『うつ病で20代全部詰んでたボクが回復するまでにやったこと』(2022年11月8日発売)著者のデラさんに「うつ病を患っている全ての人に伝えたい。回復力を上げる3つの極意」を聞きました!
「うつ病彼氏の恋愛相談」で救われる人が続出!「うつ病の当事者」であったデラさんが今うつ病に悩む全ての人に伝えたいことを本音で語ります。
「うつ病を効率よく、本質的に治すために必要なこと。まとめました」
こんにちは。Twitterでフォロワー約8000名。うつ病歴8年目の「デラっくま」です。以前に「講演会」をさせていただき、内容を記事化していただきました。
今回の記事は「うつ病の当事者」であったワタシが、実際にした行動や考え方の中で「厳選」した3つをご紹介していきたいと思います。
しかも、なぜ。その選択をしたのか?という理由。狙い。目的なども論理的に記載をしていきます。ですので「プチ論文」を読むような感覚でご覧ください。あ、でもワタシ。論文を書いたことはないんですけどね。haha
うつ病から回復する力を上げる3つの極意
1.何も考えない時間を作り、意味のない行動をする
2.自分の過去を振り返り、違う選択肢を模索する
3.自分のためだけの選択をしてみる
はい、この3つがこの記事で伝えたいことになります。この3つを何度も繰り返し実行をして、体に馴染ませた結果。うつ病の症状から解放されてきました。ですので、皆様にもオススメしたいです。
とはいえ、これでオワリ。お疲れ様でした。なんてすると、偉い人に怒られてしまうので…もう少し深掘りをしていきますね。
では、そもそもの原因から考えていきましょう。
うつ病からの回復=ダメージ量を減らすこと
「うつ病を治す」ということを前提に考えた際、わたしたちは何をどう頑張ればいいのでしょうか?進むべき方向。ベクトルについてをしっかりと定める必要がありますよね。
専門的な話をすると「脳内ホルモンの欠如」「セロトニンの生産量の低下」「睡眠の質の低下」などが出てくると思います。しかし、医者ではありませんので。難しい話は省略していきますね。
ズバリ言うと、こんな感じです。この方角に進んでいきましょう。
・自分の力で自分を傷つけないこと
・ムダに消費している体力を温存すること
・苦しめられている価値観を見直すこと
理由としては「自分が受けるダメージ量」を減らすための対策をするべきだと思っていて、これを読んでいる皆さんなら、よくご存知だと思いますが。
うつ病になってしまうと「自分を責めてしまう」「自分になんて価値がないと思う」「将来に絶望する」など、当たり前のように毎日されてると思います。
実は、自分自身が受けるダメージや負荷は重く。この疲労量が「クスリの回復量」や「寝て回復する量」よりも超えてしまう。だから、うつ病は治りにくいと考えています。
もっと分かりやすく説明をすると。「疲労量>回復量」という方程式がずっと成り立っている状態であれば治る可能性は低く。「疲労量<回復量」という状態にできれば、理想的というわけです。
つまり「回復しやすい状態」にするための作戦を「うつ病のリアルな現状」から現実的に可能でムリのない範囲で行う。すると、理論上は回復しやすい状態になる。ということになります。
これからワタシが記載していく内容のイメージとしては「自分自身で傷つけてしまうダメージ」をできるだけ軽くする方法。という感じ。
そうすれば、必然的に「回復力」は上がっていくことになりますよね。それでは、いきましょう。
何もしない自分を許す
「1.何も考えない時間を作り、意味のない行動をする」
ここからは実践編。うつ病になっている人の多くは「焦り」を感じています。意味のある行動をしなければ、もっと回復に向けて生産性のあることをしよう。以前のわたしもそう考えて、朝の散歩をやろうと必死でした。
実際は逆です。「何をやるかではなく、何をやらないか」の方が大切。理由として、あなたは既にがんばっている。行動ができていなかったとしても、こうして情報を仕入れたり。実践しようと思っている段階で称えられるべきです。
そんな人たちに足りていない部分は「休息」です。何もせず、ボーッとすること。フル回転で使った脳をストップさせて休ませること。実は、それが回復に大きく繋がります。
具体的な休息についてですが。「何も考えない時間」を過ごすだけで大丈夫です。正確に言えば。考えてもいいのですが。ネガティブなことや同じことを考えてはいけません。
すでに私たちは、何度も自分を傷つけています。ですので、何も考えないだけでも十分「休息」になります。
そして、具体的な「何も考えない方法」について。ワタシが実践してきたものをヒントとして残しておきます。意識することなく「無」になることもできれば、どう頑張っても「無」になれないことも。
個人差や状況の差はあると思いますが、使えるものを選択して、試してみてください。
・狂ったように踊る
・永遠に数字を数える
・ただ連打するだけのアプリを入れる
・ラジオ風に独り言をし続ける
・テトリスなどの単純ゲームをやる
この時間は回復に繋がります。なぜなら「自分を責めて傷を負う」という機会を減らしてくれるから。