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脱コミュ障へ!コミュニケーションが苦手・下手な人の特徴と改善方法

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コミュニケーションとは、お互いの意志や感情などを、さまざまな方法で伝え合うことです。相手のことを理解するうえで非常に大切な行為ですが、コミュニケーションが苦手と感じる人も多くいます。

この記事では、コミュニケーションとはなにか、コミュニケーションが苦手な人の特徴や、やってしまいがちな行動について紹介します。また、コミュニケーションが上手な人や、コミュニケーションの苦手を克服する方法についても紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

コミュニケーションとは

コミュニケーションとは、人がお互いの意志や感情などを、言葉や身振りなどで伝えて理解し合うことです。うまく理解し合うためには、相手の思いを理解しようとする「他者理解」と、自分の意思や感情などを伝える「自己説明」の両方が欠かせません。

コミュニケーションにおける情報には、言葉や文字などの「言語」と表情やジェスチャーなどの「非言語」の2つがあります。

コミュニケーションをとるのが苦手な人の特徴

ここでは、うまくコミュニケーションできない人の特徴について解説します。

自分のことを言葉で説明するのが苦手

自分についてなかなかうまく説明できないという人もいるでしょう。説明をする上で大切な言葉を省いたり、話が飛んでしまったりすることもあります。相手が理解できるように言語化することが苦手で、なにを考えているのか伝わりづらいと感じられることもあります。

つい自分の話ばかりしてしまう

相手の話を聞かずに、自分の話ばかりしている人は、コミュニケーションが一方通行になっています。なにを話したら良いのか焦ってしまい、自分の話にすぐ転換してしまうことが多くあります。

人と接する機会が少なく、距離感がわからない

日頃からコミュニケーションをとる機会が少ない人は、人との接し方や距離感が掴めなくなることも多いです。人と話す頻度が低いことで、よりコミュニケーションに対して苦手意識が生まれやすくなります。

視線をなかなか合わせられない

自分に自信が持てない人や不安要素が多い人は、相手と目を合わせられず目線が泳いでしまうことがあります。アイコンタクトはコミュニケーションをするうえで必要な要素で、相手と距離を縮めるうえでも、きちんと視線を合わして話すことは大切です。

相手の気持ちを理解するのが苦手

人の気持ちや考えを察することができないという人もいるでしょう。相手の気持ちを想像せずに自分の伝えたいことだけを話したり、ネガティブな方向に話をもっていきがちだったりすると、相手と良好な関係を築くのは難しいでしょう。

自分からは人に話しかけない

「話しかけてもうまくいかない」などの不安感や、傷つきたくないという思いがあり、自分から人に話しかけないという人もいます。自分から相手にコミュニケーションをとりにいかないため、相手と仲良くなるのに時間がかかるでしょう。

自分の価値観を押しつけがち

自分の考え方や感じ方などの価値観を、相手に押しつけてしまう人は、コミュニケーションが上手にとれていません。価値観は人によって違うので、相手の価値観を受け入れることも大切にしましょう。

コミュニケーションが上手い人の特徴

コミュニケーションが上手な人の特徴について、以下で詳しく解説します。

相手の話にしっかり耳を傾ける

コミュニケーション力がある人の多くは、とにかく聞き上手です。話の腰を折らず、相手に寄り添いしっかりと話を聞くことが大切です。相手の考えに共感できなくでも、まずは最後まで話を聞きましょう。

話し方に適度の抑揚がある

話し方やイントネーションが平坦ではなく、全体的にメリハリがあります。言葉が相手の耳に残りやすく、退屈に感じにくくなります。

相手のペースに合わせて話す・相づちをうつ

コミュニケーションが上手な人は、相手の話すスピードに合わせ、相手が聞きやすい速さで話します。また、相づちやボディランゲージも、相手に合わせて行うと効果的です。

聞き手が興味のある話題を選ぶ

自分の話したいことだけを話すのではなく、相手が関心のある話題を考えて話すことも大切です。また、相手の理解力に合わせて話していくと聞きやすく、より話に興味を抱きやすくなります。

コミュニケーション下手な人がやりがちな行動

コミュニケーションがうまくとれない人がしてしまいがちな行動について、以下で解説します。

相手の話を聞いていない/興味を示さない

相手が話しているのに上の空だったり、興味がない様子をしたりしていると、そのことが相手に伝わります。話を聞いていないため途中で意見を求められても返答できず、コミュニケーションが円滑に進みません。相手からの信頼を失ってしまう場合もあるでしょう。

人が話している途中で遮る

相手が話している途中で口をはさみ、話題を変える人がいます。話の途中で遮られると、気分を害してしまう人も多いでしょう。話は最後まで聞き、相手の話を遮らないようにしましょう。

相手の意見をすぐに否定する

自分の意見や価値観を伝えることは悪いことではありませんが、相手の話をすぐに否定することは良いことではありません。価値観は人により異なるので、相手の意見が自分の価値と異なっても、まずはじっくり聞くようにしましょう。

自分の話に切り替える

相手が話している内容が、自分の経験に似ている場合、共感して思わず話したくなる人もいるでしょう。しかし、その行動は相手の話の腰を折ってしまいます。相手が話し終わるまで待ちましょう。

気がついたら一方的に話している

話したいことが沢山あり自分だけが話し続けていると、相手は一方的に話を聞くことになり、疲れてしまいます。自分以外の人の思いや言葉を代弁する人もいますが、人には人の考えがありますのでやめましょう。

コミュニケーションが苦手に感じる原因と克服方法

ここでは、円滑なコミュニケーションがとれるようになる方法を紹介します。

話をじっくり聞く・相手の目線で考えてみる

相手の話は最後まで聞き、中断しないようにしましょう。コミュニケーションがうまくなるには、聞き上手であることが第一条件です。相手の目線に立って考えることも大切です。

会話をすぐ終わらせずに繋げる工夫をする

相手の話に「はい」「いいえ」などの返事だけで終わらせると、すぐに会話が途切れて、そっけない印象になることもあります。質問をするなど言葉のキャッチボールをして、会話を続ける意識を持ちましょう。

相手に好奇心があることを見せる

多くの人は、自分の話に相手が関心を示してくれることを嬉しく感じます。「すごいね」などの言葉や、大きくうなずくなどの態度を示すことで、好奇心があることを表現できます。

わからないことは質問する

相手の話の中にわからないことがあった際には、すぐに聞くようにしましょう。時間がたつと聞きづらくなり、「なぜ早く聞かなかったのか」と良くない印象を持たれる可能性もあります。

共通の話題を探しておく

コミュニケーションをとりやすくするために、自分と相手に共通の話題を探すのも良いでしょう。事前に伝える内容をメモしておいたり、趣味の話などお互いに共通する話題を準備しておいたりすると、会話に花が咲きやすくなります。

相手の反応をあまり気にしない

コミュニケーションをとりたいばかりに、相手の顔色や反応を気にしすぎると、かえって相手が気を遣ってしまいます。緊張感が生まれたり会話がぎくしゃくしてしまったりするでしょう。自分が思っているよりも相手はあまり気にしていないことは多いものです。相手の反応や言葉を過度に気にしないことも大切です。

少しずつ自分から話しかけてみる

自分から話しかけることが苦手な人にとって、突然話しかけるのは大変なことです。まずは話しかけやすい人に挨拶から始めてみましょう。繰り返し話しかけていくうちに、自然と慣れていきます。

会話することを楽しむ

コミュニケーションを上達させるには、とにかく会話を楽しむことが大切です。会話はキャッチボールなので、あまり力を入れず、お互いに楽しみながら交わすようにしましょう。

まとめ

コミュニケーションが苦手な人は、自分の言いたいことを相手にうまく説明できなかったり、自分だけ一方的に話してしまったりするなどの特徴があります。急いで克服するのはなく、まずは「人の話を最後まで聞く」「少しずつ話しかけてみる」など、ゆっくり挑戦してみましょう。

相手の反応を気にしすぎるよりも、まずは自分自身が楽しむことで、自然と会話ははずみ、コミュニケーションがスムーズにできるようになるはずです。

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(画像提供:iStock.com/pinstock/fizkes/Deagreez/)

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