル”

心の空腹は“心の栄養”で満たす

皆さんはVUCAという言葉を聞いたことがありますか? 今の時代はVUCA時代と言われています。未来の予測ができない、とても不安定な時代であるということです。これまでの前提や価値観の延長で物事を考えると行き詰まってしまいます。そこで大切になってくるのが、心に栄養を届けるスキルです。

心の空腹は、“心の栄養”で満たすことが大切です。例えば、月曜日に心筋梗塞で亡くなる人が多いとか、スキー場で風邪をひく人はいないとか。私はそういったことを聞くたびに、心と身体はつながっていると感じています。

心が満たされているときは身体も満たされています。心が満足していたら、無駄なものをほしいとは思わなくなります。心の空腹は、心でしか満たされません。お酒を飲む行為ひとつにしても、うっぷん晴らしで飲むのか、楽しく飲むのか、自分がどちらを大切にしているのか考えてほしいです。

私たちは、人生が思い通りになったときに幸せを得られると勘違いしています。思い通りにならない困難に直面したときに、大騒ぎすることなく自分自身を俯瞰して人生を選択できるのが心のスキルです。より健康に近づくためには、この心のスキルを鍛える必要があると私は考えています。

魅力を引き出すニュートラル思考

自分の本来持っている魅力の9割を安定的に引き出すコツを皆さんにお伝えします。ふとした瞬間のひらめきや勘が、割と当たっていることはありませんか? この状況というのは、心が心地いいなと感じているとき、つまり自分の心の声と行動が一致した状態だと起こるそうです。

この状況にもっていくのには「ニュートラル思考」が最大のポイントとなります。似た言葉にポジティブ思考というのがあります。まず、違いからお伝えします。

ポジティブ思考は、気持ちを上向きにする心のあり方です。特徴は、周りから評価されやすい。ネガティブ思考の癖を改善できる。マイナス面としては、できなくなったときに自分を責めがち。マイナス感情を否定しがち。こういった特徴があります。基本的に悪いことが起きたときにプラスに考えるのがポジティブ思考だと思います。

ニュートラル思考は、本来の魅力を引き出す心のあり方です。物事を俯瞰して見ることができる。ネガティブな自分も認められる。ありのままを受け入れられる。こうした中立的な思考です。アーユルヴェーダや漢方の世界では、ニュートラル思考の道とは、つきつめると自分が何をすべきなのかという「本当の自分」がわかる方法だと言われています。この道をつき進んだ結果、運が良くなって、チャンスが舞い込んで、地球や宇宙のサポートを感じるのだそうです。

ありのままの自分を受け入れると、「あぁよかった、自分を認められた」と安心できるようになります。私はこんな悪い感情も感じることができたのだと安心するということです。そうすると、本来の力を発揮することができます。

私は、自分らしさというのは「なるもの」ではなくて「つくられるもの」だと考えています。自分を愛することで、あなたという存在がつくられています。ですから、自分らしさはつくることができるのです。

無意識の条件反射

人間は6歳までに85%のセルフイメージ=自分はどういう人なのかのイメージがつくられると言われています。それは無意識のもので、悪い思い込みとして身についています。そして、たいていの場合「無価値観」を感じています。なぜかというと、一説によると赤ちゃんとして生まれてくるときに、一人では何もできないということを無意識に植え付けられているからなのだそうです。自分のことを否定してしまうのは、普通のことなのです。

私は誰にも認めてもらえない。私は好きなことをしてお金を得ることができない。私は好きな人に大切にされない。私はここにふさわしくない。私のせいでこんな状況になってしまった。こういった潜在的な思い込みが、6歳までにつくられます。

自分はそうではないと思う人もいると思います。ですが、この思い込みは、人の意識の95%にあたる無意識にあり、条件反射のように使っていると言われています。

こうした無価値観が条件反射で浮かんできたら、どうしたらよいでしょうか。例えば、ダイエットをしているときに、誘惑に負けてお菓子を食べてしまい「私はだめな人間だ」と考えてしまう。こういうときは、お菓子を食べてしまったことを事実として捉えて、ダイエットを始めたときの感情に戻す。そして、お菓子を食べたいというような悪魔のささやきに負けてしまうのは人としてあたりまえのことだと、そんな自分さえも受け入れようと考え直します。それがニュートラル思考です。

完璧を目指さなくてもいい

バランスがとても大事です。なりたい自分に向かって無いものをプラスするよりは、あるものを最大限に活かしていく方がよっぽど効率的ですし、内側から輝ける人になるのではないかと思います。だからこそ、ニュートラル思考に戻し、自分をありのまま愛することが非常に大切です。

私たちは目に見える情報や聞こえてくることに敏感な生き物です。そして、「将来何になりたいの?」と何者になるかを常に問われています。すると、その度に私たちは無意識にその答えを探して、それを目指そう、完璧になろうと努力をします。だけれど、あなたはあなたであって、何者でもないし、完璧であろうとか自分らしくあろうと目指すこともしなくていいのです。ひとつに当てはめなくてもいいし、型に自ら入り込まなくてもいい。

食は人を良くすると書きます。完璧を捨てて、自分を愛する。つまり、心と身体の声を聞くのが食の基本です。VUCA時代は予測が不可能な時代なので、いろんな専門家がそれぞれ自分の価値観で発信していますし、これからもっといろんな情報が増えていきます。ですが、テクニックやノウハウだけでは健康に過ごせません。そんな時代に、心にダメージを受けずにあなたが本来持っている力を発揮できたら、自然と自分らしく健康的な人生を歩めます。