最愛の犬との別れ。これまで培われた愛情が行き場を失ってしまうことで、精神的に激しく落ち込んだり、体調を悪くするなどの症状を「ペットロス症候群」と呼びます。そして、ペットを失った後に「後悔」の念を持ってしまう人も増えてきています。
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ペットロス症候群になる人が増えている理由は?
今、ペットロス症候群になる人が増えてきています。核家族化や少子化の影響で、犬を「愛玩動物」としてではなく「家族」として迎え入れる家庭が増えているためです。1人暮らしの人が癒やしを求めて犬を飼うケースも多くなってきました。
そんな犬たちの寿命は、医療技術の進歩やペットフードの進化により年々伸びてきています。ある調査によると、ここ30年で犬の寿命は2倍になっていることがわかりました。
(参考:http://diamond.jp/articles/-/78393)
犬と過ごす時間が長くなればなるほど、失ったときの悲しみもより大きなものになってしまうのでしょう。
ペットロス症候群になりやすい人の傾向は?
ペットロス症候群を経験する人の中でも比較的、軽症で済む人と、日常生活ができなくなるほどの重症になる人がいます。
重症化してしまうタイプには、一定の傾向があります。
それは「もっと~してあげればよかった」「なぜ~してあげなかったんだろう」
といった後悔を口にする人が多いということです。
「こんなことをしてあげたい」「一緒にこんなところに行きたい」と思いながら、ずっと先送りしていた。時間の無さ、心の余裕の無さを理由に、あまりかまってあげられなかった。
そんな犬に対する後悔の多さが、ペットロスの重さと比例するのではないでしょうか。
犬とのお別れで後悔しないためにいまからできること
犬とさよならした後も、素敵な思い出だけを残したい。
そのためには、日頃から「いま愛犬に対してできることは、すべて、います
ぐにやる」という覚悟と行動が必要です。
そしてその姿勢こそが、やがて自分を救うことにつながるのです。
サンクチュアリ出版より2017年10月7日発売の新刊「犬が伝えたかったこと」は熟練ドッグライフカウンセラー・三浦健太氏が贈る、実話をもとにした20の心温まる犬の話です。
これまで50万組以上の犬とその飼主に触れ合ってきた三浦さんだからこそわかる「犬たちが飼い主に本当に伝えたいこと」を、実話を元にしたエピソードと共に解説しています。中には12年連れ添ったパグとの別れを経験したご夫婦や、部活動に夢中になるあまり、愛犬の最期の瞬間に間に合わなかった女の子のエピソードなども登場します。
犬は、一度心を許した飼い主のことを、死ぬまでずっと好きでいるといいます。犬はどんなときも、いつまでも“ワンパターンな日常”のくり返し。でもだからこそ、私たちは犬から多くのことを学ぶことができます。
読むと、心から犬のことが愛おしくなって、生きる勇気が湧いてくる書籍です。