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上司にイライラして我慢できない!すぐにできる効果的な5つの対処法と考え方を紹介

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上司にイライラを感じても、逆らえない立場だと文句も言えずストレスは溜まる一方です。毎日顔を合わせなければならない状況は非常に辛いもの。心身の健康にも影響を及ぼすようになってしまうことがあるかもしれません。

どうすればこのイライラから解放されるのでしょうか?

この記事では、上司にイライラしたときの対処法と、イライラするのを減らせる考え方を紹介しています。上司のためにイライラして時間を無駄に過ごすのはもったいないです。ぜひ最後まで読んで、イライラしない毎日を過ごせるようにしてください。

この記事は書籍『 多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。 』の関連コラムです。

上司にイライラする原因

まず、上司にイライラする原因から見ていきましょう。

高圧的な態度

「なんでこんなこともできないんだ!」「何度言ったらわかるんだ!」など、上司から高圧的な態度を取られると誰でも萎縮してしまいます。このような態度は単に不快なだけでなく、部下の成長を妨げる可能性さえあります。

高圧的な上司は、部下を自分のコントロール下に置こうとする傾向があります。恐怖心で支配しようとするのです。このような態度を取られたり、職場の仲間がこういった扱いを受けているのを見たりすると、上司に対してイライラしてしまいます。

いちいち嫌味を言う

上司からいちいち嫌味を言われると嫌な気持ちになるのは当然です。嫌味は、直接的な批判よりもじわじわと心を蝕んでいくものです。嫌味を言う上司は、自分の優位性を保ちたい、ストレスを解消したいという心理が働いていることがあるのです。

「どうせ君には無理だろうけど」「またミスしたの?本当に使えないね」などと余計な一言を言われても、立場上言い返せないことが多いためにイライラばかりが募っていくのです。

人によって態度を変える

自分より上の立場の人にはペコペコしているのに、部下に対しては横柄な態度で支持をする上司の姿は、イライラする原因となります。人によって態度を変える姿は不信感を抱かせるからです。また、イライラを通り越して情けなく感じる人もいます。

社長や役員、取引先の担当者など、自分より立場が上の人に対しては過剰に丁寧な言葉遣いをしたり、必要以上にへりくだったりするのに、部下や同僚に対しては横柄な態度を取ったり、ぞんざいな言葉遣いをしたりするのです。

このような態度は、周囲の人に「人によって態度を変えている」「媚びへつらっている」という印象を与え、不快感からイライラするようになります。

責任転嫁する

上司はチーム全体の責任を負い、問題が発生した際にはまず自らの責任を認め、解決策を模索するべきです。しかし、責任転嫁する上司は自分のミスや失敗を認めず、部下や他の人に責任を押し付けて自分だけを守ろうとします

責任を押し付けられた方は理不尽な思いをすることになります。さらに、上司のミスのために残業をしなければならなくなったのに、原因を作った上司が定時退社していくのを見ると、イライラが大きくなっていくのです。

言っていることがコロコロ変わる

上司の言うことがコロコロ変わる場合、部下は混乱し、ストレスを感じ、イライラの原因となります。一度承認された企画が突然「こんなのでは駄目だ」と否定されたり、「急ぎではない」と言われていた仕事が突然「今日中に仕上げて」と言われたりすると、計画的に仕事を進めることができなくなります

また、同じ案件に対して日によって評価が変わったり、自分が言ったことを忘れて「そんなことは言っていない」と否定したりされると混乱が生じて仕事が進まなくなってしまいます。振り回されて効率よく仕事ができなくなることでイライラしてしまうのです。

上司にイライラしたときにすぐできる5つの対処法

上司にイライラしてしまうことは誰にでもあることです。しかし、その感情をそのまま放置しておくと仕事に集中できなくなったり、人間関係が悪化したりする可能性があります。ここでは、上司にイライラしたときに、すぐに実践できる5つの対処法を紹介します。

1.深呼吸をする

深呼吸はイライラした気持ちを鎮め、冷静さを取り戻すのに効果的です。深呼吸をすることで副交感神経が優位になり、心拍数や血圧が下がり、リラックス効果が得られるからです。

まず、ゆっくりと鼻から息を吸い込み、お腹を膨らませます。次に吸い込んだ息を数秒間止め、ゆっくりと口から息を吐き出します。この呼吸を数回繰り返すことで、心身ともにリラックスし、落ち着きを取り戻すことができます。

深呼吸は場所を選ばずいつでもどこでも行うことができます。上司にイライラしたときだけでなく、緊張しているときや、ストレスを感じているときにも効果的です。

2.飲み物を飲む

飲み物を飲むと、イライラした気持ちが落ち着き、気分転換することができます。飲み物を飲むという行為は、一時的に意識をイライラからそらし、リラックス効果をもたらすからです。

温かい飲み物・冷たい飲み物・甘い飲み物など、自分の好みに合わせて飲み物を選びましょう。温かい飲み物は体を温めリラックス効果を高めます。冷たい飲み物は気分をリフレッシュさせ、頭をスッキリさせる効果があります。甘い飲み物は血糖値を上げて、一時的に幸福感をもたらします

飲み物を飲む際は、ゆっくりと味わうように飲むことが大切です。急いで飲むと、かえって逆効果になる場合があります。また、カフェインを含む飲み物は、覚醒作用があるため、寝る前などには避けるようにしましょう。

オフィスなどでは、コーヒーや紅茶、ハーブティーなどが手軽に飲めるでしょう。自宅であればココアやホットミルクなどもおすすめです。自分に合った飲み物を見つけて、イライラ解消に役立ててください。

3.上司から距離を置く

上司から物理的に距離を置くことは、イライラを鎮め冷静さを取り戻すために効果的な方法です。イライラの原因である上司から離れることで感情的な反応を抑え、客観的に状況を見つめ直すことができるからです。

席を外してトイレに行ったり、休憩室に行ったり、少し外の空気を吸いに行ったりしてみましょう。短時間でもよいので、上司の顔を見ない、声を聞かない環境に身を置くことが大切です。

4.同僚や友人に相談する

同僚や友人に相談することは上司へのイライラを解消し、ストレスを軽減するのに効果的です。信頼できる人に話を聞いてもらうことで気持ちが楽になり、さらに客観的なアドバイスをもらえる可能性もあるからです。

同じ部署の同僚や、信頼できる友人などが考えられます。ただし、相談する相手は慎重に選びましょう。口が軽い人や、噂好きな人に相談すると、かえって事態が悪化する可能性があります。

話を聞いてもらうだけでも、心が楽になり、ストレスが軽減されることもあるのです。

5.冷静に自分の意見を伝える

冷静に自分の意見を伝えることは、上司との関係を改善し、イライラを解消するための最終的な手段です。自分の意見を伝えることで、上司に自分の気持ちを理解してもらい、状況が改善される可能性があるからです。

ただし、意見を伝える際は、感情的にならず冷静に伝えることが重要です。怒りや不満をぶつけるのではなく、具体的な事実に基づいて自分の気持ちを伝えましょう

自分の意見を伝えることは、勇気がいることかもしれません。しかし、勇気を出して伝えることで、上司との関係が改善され、イライラが解消される可能性もあるのです。

上司へのイライラを減らす考え方

上司へのイライラを完全に無くすことは難しいかもしれませんが、考え方を変えることで、発生するイライラを軽減することは可能です。ここでは、上司へのイライラを減らすための4つの考え方を紹介します。

上司の言動の背景を考えてみる

上司の言動の背景を考えることで、イライラを減らすことができるかもしれません。上司の言動には、さまざまな事情やプレッシャーが影響している可能性があるからです。

上司がいつも厳しい言葉を使うのは、実はプロジェクトの締め切りが迫っていて、大きなプレッシャーを感じているからかもしれません。また、上司がいつもイライラしているのは、家庭内で問題を抱えているからかもしれないのです。

もちろん、上司の言動をすべて正当化することはできません。しかし、上司も一人の人間であり、さまざまな事情を抱えていることを理解しようと努めることは、イライラを減らす上で非常に重要です。

上司の言動の背景を考える際は、直接上司に聞くのではなく、上司の置かれている状況や過去の言動などを参考に推測してみることが大切です。また、同僚や先輩など、上司のことをよく知る人に話を聞いてみるのもよいでしょう。

必要以上に期待しない

上司に必要以上に期待しないことは、イライラを減らすための重要な考え方です。過度な期待は現実とのギャップを生み、失望や不満につながりやすいからです。

「上司なら完璧な指示を出してくれるはず」「上司ならいつも公平に評価してくれるはず」といった期待は、現実とは異なる場合があります。上司も人間ですから、ミスをすることもありますし、感情に左右されることもあります。

過度な期待をしないためには、まず、上司も自分と同じように、完璧ではない人間であることを認識することが大切です。そして、「上司はこうあるべき」という固定観念を捨てることで、イライラすることが減っていく可能性があります。

ポジティブな言い回しを使う

ポジティブな言い回しを使うことは、上司へのイライラを減らし、良好な関係を築くための効果的な方法です。ポジティブな言葉は相手に良い印象を与え、コミュニケーションを円滑にする効果があるからです。

ポジティブな言い回しを使うことは、単に言葉遣いを変えるだけでなく、考え方を変えることにもつながります。ネガティブな言葉を避け、ポジティブな言葉を選ぶことで、自然と物事を前向きに捉えられるようになります

「会社を出ればただの人」だと思う

「上司も会社を出ればただの人」と考えることは、イライラを減らすための有効な考え方です。このように考えることで、上司に対して必要以上に気を遣ったり、萎縮したりすることがなくなります。

職場の上司は絶対に逆らえない権力者のように感じますが、会社から出たらただの人です。「この人がいばれるのは、ここだけなんだ」と思えば、上司への見方や受け止め方も変わっていくはずです。

上司にイライラしにくくする考え方を心がけよう

職場で上司にイライラすることは少なくありません。あまりにも酷い場合は仕事にも影響し、ストレスも溜まります。しかし、上司の性格や価値観を変えることはできません。少しでも穏やかに過ごすためには、自分の考え方を変えることが一番早いのです。

Jan著『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』では、心が楽になる考え方を著者の体験談とともにわかりやすく説明しています。考え方を変えてみるだけで気持ちが軽くなります。ぜひこの本を読んで、イライラを鎮めて穏やかな毎日を過ごしてください。

この記事は書籍『 多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。 』の関連コラムです。