「最近、仕事中にイライラする…」と感じていませんか?仕事でイライラするようになる原因には、仕事量の多さや作業環境の悪さなどさまざまな理由が考えられます。
今回は、Jam著書『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』をもとに、仕事でイライラする原因や、軽減するために今すぐできる対処法を詳しく解説します。仕事でイライラすることが多く困っている人は、ぜひ参考にしてください。
目次
仕事でイライラするようになったときに多い原因
仕事でイライラを感じるようになるのは、主に次のような原因が考えられます。
- 上司や同僚などの中に相性の悪い人がいる
- 仕事量が多すぎる
- 仕事内容が自分に合っていない
- 集中できる作業環境が整っていない
- 自分の理想的な結果がなかなか得られない
上記について、順に詳しく解説します。
上司や同僚などの中に相性の悪い人がいる
1つ目は、上司や同僚など周囲に相性の悪い人がいることです。自分と考えが合わないと、つい相手に対して腹が立ってしまうことがあります。
たとえば、上司の価値観として「先輩の仕事が終わるまで部下は帰らないのが常識である」があったとします。しかし、自分は定時で上がるのが大切だと思っている場合、上司や先輩に対してイライラしてしまうでしょう。
仕事量が多すぎる
多すぎる仕事量も、イライラが生じる原因のひとつです。仕事量が多すぎると、完了までの時間の見通しを立てにくいうえ、何を優先的に取り組むべきかもわかりづらいです。
ときには就業時間内に仕事が終わらず、残業をしなければならないこともあるかもしれません。
このように仕事量が多すぎることで仕事が終わる見通しがつかない不安や焦りが生じ、イライラにつながります。
仕事内容が自分に合っていない
仕事内容が自分の適性に合っていないために、イライラしている可能性もあります。
極力人と関わりたくないけれどお金のために仕方なく接客業に就いているなど自分の適性に合わない仕事を続けていると、それだけで日々大きなストレスが蓄積していきます。
さらに適性に合っていないと、思ったような成果を出しづらいです。そのため、仕事中にイライラしやすくなります。
集中できる作業環境が整っていない
集中できる作業環境が整っていないことも要因のひとつです。Wi-Fiが弱くインターネットに接続してもすぐに切断されてしまう、会議や雑談している声などで周囲が騒々しく落ち着かないなど作業環境が快適でないと仕事がスムーズに進まない可能性が高いです。
このような日々が続くと、仕事中にイライラしやすくなります。
自分の理想的な結果がなかなか得られない
自分の望む結果がなかなか得られない状況も、イライラの原因になり得ます。
仕事での目標を立てているけれどあと一歩のところで達成できない、上司からの期待にうまく応えられないなど思うような結果が得られない毎日を送っていると、大きなストレスを抱えがちです。このような状況が長期に及ぶと、イライラが生じやすくなります。
仕事中のイライラを抑えられない!今すぐできる5つの対処法
仕事中にイライラするのは、作業環境や仕事量などさまざまな原因があることがわかりました。ただ、原因をすべて排除するのは難しい人もいるでしょう。
しかしイライラを態度に出すのは、極力避けたいと思う人も多いはず。そこで、ここからは仕事中のイライラを抑える方法を解説します。
1.席を立ち気分転換をする
1つ目は、こまめに席を立って気分転換を図ることです。イライラする感情に支配されそうになったときには一旦席を離れ、お茶やコーヒーを飲むなどして一息つきましょう。
席を離れている間に、筋トレや軽いストレッチなど身体を動かすことを取り入れるのも良い方法です。仕事中にイライラしてきたと思ったら、忙しくても一旦席を離れて気分転換しましょう。
2.イライラしている理由を書き出す
イライラが収まらないときは、理由をメモ帳などに書き出すのも効果的です。自分がなぜイライラしているのかを客観的に把握できるため、何に対してアプローチをすれば良いかが判断しやすくなります。そのため、イライラも最小限に抑えられるようになるでしょう。
3.合わない人は幸せ担当が違うだけと割り切る
相性の合わない人のことを考えてイライラしている場合は、「幸せ担当が違うだけ」と割り切りましょう。
誰にでも、どうしても合わない人は存在します。そのため、無理に仲良くしようとせずに「別の誰かと幸せになってください」という気持ちをこめて離れる選択を取りましょう。
合わない人について考える時間が減れば、自ずとイライラすることも少なくなるはずです。
4.作業環境を快適な状態に整える
仕事中のイライラは、作業環境が原因である可能性もあります。作業場がごちゃごちゃしていると仕事への集中が削がれてしまいやすいうえ、必要な物が見つからずストレスがたまりやすいです。作業環境が快適でない人は、仕事の手を止めて整理整頓を行いましょう。
5.相手を変えようとするのをやめる
相手を変えようとするのをやめるのも、イライラを抑えるのに効果的です。
職場の人間関係に限ったことではありませんが、ある程度関わりを持つと相手と自分の境界線があいまいになり「どうしてわかってくれないのだろう?」と思ってしまうことがあります。
しかしどんなに深い関係を構築していたとしても、相手は自分の物ではありません。そのため、誰にも相手の考え方を変える権利はないのです。
職場の先輩や同僚などに対し、自分の考えをわかってほしいなどと感じている場合には、相手は自分の思い通りに変えられるわけではないという事実を受け止めましょう。
仕事のイライラを放置する3つのデメリット
ここからは、仕事のイライラを放置するデメリットについて詳しく解説します。
1.周囲にマイナスなイメージを与えてしまう
1つ目は、周囲にマイナスなイメージを与えてしまうことです。仕事中のイライラは抑える努力をしないと、表情や態度に出てしまう可能性が高いです。
イライラを表に出してしまうと、周囲の人から感情コントロールができない未熟な人なのだというマイナスな印象を持たれてしまいます。また、役職についている場合は、イライラを表に出した行動がパワハラとして受け取られる可能性もあります。
イライラした態度は周囲からの評価を下げることにつながりやすいため、注意が必要です。
2.集中力散漫になりミスを起こしやすくなる
イライラした感情は、集中力の低下を招きます。そのため、普段しないようなミスをするケースも少なくありません。
ミスは、大きなトラブルにつながることもあります。そのため、イライラの感情へはできる限り早めに対処することが大切です。
3.体調を崩してしまう
イライラの放置は、体調不調につながりやすいです。たとえば気分が落ち込みやすくなったり、胃腸の調子がおかしくなったりなどが挙げられます。
そのため、うつ病などの精神的な病気に発展してしまう可能性があります。「ずっと疲れている気がする」「常に吐き気や息苦しさがある」など、精神的な疲れを感じた場合にはできる限り早めに病院を受診しましょう。
まとめ
仕事でイライラするようになる原因には、主に次のものが挙げられます。
- 上司や同僚などの中に相性の悪い人がいる
- 仕事量が多すぎる
- 仕事内容が自分に合っていない
- 集中できる作業環境が整っていない
- 自分の理想的な結果がなかなか得られない
仕事中のイライラは放置すると、態度や表情に出てしまい周囲の人からマイナスなイメージを持たれてしまう可能性があります。そのため、席を立って気分転換したり作業環境の整理整頓をしたりなど早めに対処するとよいです。
Jam著書『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』では、ほかにもイライラの軽減に役立つ考え方が多数紹介されています。最近、仕事でイライラしてばかりだと思う人は本書を手に取ってみてください。