占い師が考える、「この世界の仕組み」と「不思議」
2025年は国民的ロックバンド、RADWIMPSがメジャーデビュー20周年だそうです。しかも紅白歌合戦にも出場するとか。彼らは「愛」と「生」と「死」について歌い続けてきました。
例えば、名曲『DUGOUT』。この曲で描かれているのは、あまりにも痛切な生存への問いかけです。
私たちは毎日、何かを食べて生きている。つまり、他の命を奪い続けている。その犠牲に見合うだけの意味が、果たして人生にはあるのか?そんな残酷な疑問符を、私たちに突きつけてきます。
紅白を見ながら豪華なおせちを食べている我々には胸に刺さる内容です。「牛や豚を殺してまで生き延びる価値、あるの?」と。
今回は「食と運命」という、ちょっと耳が痛くて、でも知っておくと人生がイージーモードになるかもしれない、世界の裏設定の話をします。
目次
生命の「意識」は 「食い意地」から生まれた
私たち人間が誇る高尚な「意識」や「知性」。 これが一体、何のために生まれたかをご存知でしょうか。
生物進化の歴史において、脳よりも先に生まれたのは「睡眠」であり、その目的は「腸」のためでした。 脳のないクラゲでさえ眠ります。それはなぜか?
食べ物の消化に集中するためです。
生物のデフォルト状態は「睡眠(食べ物の消化に集中ード)」であり、生命の主人公って実は「腸」なのです。
それじゃあ「意識」とは何か?
お腹が減った時に、腸様が「おい、エサがなくなったぞ。起きて取ってこい」と叩き起こされた状態。これこそ意識の正体だという説があります。




つまり、私たちの意識、脳みそや手足は、腸という主人のためにエサを運ぶ「Uber Eats 配達員」として開発された機能に過ぎません。
太古の昔、微生物だった我々の祖先は、ただ波に流されるだけの存在でした。
ところがある日、革命が起きます。
「あっちの方角から、なんかウマそうな匂いがする!」
「あそこまで移動したい!」
この「エサを認識して、そっちへ行こうとする衝動」こそが、意識の起源なのかもしれないのです。
愛だの哲学だの紅白だのは、あとから実装された追加コンテンツに過ぎません。
生命の基本機能は、あくまで「飯を食う」。これ一点。
だからこそ、この「食」という基本操作をミスると、人生というアプリごと強制終了する可能性があります。



