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信用できなくなったら終わりのサイン?後悔しない決断をするための方法を紹介

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「相手を信じられなくなったら、もう関係は終わりなのかな…」
「関係を修復したいけど、どうすればいいか分からない…」

人間関係において、相手を信用できなくなってしまうことはあります。一度信用できなくなってしまうと、再び信用するのは勇気がいるもの。関係を続けるべきか終わらせるべきかの判断は非常に難しいものです。では、信用できなくなった相手との関係に、どう向き合っていけばよいのでしょうか?

この記事では、関係が終わるサインや、関係修復か終わりかの見極めポイント、後悔しないための決断方法について解説します。最後まで読めば、あなたが今後どうすべきか、冷静に判断するためのヒントが見つかるはずです。

この記事は書籍『 多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。 』の関連コラムです。

信用できなくなったと感じて終わりを意識するとき

信用できなくなったと感じて終わりを意識するときは、どのようなときなのかを見ていきましょう。

嘘をつかれ続けた

「嘘をつかれ続けること」は、相手への信用を失い、関係の終わりを強く意識させる大きな原因となります。最初は些細な嘘だったとしても、それが繰り返されることで、「何か都合の悪いことを隠しているのではないか」という疑念が生じます
嘘が常態化してしまうと、相手の言葉一つひとつを疑ってしまい、安心できる関係性を築くことが不可能になります。その結果、「もうこの人とは一緒にいられない」と関係の終わりを決意するきっかけとなるのです。

約束を守らない

約束は相手に対する誠意や尊重の表れであり、守られないことは軽視されていると感じます。相手が約束を守ってくれると信じるからこそ、安心して関係性を築くことができるのです。

約束を破られた側は、期待を裏切られたと感じ、深く傷つくことも少なくありません。相手への信頼を失うだけでなく、関係性そのものへの期待感を削いでいきます。その結果、相手に対する気持ちが冷め、終わりを感じるのです。

浮気や裏切り

恋愛関係や夫婦関係において互いへの誠実さや信頼は、関係を支える非常に重要な柱です。浮気や裏切りは、この最も基本的な信頼関係を一方的に破壊する行為に他なりません。たとえ謝罪したとしても、「また裏切られるのではないか」という不安や疑念が消えにくくなります。

関係修復は非常に困難であり、相当な覚悟と双方の努力が必要です。多くの場合、浮気や裏切りという事実は、関係に修復不可能な亀裂を生じさせ、「信用できない以上、関係を続けることはできない」と終わりを意識するようになるのです。

連絡が途絶える

一方的に連絡が途絶えるのは、配慮の欠如や関係性への軽視を示すサインと受け取れます。特に説明もなく連絡が取れなくなったり、こちらからの連絡を意図的に無視したりする状況が続くと、最初は相手を心配していても、次第に疑念や不安へと変わっていきます

連絡が取れない状態が続くことで、相手の気持ちが離れていることを実感し、「もうこの関係は成り立たない」と感じ、関係の終わりを考え始めるのは自然な流れといえるでしょう。

言ってることと行動が伴わない

「言ってることと行動が伴わない」という矛盾した態度も、相手への信用を失わせ、関係の終わりを意識させる原因となります。口では「大切に思っている」「これからは改める」と言いながら、実際の行動がそれに伴っていなければ、その言葉は空虚なものに聞こえてくるのです。

このような状態が続くと、相手の本心が見えず、何を信じれば良いのか分からなくなります。その結果、関係を続けることに意味を見出せなくなり、「もう信用できないから終わりにするしかない」という結論に至ることがあります。

信用できなくなって終わりにするか、関係を回復するかを見極めるポイント

一度失われた信用を取り戻すのは容易ではなく、関係を続けるべきか終わりにするべきかの判断は迷うもの。ここでは、見極めるポイントを紹介していきます。

謝罪だけでなく、継続的な行動の変化があるか

口先だけの謝罪は一時的な取り繕いに過ぎず、本心からの反省や関係改善への意思を測ることはできません。本当に反省し、関係を修復したいと考えているのであれば、その思いは具体的な行動となって表れるはずです。

ここで、問題となった行動を具体的に改める努力が「継続的」であるかどうかが重要になります。一度や二度は誰でも改善したように見せかけることが可能です。しかし、それが一過性のものでなく、しばらく経っても改善された行動が続いているかどうかを見ます

謝罪の言葉はあっても、しばらくすると元の行動に戻ってしまうようであれば、残念ながら関係修復は難しいかもしれません。具体的な行動が伴い、それが継続しているかを冷静に見極めることが、関係を回復できるかどうかを判断する上で不可欠です。

嘘や言い訳をしていないか

信頼関係を損なう問題が起きた際、相手がその事実に対して正直に向き合えているかは、関係再構築の土台となる誠実さを示します。もし相手が話を逸らしたり、他人のせいにしたりするようであれば、それは責任から逃れようとしている証拠です。

信頼関係は正直さの上に成り立ちます。一度失われた信頼を取り戻すためには、嘘やごまかしのない誠実なコミュニケーションが不可欠です。相手が自身の過ちを正直に認め、言い訳をせずに問題に向き合おうとしているかどうかは絶対に見逃せないポイントなのです。

改善の意思が見られるか

信頼を損なう行動は、単なる過ちというだけでなく、その人の考え方や習慣、価値観に根差している場合が多いものです。そのため、表面的な行動を改めるだけでなく、その行動に至った根本的な原因に向き合い、自らを変えようとする積極的な意志が必要になります。
未来に向けた具体的な考えや、関係改善のために時間や労力を惜しまない能動的な姿勢が見られるかどうかが、本気度の表れといえます。問題の根本に向き合い、自ら変わろうとする真摯な「改善の意思」が感じられるかどうかが重要なサインとなるのです。

傷ついた気持を理解してくれようとしているか

信頼を裏切られた側の心の傷は想像以上に深く、痛みを伴うものです。その痛みを相手がどれだけ真摯に受け止め、共感しようとしてくれているかは、関係再構築において極めて重要な要素となります。

自分の行動が相手をどれほど深く傷つけたのかを理解することなしに、真の反省や再発防止はあり得ません。また、傷ついた側としては、自分の痛みを理解してもらえたと感じられて初めて、相手を許す気持ちや再び信頼してみようという気持ちが芽生える可能性があるからです。

「そんなことで傷つくなんて」「悪気はなかったんだから仕方ない」というような、自分の行動を正当化したりするような言動が見られる場合は、痛みを理解しようとはしていません。相手が理解しようと努力する姿勢を見せているかどうかが重要なポイントです。

信用できなくなった相手との関係をどうするか、後悔しない決断をする方法

後悔しないためには、冷静に状況を見つめ、自分自身の心と向き合う必要があります。ここでは、後悔しない決断をするための具体的な方法を5つご紹介します。

感情と事実を分けて整理する

信頼を裏切られた直後は、怒り、悲しみ、不安といった強い感情に支配されやすく、その状態で下した判断は、後になって冷静になった時に後悔する可能性が高くなります。「裏切られた悲しみ」からすぐに別れを決断したり、逆に「一人になるのが怖い」という不安から、問題から目を背けてしまうことが考えられます。

まずは落ち着いて、何が起きたのか(事実)と、それに対して自分がどう感じているのか(感情)を明確に切り分けて整理することが重要です。紙に書き出してみるのもよいでしょう。感情と事実を意識的に分ける作業は、感情の波に飲み込まれることを防いでくれるのです。

自分の価値観と境界線を明確にする

人によって、人間関係に求めるものや許せる範囲は異なります。自分が大切にしたい価値観に基づいて、どこまでなら許容できるのかという自分なりの境界線を明確にします。

たとえば、「小さな嘘なら状況によっては目をつぶれるが、金銭に関わる嘘や、他の人を傷つける嘘は許せない」など、具体的な線引きをしましょう。

自分の中で譲れないものは何か、どこまでなら歩み寄れるのかを明確にすることで、相手との関係を今後どうしていくべきか、ぶれない軸を持って判断できるようになります。

第三者の視点を取り入れる

当事者同士だけで問題を抱えていると、どうしても感情的になったり、視野が狭くなったりしてしまいがちです。

信頼できる友人や家族、あるいは専門家であるカウンセラーなど、状況を客観的に見てくれる第三者に相談することで、自分では気づかなかった視点や考え方を得られることがあります。

ただし、相談相手は確実に信頼できる人を選ぶことと、最終的に決断するのはあくまで自分自身であるということを忘れてはいけません。第三者の意見は参考として受け止め、最終的には自分の価値観や気持ちに基づいて判断を下すことが、後悔しない選択につながります。

それぞれの未来をイメージする

後悔しない決断を下すためには、「関係を続けた場合」と「関係を終わらせた場合」、それぞれの未来を具体的にイメージしてみることが重要です。どちらの選択が、長期的な視点で見て自分自身の幸福や成長につながる可能性が高いかを考えます。

それぞれのメリット・デメリットをリストアップし、どちらの未来がより自分らしく穏やかに、そして前向きに生きていけそうだと感じるかを見ます。完璧な未来を予測することはできませんが、それぞれの可能性を考えることで、より納得感のある決断に近づくことができます。

試験的な期間を設ける

最終的な決断を下す前に一定の猶予期間を設け、その間の相手の行動や自分の気持ちの変化を見極めるのも一つの方法です。どちらの決断も決めかねるという場合には有効です。

試験期間中は、ただ時間だけを過ごすのではなく意識的に相手の行動を観察し、自分の気持ちの変化に注意を払うことが重要です。時間を置くことで、より冷静かつ確信を持って後悔の少ない決断を下すことができるでしょう。

相手を変えることはできない!自分の考え方を変えて心を楽にしよう

人間関係において、相手を信頼できなくなるのは辛いことです。なんとか相手に変わって欲しいと願っても、なかなか難しいのではないでしょうか。しかし、自分を変えることは簡単にできます。少し考え方を変えるだけで、気持ちが楽になることがあるのです。

Jam著『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』では、心が軽くなる考え方のコツを紹介しています。そうやって考えれば楽になれるんだ!という発見があります。この本を読めば、思い悩んでいた気持ちが消えていくかもしれません。

この記事は書籍『 多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。 』の関連コラムです。