イベントレポート

ノリと勢いで病院を飛び出したセラピストのパラレルな働き方/工藤誠@yurufuwamako

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人生というゲームの攻略法

①自己分析しながら武器の入手

「ストレングスファインダー」をやったことがある方も多いと思います。僕は当初、自分の魅力を消して、お金を稼ぐことにフォーカスしすぎていました。でも、魅力を引き出してくれるメンターに出会えたことで、どんどん変わっていくことができました。

また、僕が大切にしているのは「挑戦、成長、進んでいく」というタイプの価値観。自分の価値観をわかっていないと「がんばっているのに幸せじゃない」という状態になってしまいます。他者との比較をするのではなく、自分に「why?」を問い続けることが大切です。

②仲間集め

僕はさまざまなコミュニティに入りましたが、なかなかうまくいきませんでした。でも、人が一生のうちで関われる人の数はそんなに多くないわけですから、気楽な関係な人がたくさんいるより、少ない人数でも濃い関係の人が何人かいてくれたほうがいい。

そして、師匠やメンターを持つことが大切です。仕事上だけの関わりではなく、「人生をよくするために」という思いで深く関わりを持ってくれる人がいてくれたおかげで、今の僕があります。ですから、僕がコンサルする方には、僕がメンターから教わったことをお伝えしていこうと思っています。

③面倒なことも投げ出さない

がむしゃらに、必死にやるという“心のあり方”が大切です。どんなに大きなお金を動かしていたとしても、結局は人間力です。いいスキルや技術があっても、人間としての魅力や思いがないと結局伸びないし、切られてしまいます。

僕も気を抜くことなく、毎日を必死に生きています。今が一番、人生で「生きている」という実感があります。

インスタを活かす! インスタの始め方

そもそもSNSとは、個人と個人をつなぐコミュニケーションツールのこと。全世界では約38億人、2人に1人は何かしらのSNSを使っているとされています。

インスタグラムの国内ユーザーは約5000万人。その魅力はIGTV=YouTube、リール=TikTok、ストーリー=Twitterと、他のSNSを網羅するような機能があるところだと言われています。

効果的なインスタグラムを始めるには、3つのステップがあります。

①ミッションを知る

インスタグラムのミッションは「大切な人と、大好きなことと、あなたを近づける」。まずは、これを知るところから始めましょう。

②目的を決める

次に、何をゴールにして運用するかを決めましょう。ブランドイメージをつくるため、マネタイズをするため、趣味娯楽のため、などさまざまですね。

③アカウントを構築する

次に、リサーチ、ブランドコンセプト設計、プロフィール設計を行います。ここで9割決まるのですが、なかでも「ブランドコンセプト設計」はいちばんわかりにくい部分です。

9割のユーザーができていない「SNSブランド」

現代に必要な「パーソナルブランド」

ブランドとは、商品やサービスを選ぶ際に区別するためのあらゆる概念のこと。コンビニへ行くときどのお店へ行くか、お茶を選ぶときどの商品を買うか、僕たちは区別をしていますよね。

なぜブランドが必要なのかというと、商品やサービスのコモディティ化が進み、差がなくなったから。また、現代は商品がありすぎて情報過多になっており、1日に入ってくる情報量は江戸時代の1年分とも言われています。これだけ情報があふれかえっていると、情報を受けるだけで満足してしまいます。

また、モノの品質がだいたいよくて、モノやサービスに大差がありません。こうした時代では、商品の良さやクオリティだけで利益を出し続けることはできないのです。そこで必要なのがブランドなのです。

もっと言うと、現代に必要なのは「パーソナルブランド」です。「あなたは、誰にどんなサービスを提供していますか?」という問いに、すぐに答えられることが重要です。

コロナ禍で強まる帰属意識と承認欲求

僕が強固なブランドをつくるために、実際にインスタでやってきたのが、
①プロセスを語る
②人の欲求を満たす
③圧倒的なプロダクトメイク
④革新的なイデオロギー
の4つです。

僕のアカウントは「まこっちゃんインスタ社長(仮)」。ここで僕が言っているのが「ニセモノを淘汰したい!」というメッセージです。SNS業界にいると、「フォロワー数多い=なんかすごい人」と錯覚しますが、多くなくてもすごい人はたくさんいます。「本物は少なくてもうまくいっていますよ」と、SNSで言われているのとは逆の主張をしたのです。

でも、ただ言っているだけではダメ。そこで、主張を分厚くするために、魅力的なストーリーをつくります。

まずは、「ME」私のストーリーとして、先ほどお話しした、スクールに入ったり、情報商材買ったりして騙された経験を伝えます。そして、こうした経験は僕だけのものではなく、フォロワーさんから「私もそういう経験あります」という話を聞くこともありますし、「(経験が)あるけど言えない」という人も多いのではないかと思います。「WE」私たちのストーリーですね。

そこで、「じゃあ、僕が旗を立てますよ」というのが「NOW」今のストーリーですね。インスタを通して偽物を減らし、情報のリテラシーを上げることで、騙される人を少しでも減らしたいと思ってやっています。

そして、ここで使っているのが帰属意識と承認欲求です。自分語りを一人称で終わらせるのではなく、「私もがんばっています、あなたもがんばっているのですね、一緒にやっていきましょう」という共創意識をつくるのです。

マズローの5段階欲求説という説がありますが、帰属意識や承認欲求はコロナでより強固になりました。オンライン化が進み、孤独を感じている人が多いですよね。「どこかに」「誰か」とつながっていたいと思う気持ちは強くなったと思います。

また、副業が解禁され、一生同じ会社で働き続けることもなくなり、1人の人がさまざまなコミュニティに属してよくなりました。こうした時代背景とも、この2つの欲求は深く関係しています。ビジネスやコミュニティにとって、「ファンができる」ということは、お金を払う以上の価値につながっているのです。

「横」の関係性と共創意識

ブランドのポジショニングも、縦から横へ、関係性を一緒につくり上げていくという方向へ変わってきています。嵐は「ファンが6人目の嵐」、ファンはチームの一員であるというふうに言っていますよね。決して上から言わないし、歌も応援ソングが多い。「自分ががんばっているときに、横にいてくれるのが嵐」というポジションを取ることで、何年も熱狂的なファンを持つことができているのだと思います。

先ほども言ったとおり、大切なのは「共創意識」をつくること。お客さんを、消費者ではなくパートナーとしてとらえましょう。情報やモノがあふれて差別化できないなかで、顧客も体験価値を大切にしています。パートナーであるお客さんと一緒に思想や文化を広げていく、その活動をすることで自分の考え方が世間に伝わっていきます。

そのためには、「理解」(自分の事業に対しての知識と理解)、「技術」(欲しいと思ってもらえる技術力)、「人格」(価値観を共有して信頼を構築する)ーーの3つが必要です。

帰属意識、承認欲求、共創意識、ブランドポジションをつくるために、僕が活用しているのがストーリーやライブです。ストーリーを見ることで、僕の考え方が伝わっていくようになっています。

根拠のある質の高いものを提供することで、数字ベースでもコミュニティが増加。インスタの非公開アカウントは5日で100人を超えました。だいたい10%、高くても40—50%といわれているエンゲージメント率は80—87%。ストーリーの反応率も60-65%と、高い数字になっています。

ストーリーではよくUGC(User Generated Content)、つまりSNSの口コミを発生させています。「本物」という言葉をフォロワーさんに載せてもらうことで、その言葉に対する想起がすべて僕になるようにしているのです。

ここまでを2カ月ぐらいの短期間で構築してきました。今の社会でビジネスをより大きなものにするためには、プロダクトのすごさだけではなく、このようにブランディングやマーケティングがうまく噛み合う必要があります。

僕のミッションは「自分らしく生きる人を創造すること」であり、インスタでの発信や、自分自身の生き方としても掲げています。死んだような目をしていた学生時代からここまで変われた僕の経験が、少しでも誰かの力になれるように、これからも挑戦していきます。

(画像提供:iStock.com/JGalione)
 


工藤誠さんのイベント動画が視聴できます。
https://www.sanctuarybooks.jp/event_doga_shop/detail.html?id=288


 

 


工藤誠 26歳 東京在住
職業:理学療法士・整体師・インスタグラムコンサルタント

病院勤務時代はセラピストの勉強に没頭する毎日を過ごす。2020年4月の緊急事態宣言に伴い、セラピストも別の収入の取り方が必要だと気づく。
そこから、プログラミング、ブログ、カウンセラー、ビジネス講師など様々なオンラインで稼ぐ手段を勉強するため累計150万の投資。投資するも長続きせず挫折。
そんな中、2020年12月勢いで病院を退職。
貯金もなければ、あてにできる人脈も少ない。
自分のセラピーのスキルでしか収入を取る手段もない。
フリーター中にInstagramをきっかけにある人と出会いそこから人生が好転し始める。
今までコツコツ勉強をしていたInstagramを事業にすることに決め、猛勉強。
結果、個人・法人相手にInstagramコンサル事業を行い、累計30以上の支援。
自身の収入も病院時代の3〜8倍までに上昇。
現在は、Instagramと営業などのスクール事業の立ち上げに挑戦中。