みなさんはYouTubeを利用していますか? 「利用している」と答えるほとんどの人が「視聴者側」ではないでしょうか。YouTubeに動画をアップロードすることで、あなたの将来と世界は変わります。今回はそんな魔法のツール、YouTubeの具体的な活用方法をグラレコを元にご紹介します。
なぜ、今YouTubeなのか。
まずは、数あるSNSの中でYouTubeをおすすめする理由について、お話しましょう。
昔、モノがなかった時代は、モノの価値が高く、モノを作れば消費につながりました。しかし現代ではモノが増え、モノの価値が下がっています。商品やサービスが素晴らしくても売れない今は、手に入れることで「どんな人生の体験を得られるのか」を知ってもらって、はじめて売れる時代なのです。
消費はモノからコトへ移行しています。消費者が「心の充実度」や「感動」を求めるようになったからこそ、あなたの発する情報を受け取ってもらえる土壌が世の中にはできています。
多くの人は「知識はあるけど、伝えるツールがない」「こんなことを伝えて、人の役に立つのだろうか」と考えて時間を無駄にしているのではないでしょうか。しかし、あなただけが熟知する情報や知識が何かしらあるはずです。それを発信し、誰かに伝えることで、それは教育業に昇華します。それがビジネスに通じ、社会貢献にもなります。情報を発信することには、大きな価値があることを忘れないでください。
現代では、YouTubeが与える価値と多くの人が求める価値がマッチし始めています。消費者の価値の変化とともに、YouTubeが必要とされる時代が訪れているのです。
「ものを買う」の構造が昔とまったく違う
さらに詳しく、消費者の行動変化を見ていきましょう。
インターネットが登場する前、消費者の購買行動は、AIDMA(アイドマ)といって、
・Attention(注意)
・Interest(興味)
・Desire(欲求)
・Memory(記憶)
・Action(購買)
の順番とされていました。
ところが、生活の中にインターネットが入り込んだことで消費者は検索・比較・検討が可能になりました。
2005年、マーケティング会社「アンヴィコミュニケーションズ」の望野和美氏が、雑誌「宣伝会議」にて、AISCEAS(アイセアス)を提唱しています。
・Attention(注意)
・Interest(興味)
・Search(検索)
・Comparison(比較)
・Examination(検討)
・Action(購買)
・Share(情報共有)
です。
例えば「カメラが欲しい」と思ったら、あなたはいきなりお店に行きますか? 以前はそうだったかもしれません。でも今はまず、インターネットでカメラを検索すると思います。そこで無意識のうちに、検索・比較・検討をしています。今の世の中、多くの人が検索・比較・検討を含む購買行動、AISCEASのプロセスを踏んでいるのです。
またインターネットには「口コミ」があります。より一層、信用できる情報はインターネットの中にあるということです。この「信用」を獲得するために、ビジネスにおける情報発信はますます重要になります。
昔は情報が少なかったため、テレビCMなどの「認知」だけでモノが売れていました。「知る」が「購入」に直結していたのです。ところが、インターネットの普及によって、購買意欲を高めるプロセスの中に「信用」が加わりました。「信用」という付加価値によって購買意欲が芽生えるのです。
さらに、SNS上で、消費者自身が情報を発信する役割を担うようになりました。ネットを介して消費者同士が情報をやりとりすることで、「認知」よりも「信用」に重きを置く人が増えました。
これからは、インターネットを使った情報発信をしていかなければモノが売れない時代になります。SNSをやらないということは、買ってほしくないことと同義です。
YouTubeは圧倒的にコスパがいい
情報伝達量は、音声よりもテキスト、テキストよりも静止画、静止画よりも動画の方が多くなります。つまり、もっとも情報伝達量の多い動画こそ、「信用」を貯めるプロセスの中では重要なコンテンツなのです。通信技術の進歩に伴い、近い将来5G生活が始まります。誰でも気軽に動画を長時間視聴できるようになるのです。
まさに今、このタイミングでYouTubeをはじめるべきです。
YouTubeは他のSNSと比べて、利用者数に対して発信者数が少なく、YouTubeを介して情報を発信している人はYouTube利用者数のわずか0.03%ほどにとどまります。インターネットマーケティングの極意は、先行者利益。つまり、「先に行った者がより多くの利益を享受できる」というルールになっています。だから成功する確率もぐっと高まります。
とにかく今から、今日から、明日から、YouTubeを始めてみてください。
ここで、日本国内でYouTubeチャンネル登録者数1,000人名以上のチャンネルデータを保有する「kamui tracker」のデータを参考にしながら、YouTubeのさまざまなコンテンツをカテゴリー別に見ていきたいと思います。
カテゴリー別シェアが高いのは「ゲーム」の26.9%です。次いで「エンターテイメント」が14.4%、「ブログ」14.2%、「音楽」13.5%となっています。今後の展望として、「ハウツースタイル」「教育」「ニュースと政治」の「学び」に特化したコンテンツの、のびしろはかなり大きいのではないかと思います。
また、自分の専門分野の動画を発信する仲間が少ないと感じている人は、大きなチャンスです。自分自身が先駆者となり、その分野のカテゴリーでトップになれる可能性が高く、ファンを獲得しやすいからです。「私はこの分野の開拓者なのだ!」というマインドでモチベーションを維持しましょう。
今後伸びるYouTuberは?
自分の長所を生かしながら、さらに努力を積み重ねることが、巨大マーケットでニッチなポジションを取ることが成功のポイントです。
1.ゴールを決めている人
YouTubeでは「継続力のある人」が圧倒的な成果を残すことができます。まずはゴールを設定して、それを達成できるようコツコツ続けること。大体の人は途中で挫折します。続けること自体に大きな意味があるのです。
2.複数人が映る動画を作れる人
YouTubeがテレビに劣っていると言われる点は、画面に映る人数が少ないことです。多くのYouTubeは、1人もしくは2人の出演がほとんど。今後は複数人のチャンネルが作れる人が有利になります。たくさん映っていると絵が華やかなだけでなく、まだまだニッチです。
3.オタク体質な人
続けることは簡単なようで、非常に難しいことです。でも好きなことは続ける事ができます。また、1つのカテゴリーに対する「ディープさ」が半端ではない人がYouTubeでは売れます。
4.企業に好かれる人
企業案件受注のために必要な要素です。
今後伸びるYouTuberになるためのポイントを意識して、動画配信をしましょう。
登録者数を増やすための7つのポイント
次に、登録者数を増やすポイントをご紹介します。
1.週に2本以上動画をアップする
YouTubeは「あなたのテレビ」という意味です。テレビと同様に視聴者がいます。その視聴者を飽きさせないような配信スケジュールを組みましょう。
2.オープニングで興味を引く
YouTubeの世界では、最初の15秒が勝負です。この動画を観たら何を得られるのかを最初にはっきりと言い、視聴者に「最後まで観ないと損しそう」と思わせることが大切です。
3.効果的なエンドスクリーンを作る
動画を締めくくるお知らせの部分では、視聴者にしてほしいこと(チャンネル登録よろしくね! など)を明確に伝えましょう。人は自分からは動かないものです。
4.長い動画もアップする
YouTubeにおいて効果的なSEO対策は、視聴回数を増やすことではなく、視聴時間を長くすることです。ときには長い動画もアップしてみましょう。
5.YouTube Liveを活用する
プラットフォームが提供する新しいアイテム(YouTube Live)は、おそらく優先されます。YouTube側が、「YouTube Liveを使ってほしいな。」と思っているのです。新しいアイテムを進んで使うことは、プラットフォームであるYouTubeを喜ばせることになり、それがYouTubeとの正しい付き合い方なのです。
6.他のYouTuberとコラボする
自分が成長してから、同じくらいかちょっと上のレベルの人とのコラボが効果的です。
7.伸びているチャンネルを研究する
YouTubeには確固たるマニュアルがないので、勉強を続けましょう。
1つ目はTTS、タイトル(T)、タグ(T)、サムネイル(S)の分析。
2つ目は再生回数や登録者数などの数値の分析です。
YouTubeで動画の配信を始めたら、登録者数を増やすことができるように上記7つのポイントを意識しましょう。
YouTubeで世界を変える
YouTubeで影響力を持つと、ビジネスだけでなく、日本経済を動かすことができます。さらに、困っている人たちの手助けもできるようになります。嘘のように聞こえるかもしれませんが、本当です。
最初は動画の投稿が「恥ずかしい」「レベルが低い」と悩むこともあるでしょう。それでも最初の一歩を踏み出すことに意味があります。YouTubeで成功している人はスタートしてから勉強を続け、だんだん上手にできるようになって今の姿があるのです。誰だって最初は初心者です。
さあ、YouTubeをはじめて、世界を変えましょう!
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